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今朝、ラジオ日経を聴いていたら
ドイツ証券の元副会長の
武者陵司さんが
興味深い話をされていた。
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武者さんによると、
米国の足元の高インフレと
それを抑えようとする
FRB の金融引締め政策で
米国株式市場は下落しているが、
そう悲観する必要はない。
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原油や穀物はすでに
ピークアウトしているし、
残る労働賃金についても、
そもそも労働賃金の上昇というのは
個人所得の増加要因なのだから
たとえ高騰が続いたとしても
個人消費が今後も堅調に推移する
ことを意味するわけで
恐れるほどのことはない。
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FRB が真に恐れているのは
インフレの長期継続を意味する
米国の10年~30年の
長期金利の本格的な上昇だが、
( → 長期金利が上昇すると
企業の設備投資や住宅建設に影響し、
本格的な不況になる )
今のところその兆しはない
( → FRB のタカ派転換により
上げているのは2年債など短中期金利だけ )
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以上を総合すると、
米国株式市場の今回の下落は
インフレの落着きとともに
早晩解消され、
米国市場につれ安した
日本の株式市場も上昇に転じる。
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特に、日本の株式市場は
円安のメリットを
まだまだ織り込んでいないところから
上昇余地は大きい、、、
とのこと。
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冒頭に掲げたのは、
その武者陵司さんの
「日経平均は4万円になる!」だが、
日経平均が4万円になる
かどうかはともかく
(ジャクソンホールにおける
パウエル発言以降)
総悲観が支配している
現下の情勢において
傾聴に値する意見といえる。
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以下は、武者さんの
「日経平均は4万円になる!」
とその内容紹介。
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( kindle版あり )
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「 日経平均は3万円弱をうろうろした
「もみ合い相場」が続いていますが、
米中貿易摩擦と世界的な半導体不足によって、
製造業の地図が
大きく変わる兆しが出ています。
それは長らくデフレが続いた日本にとって
プラス材料であり、
株価は世界の中でも著しく騰がるのではないか――
1989年12月のバブル最高値3万8915円を抜く
「バブル超え」の狼煙はいつか、
そしてその理由とは ?
著名ストラテジストがわかりやすく語り下ろします。 」(内容)
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( kindle版あり )
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