最近では、かねてからやってみたかった、草生栽培を少しずつ実践しています。
土を裸にしておくと、大切な微生物や小動物の住処がなくなってしまい、土にとっては苦しいことなのかな、とずっと思っておりまして。
微生物を守るためにも、なるべく草を生やしておくことにしました。
草は水分を保持してくれるし、夏の直射日光による急な温度の上昇も和らぎ、冬になれば、微生物の活動で地温も上がります。
原っぱの土を踏みしめるとフカフカしていますけど、あれは微生物や小動物が土の中で動き回って、自然に土がほぐれているからですね。これを自然耕とか菌耕とか言うんですが、植物は微生物の住処を提供するし、微生物は植物が成長しやすい土壌を作るし、両者は共生しているわけです。
自然界では長い年月をかけて、植物と微生物の共生関係が出来上がるのですけど、畑で長い年月はかけられないので、そこはいろいろ頭を使って、体を動かして頑張っています。
とは言ってもすべての作物を不耕起、草生栽培にはしていなくて、やはり必要かな、と思う作物は浅く耕したりしています。
一応、商売でお客さんもいるので、野菜ができませんでした・・・、では済まない部分もありますから。