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新型コロナウィルスの拡大懸念で連日 NY マーケットが下げているが、
アメリカで感染症対策を考えるうえでの
最大の問題は病院に行きたくとも行けない層が相当数存在すること。
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今後アメリカで感染が拡大したとしても
それらの層の感染者数は把握のしようがないから
対策は当然後手後手に回らざるをえない。
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医療保険対象外の国民が存在することを
アメリカ社会が疫学的見地から
許容できなくなる可能性がでてきたのだ。
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こうした情勢に、富裕層を含めてアメリカ国民が
心底危機感をいだくようになれば
国民皆保険を掲げるサンダース候補に神風が吹く。
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ほんの少し前には考えもおよばなかった
サンダース大統領、、、、というシナリオ
に俄然現実味が出てきた。
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冒頭に掲げたのは、
3月3日のスーパーチューズデイに関する
ロイターの記事。
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下は、最近のアメリカ社会の病巣を分析した
「格差と分断のアメリカ」。
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「 本書では、大統領の権限・政治のしくみ・社会・制度・宗教・移民・差別
・自由と暴力(銃の問題)・メディアなど、時事的なテーマからこの国を丁寧に読み解く。
そこからはアメリカの抱える根深い問題や大国の「論理」などが浮かび上がる。
アメリカという国を知り、そこで起こっていることを理解するうえで絶好の書 」
「 アメリカで何が起こっているのか?どこへ向かおうとしているのか ?
時事的なテーマからこの国を読み解く「決定版」。
著者について
西山隆行
1975年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。
甲南大学法学部教授を経て、現在は成蹊大学法学部教授。
専門は比較政治・アメリカ政治。
単著に『アメリカ政治入門』(東京大学出版会、2018年)、『アメリカ政治講義』(ちくま新書、2018年)、
『移民大国アメリカ』(ちくま新書、2016年)、『アメリカ政治』(三修社、2014年)、
『アメリカ型福祉国家と都市政治』(東京大学出版会、2008年)、
共編著に『アメリカの政治』(弘文堂、2019年)、『知的公共圏の復権の試み』(行路社、2016年)、
『マイノリティが変えるアメリカ政治』(NTT出版、2012年)など多数 」
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