◇
冒頭の写真は、高瀬川沿いの
立誠小学校跡地に建つ
角倉了以翁顕彰碑。
◇
下は、高瀬川を開削した
角倉了以・素庵父子の生涯を描いた長編小説、
「曳舟の道: 京の豪商、角倉了以・素庵物語」 。
◇
曳舟の道: 京の豪商、角倉了以・素庵物語 | |
クリエーター情報なし | |
幻冬舎ルネッサンス |
◇
「 秀吉の朝鮮出兵が始まった頃のこと。
京の一商人・角倉了以は朱印船貿易を終えた帰途、
備前・吉井川で人生を変える出来事に遭遇した。
了以は、舟子が
「ほ~いほい、ほ~いほい」と掛け声を上げながら、
上流へ舟をひっぱり上げる光景を目撃したのだ。
かねてより了以は山城の北西部、
大堰川・保津川に水運を開けば
人々のためになると考えていて、
その方法がわからず悩んでいたが、
奇しくもこの光景がその方法そのものだった。
しかし戦国の世はまだ収まらず、
了以の思いは子の素庵を巻き込み家業もなげうった末、
ようやく十三年後に達成される。
さらに父子は富士川や高瀬川開削舟運にも着手すると、
豪商へとまっしぐらに進んでいく――。
「京都の水運の父」として歴史に名を残すことになった、
父と子の生きざまを描く歴史長編 」(内容)
◇
◇