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( kindle版あり )
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「「自分は許されざる者である」
――罪の意識と孤独から私を救ってくれたのは
親鸞の言葉だった!
五木寛之89歳、
これまでずっと封印してきた過酷な引き揚げの記憶と、
親鸞と共に歩んできた半世紀を語る。
半自伝的親鸞論。
● 敗戦後の引き揚げで起きた「許されざる事件」とは?
● ソ連兵のゴロツキ集団に「心を奪われた」出来事とは?
● 自暴自棄になった自分を救ってくれた「親鸞の言葉」とは?
●「隠れ念仏の里」で出会った温顔の親鸞像とは?
● マウイ島に降る「白い雪」と卒塔婆の正体とは?
● なぜ『教行信証』よりも『歎異抄』の方が大事なのか?
●「親鸞さま」と「蓮如さん」の大きな違いとは?
●「悪人正機」の思想をどう考えればいいのか?
●「自力」と「他力」が割り切れないのはなぜか?
● 親鸞が「弟子一人も持たず候」と言ったのはなぜか?
●「親鸞思想」と「ファシズム」は繋がっているのか?
● 親鸞は「理の人」なのか、「情の人」なのか?
● 親鸞はなぜ「おそろしく孤独な人」だったのか?
著者について
1932(昭和7)年、福岡県生れ。
1947年に北朝鮮より引き揚げ。
早稲田大学文学部ロシア文学科に学ぶ。
1966年「さらばモスクワ愚連隊」で小説現代新人賞、
1967年「蒼ざめた馬を見よ」で直木賞、
1976年『青春の門』で吉川英治文学賞を受賞。
著書は『朱鷺の墓』『戒厳令の夜』『風の王国』
『風に吹かれて』『親鸞』『大河の一滴』『他力』
『孤独のすすめ』『マサカの時代』など多数。
バック『かもめのジョナサン』など訳書もある。 」(内容)
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