セレンディピティ日記

読んでいる本、見たドラマなどからちょっと脱線して思いついたことを記録します。

ゾロアスター教とアトピー

2014-07-06 21:49:05 | Weblog

ずいぶん長い間書いていなかったのは、とくに書きたいことがなかったからだが、その他の理由としては、本を自炊つまりスキャナーでPDF化することに時間を取られていることと、アトピーがひどくなって気分も体調も良くないこともある。

それでは、自炊から一つ書く。その前に自炊自体についての変化についての報告をすると、今は縦書きの本はほぼ全て最後の方からスキャンしている。最初の方からスキャンすると読む時に読み進む行の方向とページをめくる方向が逆となる。また見開きで図や表があると左右が逆となる。それでも今までずっと千冊以上の縦書き本を最初からスキャンしてきたのは最初からが自然だという観念と後ろからスキャンすると読む時に最後まで戻らなければならないのは面倒ではという思い込みであった。最初は見開きの絵と写真が多い雑誌のみ後ろからスキャンしていたが、 iPadのiBooks画面の下のページ操作で簡単にスキャン文書の最終ページである本自体の最初のページに移れることがわかったので全て縦書き本は後ろからスキャンすることにした。この場合でも表紙は最初にスキャンする。これはiBooksの「コレクション」の表示用のため。以前にスキャンした縦書き文書はそのままだけどPDF編集ソフトには並び順を逆転する機能があっても良さそうだが僕は知らない。それから横文字の本と日本語でも横書きの本は当然前からスキャンだよ。

さて自炊やっていて気がついた話。僕のところにはコンビニで買った400円から1000円ぐらいまでのいわゆるコンビニ本が100冊ぐらいあった。あったというのはその大半はPDF化して現物の本としてはもう存在しないからだ。この前その中の『死後の世界を巡る!地獄冥界巡礼』(学研)をスキャンしていたら、「ゾロアスター教では、近親婚が称賛されるべきもので、それを実行しないと死後に最高天に行けない」との記述であった。ゾロアスター教は拝火教とも呼ばれ火の崇拝と善悪二神論で有名で古代イランでは国教であったがイスラム教に押されて現在ではイランとインドに少数しか信者がいない。ちなみに今月の日本経済新聞の「私の履歴書」はインドのタタ・グループ名誉会長のラタン・タタ氏だが、タタ一族はゾロアスター教徒である。

さて近親婚は世界中でほぼタブーとなっている。ホホウと思ったが、ふとタブーでないもうひとつの事例を思い出した。日本の奈良時代以前の皇室である。これが近親婚が多かった。例えば天智天皇と天武天皇は兄弟のはずだが、天智天皇の娘が二人も天武天皇の妃になっている。もっとも生年の記述の矛盾つまりある記録では弟の天武天皇のほうが年上になってしまうことから本当は兄弟ではないとの疑義もあるけどそれは少数意見。この天武天皇以外でも近親婚は普通であった。ところが僕が以前読んだ記憶では「近親婚は皇室のみの習慣で、庶民にはその習慣はなかった」と書いてあった。その民族の王の習俗が民族一般と違う。征服王朝だとありえるが征服王朝の形跡がない。もっと昔だと征服王朝の可能性もあるが白鳳時代の百年二百年以内にはない。それに近隣の朝鮮半島とか中国ではより近親婚の禁忌が強いので征服王朝の習俗ではあり得ない。

そこで思い出すのは松本清張に『火の路』という小説がある。昔読んだ。また栗原小巻主演のテレビドラマを見た。確かその小説では飛鳥の石造遺跡は斉明天皇が造らせたゾロアスター教の施設となっていたと思う。ここにつながったような気がする。なぜ一般にはない近親婚が古代の皇室で一般的だったのか。

次はアトピー絡みでの話し。思えばアトピーとは成人してからの記憶ではずっとつきまとわれている。つまり勤めている期間もずっとだ。2~3年ごとに顔の皮膚がボロボロとむけることがある。今もむけている最中だが。僕はこれを脱皮と呼んでいた。皮がむけることによって若々しく肌が出てくることを期待してだが。でもこうも考えた、細胞が分裂して再生する回数が一定ならば早く老化する可能性もある。どちらか、それとも中立かな。一応法令線が気になりかけているが大概の人は僕を60代とは思わずに40代に見えるらしいから脱皮効果もあるのかな。でもアトピーがひどい時期は体力も使うのでグッタリして年相応に見えるらしく揶揄されることもある。ああ、こんな自慢とも卑下ともつかない話は横におこう。

僕は数年前から漢方医に通っている。かかり始めた時はひどかったがかかり始めると治まってきた。漢方薬が効いたのか、単なる周期で治まったのかははっきりしない。何年かするうちに完治もしないし季節によってか症状も出てくるので、いつもの漢方薬の飲み薬の他にステロイド剤の塗り薬が処方された。僕はそれを塗ってもみた。また頭皮に一貫して炎症があるのでテレビで宣伝していた頭皮への塗り薬も買って塗ってみた。これもステロイド剤だ。でもこれがいけなかった。僕にはステロイド剤は効かないのだ。これをよく知っているはずなのにまた塗ってしまった。40年近くの時間の中でアトピー治療に医者にかかった時期が何度もある。その度にステロイド剤がで来るのだが全く効かなくて悪化の懸念もあった。今の漢方医にかかったのもステロイドを使わないためだったのに。「ステロイドは効かない」これはわかっているはずなのに数年たつとまた新たな医者のもとでその場の成り行きで医者の処方するステロイド剤を使ってしまう。どっかで見たような風景だと考えてみればバルブがはじけて散々こりたはずの経済人が何年か経って次の世代になってくると今度は違うと言い始めてバブルに突入して行くことだ。そうした経済人を愚かな奴らと馬鹿にしていたが、同じようなことを自分もやっていたわけだ。これは人間の業なのかな。

今では僕には効かないステロイドだが実はすごく効いた時があった。まだ学生のころ耳がただれたところ、そのころ副腎皮質ホルモンと呼ばれていたステロイドを塗ったところ翌日ただれたところのカサブタがスルリとおちてキレイな皮膚が出てきた。こんなよく効く薬があるものかと驚いた。それから何年かして就職した後だけど、職場の近くの薬局で副腎皮質ホルモン剤はないのかと聞いたところ、主人はあれは副作用があるから良くない旨のことをいっていた。そのころから副作用が問題になっていたのだね。

ところで最近アトピーについて1冊の本にであった。Kindleの電子図書だけど、アトピーのために捜して見つけたのではない。実は陽明学関係でなにかないかとAmazonのKindle本を「陽明学」で検索していたら、竹本重友氏の『心が楽になる26の言葉』という本があった。これは王陽明の言葉についての本。早速購入してみると竹本氏は同じKindleの電子本で『アトピーが消えた!!』という本を出していることがわかった。もちろんすぐに購入したよ。

竹本氏は鍼灸師だから当然東洋医学陣営の人。だからステロイドには批判的。もちろん僕の漢方医みたいにステロイド剤を適宜利用する東洋医学(漢方)の人もいるけど。さて竹本氏は「アトピーは体内をキレイにするための浄化反応」という。もちろんアトピーのない人は体内がキタナイ人というわけではない。アトピーのない健康な人はもともと体内に毒素のない人か別の方法でうまく排出している人だろう。だから竹本氏はアトピーを「緊急的措置」という。だからもし僕がアトピーが出なかったら他の病気で死んでいたかなとも思う。癌とか糖尿病とか痛風とか、外見からすぐにわからないけどいろんな病気になってしまう市職員は多いなあ。僕のアトピーは顔の皮むけや激しいフケなどで目立つけど死ぬよりはマシなのかなあ。

ところでステロイドに戻るけど、ステロイドというのは日中戦争の時の「一撃論」に似ているな。盧溝橋事件が発生した時に陸軍上層部では不拡大論と一撃論に分かれた。もちろん対ソ戦争にも備えなければならないのでズルズルと対中戦争に入り込むのは誰も良くないと考えている。そこで出てきたのは交渉によって紛争を収めようとする不拡大論と、ここは懲らしめのため中国軍に一撃をくわえて抑え込もうという一撃論だ。まあ結論から言うと不拡大論にしても日本がそれまでに中国大陸で得てきた利権を手放さないことを前提とするならば交渉しても一時的休戦にしかならず火種は常に残る。参謀本部の石原作戦部長や日本政府は満州国を認めてくれたら他の中国本土から撤兵しても良いと考えていたらしいが他の陸軍幹部も中国側もそれでは納得しないだろう。 それにもはや日本には国論をまとめ従わせるリーダーはいなくなっている。一撃論は圧倒的に強い日本軍が一撃を加えれば中国は恐れおののいて従わざるをえないというもの。これまでの経験から日本軍は10倍の中国軍に匹敵するという確信のなせるわざだ。でもそれが希望的観測にすぎないことがこの直後の第二次上海事変であきらかとなる。

ステロイドが一撃論に似ているというは、若い人で初めてアトピーの治療を受けた場合ステロイド剤の塗布でたちまちアトピーが治るという事例が多いためだ。だからステロイド剤は効かない事例が多いうえに副作用が強いとわかっていても医者はとりあえずステロイド剤を処方する。だから僕みたいに治らないので医者をやめてまた数年して別の医者に行くと再びステロイド剤を投与されることになる。今の漢方医の場合、アトピーで漢方医に来る人は西洋医学で治らない人つまりステロイド剤が効かない人なので、はじめは当然漢方薬の処方のみでステロイド剤を使わなかった。ところが長い治療しても症状が改善しなのでつい効くかもしれないとステロイド剤を処方してしまったのだ。僕もその時ステロイド剤は効きませんと言えばいいのだが、ひょっとしたら今度はと思ってしまって塗ってしまったのだ。状況を精査しないで誤って一撃論を用いてしまったのだ。

ところで竹本氏のアトピー感はオーストリア学派の不況感にも通ずる。アトピーは体内浄化の緊急措置でそれをステロイド剤で排出口を無理やり塞ぐと体内が浄化されずに結局は悪化するというもの。オーストリア経済学では不況は非効率な企業を淘汰する浄化作用で、それによって社会は再生して発展するというもの。財政政策や金融政策で不況対策を行うとゾンビ企業を温存させかえって不況が長引く。アメリカの大恐慌も政府が対策を怠ったから大恐慌になったのではなく、不況対策を行ったから恐慌が長引いた。現にその前の恐慌では本当に政府は何の対策をしなかったのですぐに経済はV字回復した。

ケインズ的公共投資も良く効果があった時があるかもしれないけど、最近の経験では成果はほとんど現れず国債残高が増える一方だ。本来なら景気が良くなって税収が増えて国債は償還されて国債残高が増えることはなのだが。公共投資は景気対策に効果がないということで第二次安倍内閣の前までは公共事業が抑制されてきたが、今は国債を日銀がみんな買うからどんどん発行して公共事業をしようという。土建業者は安倍内閣ができて「日本を取り戻した」と喜んでいる。あのね、僕にステロイド剤が効かないように、今の日本にはケインズ政策は効かない。え!今建設業界は景気がいいって?サラ金で借りてきた金で豪遊しているのを景気がいいと言うのか。


近況について

2014-03-21 21:16:47 | Weblog

毎年今頃の時期に書いていた確定申告とか、この間まで時々書いていた本の自炊の話など身辺のことを最近書いていない。そこで今日書こうと思う。ちょうど自炊関係で個人的だが感慨深いことが起きたからね。

その前に今日昼食でバーミヤンに行った時、テーブルにサービス(or宣伝)で置いてある読売新聞の「シカゴから」と言うコラムで中村祐輔シカゴ大教授が、STAP細胞について「私も論文を読み、がん細胞との関連に興味がわきました」と書いていた。僕は「おお!」と思った。知ってのように僕は先日ここで「ガン細胞も万能細胞も初めは同じものかもしれない」と書いていたものね。もちろん僕は『Nature』の論文を読んでいない。と言うより読めない。報道でもがん細胞云々とまでの解説はなかったと思う。自然発生性については書き出す前から念頭にあったがガン細胞については書いているうちに浮かんできたもの。僕の文はまるっきり素人の当てずっぽうの論議だけど、こうなると、このがん細胞については小保方さんもあっている気がしてきた。と言うのは僕には「ふと思いついたことは実現する」という法則みたいなものがあるからだ。無理に起こそうとしても起こらないが、ふと思うとそのことは起こるのだ。僕がそううまくもないのに麻雀をやり続けるのは、面白いからが第一だけど、稀に積もる前にふと「積もった」と無意識に声が出てしまうと、かならず積り上がりするからだ。その経験を確かめたいために麻雀を続けている面もある。

さて今日の本題、まず確定申告。これは国税庁のサイトを利用してパソコンで作成してプリンターで印刷して税務署に3月12日に持って行った。去年も自分のパソコンの都合で作成に苦労したが、今年も作成途中でコンピューターの長い中断があり去年以上に手間がかかった。去年はパソコン画面に現れていた指示に従えば解決したが、今年は「nta.go.jpは、長時間のスクリプトが原因で応答しません。」の表示が画面下に出て、これはただ待つのみ。あまり動かないのが長いので初めからやり直すこともしばしばで2~3日かかった。初めは申告期限まぢかで国税庁のコンピューターも混んでいるのかと解釈したが、今ではこちらのパソコンのほうの問題かもしれないと思っている。

ところで今年も所得税は5万円以上還付になる。株と投資信託に源泉徴収と配当控除があるからだ。つまり配当所得のある人は他に所得があっても税金が戻ってくるか安くなるということだ。これは資産家のトリクルダウンを準プロレタリアートの僕が受けていることか。

ただ所得自体は増えているので住民税はかなり収めることになりそうだ。投資信託は「アジア好配当」が25倍の配当月が昨年前半に2回あってそれが大きい。これは新規の出資者との条件の調整のため利益を従来の持ち主に配分したのだろう。逆にブラジルボンドは月々の単位の配当が120円から90円に減ったので今は月々の生活がきつくなっている。ブラジル経済はあまり良くないのだろう。

それから今年の確定申告では母親は被扶養者でなくなった。昨年は後半はともかく前半は分配金が利益からの分配金だったので所得オーバーとなり扶養家族にはならなかった。利益の配分の分配金と元金の切り崩しの特別分配金の割合で母の総所得が年ごとに違う。だから僕には同居老親の扶養控除と母親に医療費分の医療費控除がなくなった。所得税は大部分の源泉税が還付となるけど住民税はかなりの負担になりそう。それは税率が所得税では5%なのに住民税は10%と住民税の方が高い。それなのに配当の源泉税が所得税は多く住民税が少ないのに配当控除は逆になっている。共済年金は所得税が源泉徴収されているが住民税ではされていないので還るものがないどころか課税所得が増える。基礎控除始め主な控除は所得税のほうが大きい。こんなわけで住民税と所得税の関係が不整合なので6月に収める住民税がかなり大きくなると予想される。なお国民健康保険料も大きい金額が予想されるね。

ところで僕はいつも還付申告では年が明けたら確定申告期間以前にも申告できると言っているのに、確定申告期間のそれも終わり近くになぜ申告したのだという疑問が出てくるかもしれない。まあそんな質問が出てくるはずもないけど、説明しよう。それは変額個人年金保険の受け取り金の扱いがわからなかったからだ。去年の2月受け取った。2009年4月に200万円支払って運用により220万円以上なったら解約するというもの。去年の2月に2,162,887円受け取った。220万円でないのは国税と地方税が引かれているから。手元に残っている「お支払のご案内」には確定申告について指示が書いていないので迷っていたわけだ。でも結局は預金利子と同じで税務関係は源泉徴収で終了しており確定申告はできないらしい。

さて自炊について話そう。実はこのところ自炊はしていなかった。それはスキャナーの調子が悪かったのだ。カラー図の多い本をスキャンしていたらスキャナーの動きがおかしくなり字や図が変になったりして挙句に紙づまりした。いろいろやってみてあるローラーを拭くと一時的に回復するが、しばらくするとまたおかしくなる。定期的に取り替えるローラーではないので裏側がどうなっているのかわからない。なにか裏側でくっ付いている歯車との組み合わせに問題があるのか?スキャナーを分解しようにもネジは全く見当たらないのでどうしようもない。そんなわけでここのところ何週間もスキャナーができないでいた。正確には数冊はローラー拭きと繰り返しスキャンと使えるページの貼り合わせでPDF化したがすごい手間で出来上がりも満足できない。とうとう新しいスキャナーを買おうかと考えたが同じ機種を買うのはバカバカしいが新型はまだでていない。修理に出すことは時間がかかるうえにアルコール入ウエットティッシュを使って拭くというマニュアルに書いていないことをやっているので修理に出すのがはばかられた。

ところが、である。昨日ローラーを外すのに成功した。内部と歯車かなにかでは繋がっていなかった。ローラーと支える部分を清掃したら正常に動き始めた。腕時計の電池交換用具を使ってローラーを外したのだが、多少力を入れて外しても大丈夫なことが分かったのでいつでも外せる。また差し込みも定位置で力を込めれば元に戻る。不具合の原因は汚れのためローラーがうまく回転しなくなることだとわかった。

こうして直ってしまうと1時間前の悩みが嘘のように思える。物事の解決策は突然現れ、そしてその瞬間世界は変わってしまうのだね。昨日の昼までは今日僕が午前中懸案の数冊をスキャナーにかけてiPadに取り込むことができたなんて想像できなかった。重要な変化はあらかじめ計画と予測はできない。これを改めて痛感した。でも世の中には世界を計画的に変えることができて計画することが大事だという人が多い。役所でも「○○を決めてくれないと計画が立てられない」って人が多いね。僕はその時点での計画のメリットがわからないし、不確定要素が多いからその時点で計画を立てるべきではないと思うけど。計画派が役人には多いし評価もされるかな。でも住民の役に立つのは計画主義者ではない。


ブログに戯言かな?それと新しいiPad

2013-11-07 20:19:45 | Weblog

10月末に株が大暴落すると僕は予言したけど外れてしまって、今はちょうど韓流歴史ドラマ『ホジュン宮廷医官への道』(BS日テレ16:00)の昨日放送分のホジュンの気分。昨日のホジュンは王様の寵姫の弟の口の曲がった病気を王様の前で5日で治すと言って、王様から「宮廷に戯言なし」と言われた。ようするに冗談だったでは済まされず必ず必ず責任を取らされるということ。かくて5日目の刻限がきてホジュンは手首を切り落とされようとする。まあ僕もそんな気分。

口の曲がる病気は普通の医者でも3・4日で治せること。でもホジュンはこの弟の場合はその裏に真の原因の胃癌があると診断した。それを王様に伝えて胃癌を含めて5日で治すと言ったのだ。他の医官たちは驚愕した。胃癌は死病と考えられて治療法はないと思われていたからだ。無論当時では外科手術はない。あれ?三国志演義に華佗が曹操に頭骸骨に穴を開けて手術すると言って殺されたことが書いてあったけ?三国時代は3世紀ごろだけど三国志演義はフィクションが多いから当てにできないといえるが、三国志演義が成立したのは明代だと思うから外科手術の概念はホジュンの時代の東アジアにも存在していたのかな?でもとにかく胃癌の手術は当時ではない。治療法は薬剤(もちろん漢方)か針か灸。ちなみに僕はアトピーのため漢方医院に通っているがそこでは針や灸はない。鍼灸がないと漢方治療としては不完全な気がするが、医師免許を持つ者は鍼灸ができず、鍼灸をできるものは医師免許がないから薬剤を処方できないということか。

話は戻って、約束の5日の期限は間近なのに口は治らない上に吐血までして症状は重くなる。助手の医女たちはとりあえず口だけ治してそのあと胃癌治療をしてはと言うが、ホジュンは胃癌の治療を後回しにはできないと拒否する。ホジュンの意見では吐血は胃の中の腫瘍が剥がれ落ちている徴候なのだ。でも期限が来てしまいホジュンは押し切りみたいな物に手をのせられる。僕はここで手首が無くなってはホジュンという歴史的人物もこのドラマも存在しないから安心して見ていた。案の定ホジュンに同情的な唯一の上級医官が助命嘆願に現れたが無論聞きいれられる筈はない。でも時間かせぎにはなった。さて気をとりなおしてふたたび手首を落とそうとしたとき、遠くから王様の世話をする内官が待ったとかけてくる。

えっと株の暴落のことだけど、僕は社会的現象は時期を正確には予測できないと言っていたのに、10月末大暴落なんて言ったのは、この時期にアメリカの株の暴落があるとそれに連動してということ。でもアメリカの株暴落だって社会的現象だから時期を予言できないと言うかもしれない。確かに。でもこう考えられる。いつ転んでも不思議でないフラフラの老人が歩いている。でもその先の路上に小さいが段差がある。この老人はその段差に気づいていない。するとこの老人はその段差で転ぶ確率は高いというわけだ。おっとこれはあくまで例え。現実にそんな老人がいたらもちろん介助に行く。でも本当は自分自身の足腰に不安があるからこんなことが思いつく。

もう時期を切った予想はよそう。でも歴史的にみれば躁状態の安部首相は没落寸前の様相だ。そういえば、予測は外れるのではなく必ずマイナス的に的中するという実績の武者氏がアベノミクスを持ち上げているのは心強いことだ。安部首相がニューヨーク証券取引所で「buy by abenomics」と言ったのはなんの符合だ。僕には「bye-bye abenomics」に聞こえる。聞こえるというより確かにそう言った。発音は同じだ。

え?自炊のこと。そりゃあ毎日やっていますよ。でもAPPを含めてiPad miniの容量がいっぱいで新しい本をiPadに入れるには今入れている本を削らなくてはならない。僕のiPad miniは容量が64GB。買ったとき店の在庫に残っていたのは当時の一番容量の大きな64GBのみだからこれを買った。自炊を始めてこれでよかったと思っていたが、今やそれも一杯で削っているほど。倍の128GBあったら蔵書すべてが入るのになあと思っていたら、なんと128GBの機種がでた。「光あれ、といったら光がでた」「求めよ、さらば与えられん」といった感じだ。つらつら思うに我一人のために128GBが発売された気がする。こりゃ買わないと。でも8万円、苦しいな。でも神様の信用保証があるからなんとかなる。今までもそうだった。必要な時に必要な金が出てくる。だからいつもお金を欲しがらない。


新しいスキャナーと『ダンダリン』

2013-10-10 15:29:37 | Weblog

スキャナーを替えてどうだったかの報告をしたければならないなあ。キヤノンのDRC125はすごくいい。でも購入したAmazonに評価を書き込むことはできない。そのわけは、今まで使っていたエプソンの旧型スキャナーとは比較できるが最新型のいろんな機種の性能はわからないことと、マニュアルを研究したわけでないからこのDR-C125自体の最大限の性能はまだ知らないからだ。とにかくまず使い始めて徐々にいろんな機能に気づいていくのが僕の流儀だ。だからOCR機能もまだ使っていない。

DR-C125を使って一番いいことは、スキャンの途中でも編集ができることだ。スキャンの途中でページの欠損や折れ曲がりを気づいたときもその場で該当ページ再度スキャンして差し入れたり入れ替えたりできる。スキャン中のページの様子はほぼ同時にパソコン画面に表示されるからすぐ気がつける。これが以前のスキャナーだと編集画面は全ページを読み取った後しか出てこないので追加や差し替えなどの修正はPDF化した後にPDF編集ソフトを使うしかなく手間がかかる。

今DR-C125はカラーで使っている。理由は当初設定がカラーになっていたことと、通常画面にはカラーしか選択肢がないこと。よく調べれば白黒にすることもできるだろうが、以前やっていた雑誌のカラーページと白黒ページのスキャン方法の切り替えとか、同じ白黒でも写真のあるページと薄汚れた紙の印字の区別とかが面倒だったのでカラー一本のままで行くことにした。カラーだとデータ量が大きくなるがiPadに全て取り込むことはすでにあきらめているからそれで不都合はない。

DR-C125は重送防止機能がある。完璧ではないがほぼ信頼している。以前では機械にかけた枚数とスキャンできたページ数を比較して重送がないか調べていたか、このDR-C125でも時々スキャンできた数が足りないことがある。でもそれは重送ではない。スキャナーが白紙のページを読み取ってスキャンから外しているのだ。つまりただ単に画面を写真のように写しているのではなく中身も見ているのだ。僕は前のスキャナーのときも白紙のページは編集の時にも削っていたのでこれでよい。驚くべきことに横文字も認識している。翻訳本などでは参考文献のページでは英語の書名が立て列に並んでいるが、スキャンした画面は英語表記が読めるようにそのページのみ180度横になっている。僕としては一冊の本の一部なので編集で元にもどすけど。OCRは使っていないが通常のスキャンする時からOCR機能は使われているようだ。

排紙方法もすぐ慣れてこの方がよい。小型で価格も安いのでショボイかもしれないと思ったが、どうしてどうしてもう手放せない。もっと早くこの機械にすれば良かった。

ところで昨日のテレビドラマ『ダンダリン・労働基準監督官』は破格の公務員ドラマで面白い。時間帯が『リーガルハイ』と重なるので、僕は今日になってからビデオ録画でみた。主人公のダンダリン(竹内結子)が時々唸るのは署長役の俳優が浅野史郎なのに関係あるかな。『ダンダリン』に比べると『リーガルハイ』が薄っぺらに思える。来週はビデオと同時視聴を逆にしよう。でもノンキャリ公務員なんて破格でなければドラマにならないかもしれないなあ。生活保護のセースワーカーなら破格でなくても人生ドラマでいけるかも。でもスカッとしたドラマにはならない。逆にキャリア官僚は破格でなくてもドラマになるかもしれないが嘘偽り、つまり虚仮のドラマになる。官僚が主導して日本経済が発展したのではなく官僚の規制や妨害・お節介にもかかわらず発展したのが真実。ホンダを見よ。

話は戻って、僕として『リーガルハイ』より『ダンダリン』の方が興味深い。しかし公務員には『ダンダリン』に反感を覚える人と憧れる人の二種類に分けられるかもしれない。


スキャナーの買い替え

2013-10-01 20:07:16 | Weblog

スキャナーが故障した。

ところで、仲間由紀恵主演の金曜日のテレビドラマ『人生がときめく片づけの魔法』で「本を片づけるときは中を見てはいけない。中を見ると必要かどうかで判断してしまい、ときめくかをどうかで判断しなくなる」なんてことを言っていたね。まるっきり陽明学的だなあ。でも僕は本の片付けはスキャナーによるPDF化を選んだ。物体としての本が無くなるので一面では究極の片づけ。だけど本当に必要になる文献も膨大なデータのなかに埋れてわからなくなってしまうかもしれない。しかしながらPDF化する数を絞れないのはどの本も「いつか必要になる時が来るかもしれない」という気があるからだろう。片づけのプロからは「そのいつかは永遠にきません」と言われそうだ。

でも多量に本をPDF化してもその海のなかから必要なデータを容易に探し出す方法がないわけではない。AmasonのKindleストアから電子書籍で買った『「自炊」のすすめ』には、スキャンすると同時にOCMデータを作ると必要な言葉を簡単に検索できると書いてある。でもスキャンだけでも手一杯なのにOCMなんてとてもとても。正しく読みとれているかの確認が必要かもとを考えると何倍もの手間がかかる気がしていた。

それはさておき、いま喫緊の問題スキャナーが故障したことだ。だからしばらく自炊作業は中止。故障は今までのように動かなくなるというものではない。スキャンした後のPDFに縦線が入るようになった。線が入るのは両面スキャンしたとき裏面にあたるページ。実は今まで縦線が入るようになることはしばしばあったがそれは故障ではなく読み取り窓のカラス面に汚れがついたためで拭き取れば元に戻った。しかし今回はガラス面を拭いても治らないし、ガラス面をよく見ても汚れているようには見えない。だから直すには修理に出すしかない。以前線が入っても汚れと気づかなかった時は線の入ったPDFをそのままiPadのライブラリーにしたこともあったが、その時は線がそんなに太くなく読むのに支障がなかった。しかし今回は割と太い。以前はシャープペンシルの線くらいたが、今回は黒い色鉛筆ぐらい。読めないことはないがかなり気にかかる。しかし修理に出すと一万円前後かかると思う。メーカー(エプソン)は読み取り装置部分を取り替えることで修理すると思う。そこで思うのは修理に出すより新品を購入した方が良いのではないかということ。当面の出費で見ると修理の方安いはずだ。また今の機械は使い慣れているという点もある。

でも、1.スキャナー自体が老朽化してこれからも故障する頻度が多くなる可能性。2.新製品の性能が向上していて修理費と購入費の差額以上の価値があるかもしれない。3.修理に時間がかかりその間自炊ができない。これらの3点は当然に考慮しなければならない。結局、新製品を買うことにした。いままでと同じスキャナー(ES-D200)はエプソンの販売ラインから消えているが、Amazonからなら買うこともできるが、金額の安さと使い慣れている以外はメリットがなく、第一同じ機械を2台も買うのは馬鹿らしい気がする。そこで残るのは同じエプソンの後継機を買うのか他のメーカーの物を買うのかということ。エプソンの後継機は操作があまり違わないと思うから使い慣れていることが利点である。しかし先日エイデンの移転新築した名古屋駅前店に行って見たがエプソンの後継機はなかった。これは近日中にさらに新型機が出る前触れかな?エイデンのセールのチラシには富士通のスキャナーが目玉商品で載っていた。あの大きな売り場にはシート型のスキャナーはその富士通のものだけでエプソンもキヤノンもなかった。Amazonを見るとエプソンと富士通のほかにブラザーとパナソニックもシート型のスキャナーをだしていた。ブラザーは安くて地元だというわけではないが冒険するものを応援したくなるが性能がよくわからない。性能がよくわからないのはパナソニックも同じ。それなのにキヤノンのDR-C125はAmazonに詳しく説明がしてある。この差はなんだ?

それはさておき、結局AmazonでこのDR-125を注文した。その理由はここで先のOCMにもどるのだがDR-125は同時にOCMも取れるらしい。また重送迎を防止する機能があるらしい。重送を探知する機能はどこの機種にもあるが防止機能はあまり聞かない。重送の原因は裁断したページの隅に製本時の接着が残っていると場合と紙自体の質による相性でピッタリくっついてくる場合がある。接着の場合注意して剥がせばよいが、紙の質の場合は一枚一枚離れているのに重ねて機械にかけるとくっついて出てくる。これがかなりの手間。一枚一枚手で差し込むか、一度全部スキャナーにかけてあとから欠けているページを見つけてその部分だけをスキャナーしたものをPDF編集ソフトで差し込むかしかない。重送がなければ15分で済むものが1時間以上かかることがある。

じつは DR-C125はさっき届いた。オンラインで頼むと手間いらずの上早いし現金が手元に無くてよいからすごく便利だが、困る点は修理だな。修理ではないが電動アシスト自転車の時は防犯登録ができなかった。大元の警察に行けば良いだろうと地元の警察署へ行ったら販売店でしかできないといわれた。なんか変。修理といえば保証期間が過ぎた全自動麻雀卓は製作所の本社と出張所が他府県なので修理に来てもらえば出張費用が高くつくとびびってまだ修理してない。

ともかく車でよく行く区内のヤマダ電機においてない可能性が高いのでAmazonで注文した。今日から自炊を再開。縦型で排紙を回収する場所を取らないのも利点だ。でも差し込めるのが30枚なのでちょっと少ないというか半端。前の機械は普通の本なら50枚、文庫本なら100枚入ったのでそれぞれ100ページ、200ページ重送なしでOKとして先にすすめた。