マルチフィルムの貼り方
①畑の準備
栽培予定の植物に合わせて、堆肥や肥料を施しておきます。
畑はよく耕し、整地しますと、作業が楽になります。
できれば、降雨後など畑が湿っているときに、作業したほうが、後々の植物の育成に、良い影響があります。
②道具を用意

写真の左から、平鍬、三角鍬、マルチフィルム、さくり縄、です。このほか、スケールも用意します。
重くて掘削に向く平鍬は、土に溝を掘ります。
軽い三角鍬は、土を寄せる時に使います。
マルチフィルムには沢山の種類があるので、用途に合わせて選びます。
マルチ全体に言える効果は、土の温度を上げたり、抑えたりします。土壌の水分を保持し、乾燥を防ぎます。泥はねによって引き起こされる病気を防ぎます。紙マルチやフィルムマルチは、雨による肥料成分の流出を防ぎます。野草の成長を妨げます。
マルチの種類
【いな藁マルチ、麦わらマルチ】
通気性が高く、土の温度が低い時は上げて、高い時は温度上昇を抑える効果があります。栽培が終わった後、そのまま土にすき込んで、土の養分となります。ただ、草が藁の隙間から生えてくるので、結構手間がかかります。
【紙マルチ】
紙でできているため、栽培終了後に、そのまま土にすき込むことで、土が分解してくれます。
地温を適度に上昇させて、草も抑えてくれるので使い勝手がいいです。
ただ、ホームセンターや園芸店でもなかなか手に入りにくく、値段もかなり高いです。
【透明フィルムマルチ】
マルチの中で、地温を上昇させる効果が最も高いです。気温の低い時期に使うのが効果的です。
夏には、野草の種や虫を、高熱で死滅させる効果もあります。
地温が上がりすぎるので、夏の栽培には注意が必要です。
【黒フィルムマルチ】
もっとも汎用性が高いマルチです。迷ったらこれを使うとよいです。
程よく地温を上げるので、夏野菜などにも使いやすいです。
値段が安価です。
【緑フィルムマルチ】
透明マルチと黒マルチの中間で、透明マルチ程地温が上がらず、黒マルチより地温が上がるのだそうです。
私は使ったことありません。
【シルバーフィルムマルチ】
表面が銀色で、太陽光を良く反射します。そのため、反射光を嫌うアブラムシやアザミウマを忌避する効果があります。
夏などには、土に対して地温を抑制する効果があります。
ソラマメなど、アブラムシが付きやすい野菜に、効果的なのではないでしょうか。
少し割高のお値段です。まぶしいので近くで作業中はサングラスをつけることをお勧めします。
フィルムの大きさは、作物の種類や畑の大きさなどに合わせます。
さくり縄は木の枝にシュロ縄をまきつけたものです。売っているものではないので自作します。
なるべく、太い枝と縄にすると、巻き取るときに楽です。
③測量してさくり縄を張ります。鍬を使って溝を付け畝を立てます。
※畝(うね)とは、野菜を栽培するための土俵です。
栽培する野菜の草丈に気を付け、スケールで測量をし、さくり縄を張ります。

夏の果野菜だと、野菜の列と列の間を150センチくらいあけるといいでしょう。

幅90マルチを使い、量端を15センチほど土をかぶせて固定するので、上の写真のように畝幅60センチの畝を立てます。
畝を立てるときは平鍬を使うと楽にできます。
④マルチフィルムを布きます。

マルチを畝の上に転がして、布いていきます。
布いたそばから、土をかぶせて、フィルムを固定します。
⑤フィルムを固定します。

フィルムを布きおわったら、量端を踏みつけて固定します。

さらに、踏みつけたところへ、三角鍬を使って、土をかぶせていきます。
これだけやれば、台風が来ても、フィルムがはがれることはありません。
⑥植え付け~栽培終了
後は野菜の草丈に合わせて植え付けてください。
畝と畝の間は草が生えるので、鍬でひっかいてあげるとよいです。
夏野菜など、栽培期間が長く肥料が必要なものは、マルチの端っこにぼかしなどまいててあげるといいです。
栽培終了後、ビニール素材のものは、できるだけ早めに片づけましょう。長期間(1年くらい)マルチを張り続けると、ビニールが劣化し、すぐに破れてしまい、片づけは重労働になってしまいます。
①畑の準備
栽培予定の植物に合わせて、堆肥や肥料を施しておきます。
畑はよく耕し、整地しますと、作業が楽になります。
できれば、降雨後など畑が湿っているときに、作業したほうが、後々の植物の育成に、良い影響があります。
②道具を用意

写真の左から、平鍬、三角鍬、マルチフィルム、さくり縄、です。このほか、スケールも用意します。
重くて掘削に向く平鍬は、土に溝を掘ります。
軽い三角鍬は、土を寄せる時に使います。
マルチフィルムには沢山の種類があるので、用途に合わせて選びます。
マルチ全体に言える効果は、土の温度を上げたり、抑えたりします。土壌の水分を保持し、乾燥を防ぎます。泥はねによって引き起こされる病気を防ぎます。紙マルチやフィルムマルチは、雨による肥料成分の流出を防ぎます。野草の成長を妨げます。
マルチの種類
【いな藁マルチ、麦わらマルチ】
通気性が高く、土の温度が低い時は上げて、高い時は温度上昇を抑える効果があります。栽培が終わった後、そのまま土にすき込んで、土の養分となります。ただ、草が藁の隙間から生えてくるので、結構手間がかかります。
【紙マルチ】
紙でできているため、栽培終了後に、そのまま土にすき込むことで、土が分解してくれます。
地温を適度に上昇させて、草も抑えてくれるので使い勝手がいいです。
ただ、ホームセンターや園芸店でもなかなか手に入りにくく、値段もかなり高いです。
【透明フィルムマルチ】
マルチの中で、地温を上昇させる効果が最も高いです。気温の低い時期に使うのが効果的です。
夏には、野草の種や虫を、高熱で死滅させる効果もあります。
地温が上がりすぎるので、夏の栽培には注意が必要です。
【黒フィルムマルチ】
もっとも汎用性が高いマルチです。迷ったらこれを使うとよいです。
程よく地温を上げるので、夏野菜などにも使いやすいです。
値段が安価です。
【緑フィルムマルチ】
透明マルチと黒マルチの中間で、透明マルチ程地温が上がらず、黒マルチより地温が上がるのだそうです。
私は使ったことありません。
【シルバーフィルムマルチ】
表面が銀色で、太陽光を良く反射します。そのため、反射光を嫌うアブラムシやアザミウマを忌避する効果があります。
夏などには、土に対して地温を抑制する効果があります。
ソラマメなど、アブラムシが付きやすい野菜に、効果的なのではないでしょうか。
少し割高のお値段です。まぶしいので近くで作業中はサングラスをつけることをお勧めします。
フィルムの大きさは、作物の種類や畑の大きさなどに合わせます。
さくり縄は木の枝にシュロ縄をまきつけたものです。売っているものではないので自作します。
なるべく、太い枝と縄にすると、巻き取るときに楽です。
③測量してさくり縄を張ります。鍬を使って溝を付け畝を立てます。
※畝(うね)とは、野菜を栽培するための土俵です。
栽培する野菜の草丈に気を付け、スケールで測量をし、さくり縄を張ります。

夏の果野菜だと、野菜の列と列の間を150センチくらいあけるといいでしょう。

幅90マルチを使い、量端を15センチほど土をかぶせて固定するので、上の写真のように畝幅60センチの畝を立てます。
畝を立てるときは平鍬を使うと楽にできます。
④マルチフィルムを布きます。

マルチを畝の上に転がして、布いていきます。
布いたそばから、土をかぶせて、フィルムを固定します。
⑤フィルムを固定します。

フィルムを布きおわったら、量端を踏みつけて固定します。

さらに、踏みつけたところへ、三角鍬を使って、土をかぶせていきます。
これだけやれば、台風が来ても、フィルムがはがれることはありません。
⑥植え付け~栽培終了
後は野菜の草丈に合わせて植え付けてください。
畝と畝の間は草が生えるので、鍬でひっかいてあげるとよいです。
夏野菜など、栽培期間が長く肥料が必要なものは、マルチの端っこにぼかしなどまいててあげるといいです。
栽培終了後、ビニール素材のものは、できるだけ早めに片づけましょう。長期間(1年くらい)マルチを張り続けると、ビニールが劣化し、すぐに破れてしまい、片づけは重労働になってしまいます。