老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

「バブルの頃」と「終戦の頃」~終戦の日に想う~

2010年08月15日 | 読書一般
それでも、日本人は「戦争」を選んだ
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私たちが若かった頃、

戦後20年とか、30年とか、

云われていた。

当時は、もとより、

20年という歳月について、

実感の持ちようもなく、

ただだた、「昔のこと」、と思っていたにすぎないが、

現在の時点、今の年齢、で振り返ってみると、

20年前といえば、

1990年、日本がバブル景気に沸いていた頃のことで、

実感として、それほど遠い昔のことではない、

というか、

「つい最近のこと」、という気すら、する。

ようするに、

終戦20年といわれていた頃、

私たちの親の世代が、

「太平洋戦争」について抱いていた、

時間的な距離感は、

今の私たちの世代が、

「バブルの頃」について抱くのと同じ、

至近距離のものだったのだ、

ということが、今になってみると分かるのだ。

あの頃、親たちの脳裏には、

空襲や玉音放送の記憶が、

ついこの間のことのように、

ありありと残っていたに違いない。

私たちの世代に、

バブルの頃の記憶が鮮明に残っているように。

ところで、バブルの崩壊を、

65年前の出来事になぞらえて、

「経済的敗戦」という人がいる。

バブルの頃は、

一握りの土地が、何億円もしていた。

一億総不動産屋といわれた、あの時期を、

経済的狂気の時代、と呼ぶならば、

「一億総玉砕」を叫んでいた、

65年前以前の状況は、

何と呼べばいいのか、

正直なところ、よく分からないが、

これら2つの歴史的出来事を考え合わせると、

一億人を超える人間が、

一度、ある方向に動き出すと、

いきつくところまで行かないと止まらない、

という日本人の国民体質は、

何一つ変わっていないのだ、

という気がしないでもない。

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