現代の中国で、
七夕の時期になると
各地で盛んに演じられている
「天河配(てんがはい)」という民間戯曲では、
貧しい牛郎が、
水浴びをしていた天女の羽衣を隠して
妻にするという物語です。
その後二人の子供にも恵まれたのですが、
ある日、
天女が西王母(さいおうぼ)という女神に見つかって
天に連れ去られてしまいます。
牛郎は牛の力を借りて天に昇って追いかけるのですが、
アト一歩と言うところで西王母が
後ろ手にかんざしで天空に線を引くと・・
そこから水が蕩蕩と溢れ出し、
それが天の川になって二人を隔ててしまいます。
そして、
毎年7月7日の夜だけ、
親子が川を渡って会うことが許されるのです。