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「 ★〈光害〉という言葉を
聞いたことがありますか?★
1807年にロンドンの街路に
最初のガス灯がともされて以来、
世界の夜は急速に明るくなっていきました。
人工灯は安全と便利さを与えてくれます。
しかしその反面、
それまで当たり前の存在だった星空を消し去り、
私たちの生活や健康、自然の生態系に
計り知れない影響を与え続けています。
明るくなった夜に苦しむ野生動物たち、
夜間勤務が癌を引き起こす危険性、
人工灯と夜間の安全の本当の関係、
新しい時代の照明のあり方、
夜を愛した文化人たち、
星空保護に奮闘する人々、
アメリカで一番暗い場所……
ネイチャーライティングの新鋭が
世界各地を訪ね歩き、
ますます深刻になる〈光害〉の現実をさぐります。
多くの人が忘れてしまった
豊穣なる夜の世界を再発見できる一冊です。
◆巻末エッセイ「夜を喪う」
――角幡唯介 」(内容)
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