旧暦の七夕は
梅雨の真っ最中で、
めったに晴れてはくれません、
その上、
七夕の星たちはまだ東の空低く
あまり見やすい位置ではありません。
こんな不適切な時期に、
なぜ?
わざわざ 星祭りを行うようになったのか?
実はこれ、
明治六年に行われた改革の所為なんですよねっ。
古来、七夕は旧暦で行われていたわけですが、
旧暦は立春の頃を正月としています。
新暦を使うようになって年初が一ヶ月ほど早まり
日付がその分だけずれてしまいました。
旧暦の7月7日は、
新暦では8月12日ごろを中心とした
夏休み期間中のど真ん中辺りになります。
この頃なら暑い盛りで、
天候もよく、
そして七夕の星たちも、
ちゃんと見ごろの位置に昇って来るんです。