あの阪神・淡路大震災から今日1月17日で、
発生から丸18年を迎えるが。
被災地では震災後、増え続けてきた人口が初めて減少に転じた。
災害援護資金の未返済額は183億円に上り、
復興住宅の高齢化率は50%に迫るなど、
自立に向けた格差はますます拡大しているようです。
一方、
東日本大震災の被災地では
多くのボランティアが息の長い支援を続け、
阪神・淡路で生まれた「共助」の精神が
広がりと深まりを見せているのだが
コチラも遅々として復旧・復興は進んでいない。
兵庫県によると、被災した12市の人口は震災で約15万人減少。
2001年には震災前を上回り、その後も増加していたが、
昨年末、初めてわずかに減少した。
伸び率の格差も顕著。
西宮、宝塚、芦屋、川西の阪神間4市は震災前の1割増だが、
淡路3市は震災前の8割台、
尼崎市も9割にとどまっている。
神戸市も初めて減少に転じ。
西区で2割増える一方、
被害の大きかった長田区は震災前の7割台、
兵庫区も9割で足踏みしている。
災害援護資金(最大350万円)の未返済者は約1.2千人、
6割が60歳以上。
復興住宅の高齢化率は48%で過去最高になった。
兵庫県は見守り体制を強化し、
住民の絆づくりに取り組むという。
被災地で唯一いまも継続している
JR新長田駅南地区の再開発は、事業完了を2年延長。
県と神戸市が検討する借り上げ復興住宅の入居延長は??
まだまだ復興しているとは言いがたい。
阪神・淡路大震災で亡くなられた6434人の方
並びにご遺族の方に心よりご冥福を申上げます。