老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

歴史を変えた自然災害 ~ ポンペイから東日本大震災まで

2021年07月09日 | 災害 &  サバイバル術

「 東日本大震災の被災地を何度も訪れ、

調査を今も続けている気鋭の地震学者による

「次のための一冊」

人々が畑を作るのは、水を利用しやすい、

断層に沿って形成された川や泉の近くだ。

火山によって作られた傾斜地には

肥沃な土壌があり、

海岸線は漁業や交易に便利である。

だが、そうした土地はおそろしい

自然災害の危険を伴っている。

危険な自然現象は

地球の物理的な変化によってもたらされる、

避けられない現象である。

それが自然「災害」になるのは、

人間の構造物内あるいはその付近で発生して、

構造物が突然の変化に耐えられなかった場合だけだ。


【目次】

序章  アメリカから

ロサンゼルスがなくなる日

第1章 天から降り注いだ硫黄と火の粉

   ——ローマ帝国/ ポンペイ /79年

第2章 死者を葬り生存者に食べものを

   ——ポルトガル、リスボン、1755 年

第3章 最大の惨事

   ——アイスランド、1783 年

第4章 記憶に残らないこと

   ——アメリカ、カリフォルニア州、1861~62年

第5章 「震源」を探して

   ——日本、東京~横浜、1923 年

第6章 堤防が決壊するとき

   ——アメリカ、ミシシッピ州、1927 年

第7章 天の不調和

   ——中国、唐山、1976 年

第8章 国境なき災害

   ——インド洋、2004 年

第9章 失敗の検証

   ——アメリカ、ルイジアナ州、ニューオーリンズ、2005 年

第10章 災いを招く

   ——イタリア、ラクイラ、2009 年

第11章 不運の列島

   ——日本、東北地方、2011 年

第12章 計画的な防災・減災

   ——アメリカ、カリフォルニア州、ロサンゼルス、未来

謝辞
原注および参考文献


【著者】

ルーシー・ジョーンズ(Dr. Lucy Jones)

1955 年生まれ。地震学者。

33 年にわたり米地質調査所の研究員を務め、

近年はリスク低減のための科学顧問として活動。

カリフォルニア工科大学助教。

ブラウン大学で中国語・文学の学士号、

マサチューセッツ工科大学で

地球物理学の博士号を取得。

カリフォルニア州南部在住。

災害リスクと公共サービスについて

複数の賞を受賞している。      」(内容)

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