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( kindle版あり )
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「 数々の予測を的中させた
現代最高の知性が明かす思考の極意
日本の読者のためだけに語り下ろした
完全日本語オリジナル
これから世界はどこへ向かうのか?
危機の時代を見通す真の思考法を
世界で初めて語りつくす。
コロナ禍の不確実な時代を生き抜くための知恵
が本書には満載されている。
全ての人に手にしてほしい。
――作家・元外務省主任分析官 佐藤優
なぜ人びとは社会が視えないのか。
トッド氏は社会の真実を突きつける。
知の行き詰まりを感じたら読みなさい。
――社会学者 橋爪大三郎
分野を越えて独特の思想を生み出し続ける秘訣とは。
現代の知性が語る、
思考の楽しさを伝える珠玉のガイド。
――経済学者 安田洋祐
【目次】
日本の皆さんへ
序章 思考の出発点
困難な時代/思考を可能にする土台/
なぜ哲学は役に立たないか/
混沌から法則を見いだす/
思考とは手仕事/
考えるのではなく、学ぶ/
能力はだれもが平等/思考のフレーム/
処理能力としての知性/
記憶力という知性/創造的知性/
機能不全に注目する
1 入力 脳をデータバンク化せよ
自分のなかに図書館をつくる/
研究者とは旅人である/
仕事にヒエラルキーはない/
趣味の読書、仕事の読書/
市民としての読書/
研究は楽しくなくてはいけない/
注に注目せよ/
分野横断的に読む/
カニ歩きの読書(二つの軸の交錯点、もう一つの補助線、
準備としての読書、 新たに学んだことを掘り下げる、
元のテーマに立ち返る、
隙間を埋める読書、着地点の見当をつける)/
結論づける勇気
2 対象 社会とは人間である
社会から覆いを取り去る/
社会を維持するための幻想/文学による探求/
精神分析による観察/合理主義と経験主義/
歴史に語らせる/すべては歴史である
3 創造 着想は事実から生まれる
「発見」とは何か/
データ蓄積から着想へ/
無意識での攪拌プロセス/
アイディアにどう向き合うか/
データの意味に気づく力/
「普通である」という異常/
思いつきをかたちにする/
アイディアを妨げるもの/
グループシンクの社会/
リサーチから発見へ/自分の発見に驚く/
予想外のデータを歓迎する/
自信がなければ何も生まれない/
誰かに評価してもらうこと
4 視点 ルーティンの外に出る
虚偽意識に囚われた人々/
現実を直視する条件/
英語で読む利点/
アウトサイダーであれ/
外の世界へと出る経験/
外在性のつくり方/
古典を読む意義/
比較という方法/
別の世界を想定する/
機能しすぎる知性はいけない/
別のかたちで刺激を与える
5 分析 現実をどう切り取るか
アナール学派の弱点/
社会を観察する目/
今現在から逃れること/
分析の時間的尺度/
過去から未来を考える/
歴史学、統計学との出会い/
歴史統計学の考え方/
データの背後には人がいる/
現実にはいくつもの描き方がある/
相関係数から読み解く/
機械のように検証する/
統計学的想像力
6 出力 書くことと話すこと
社会への発言/怒りに基づく介入/
書くことは苦手/友人を説得するように/
書きながら考えない/ディクテーションという方法/
章立てはチェックリスト
7 倫理 批判にどう対峙するか
学術界からの反感/思想というバイアス/
同調圧力に抗う/価値観ではなく知性の戦いを/
学者としての私、市民としての私/
研究結果に忠実であれ/フォーマット化される知性/
複数の自己/
最悪の事態を予期できないわけ/
批判を受けるという特権
8 未来 予測とは芸術的な行為である
ウイルスが明るみに出したもの/
家族構造との関係性/現実には服従せよ/
進行中の危機を思考する/
歴史という補助線/
ポスト・コロナを予測する/
思考から予測へ――三つのフェーズ/
芸術的行為としての予測
ブックガイド
著者について
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