スキャナーが故障した。
ところで、仲間由紀恵主演の金曜日のテレビドラマ『人生がときめく片づけの魔法』で「本を片づけるときは中を見てはいけない。中を見ると必要かどうかで判断してしまい、ときめくかをどうかで判断しなくなる」なんてことを言っていたね。まるっきり陽明学的だなあ。でも僕は本の片付けはスキャナーによるPDF化を選んだ。物体としての本が無くなるので一面では究極の片づけ。だけど本当に必要になる文献も膨大なデータのなかに埋れてわからなくなってしまうかもしれない。しかしながらPDF化する数を絞れないのはどの本も「いつか必要になる時が来るかもしれない」という気があるからだろう。片づけのプロからは「そのいつかは永遠にきません」と言われそうだ。
でも多量に本をPDF化してもその海のなかから必要なデータを容易に探し出す方法がないわけではない。AmasonのKindleストアから電子書籍で買った『「自炊」のすすめ』には、スキャンすると同時にOCMデータを作ると必要な言葉を簡単に検索できると書いてある。でもスキャンだけでも手一杯なのにOCMなんてとてもとても。正しく読みとれているかの確認が必要かもとを考えると何倍もの手間がかかる気がしていた。
それはさておき、いま喫緊の問題スキャナーが故障したことだ。だからしばらく自炊作業は中止。故障は今までのように動かなくなるというものではない。スキャンした後のPDFに縦線が入るようになった。線が入るのは両面スキャンしたとき裏面にあたるページ。実は今まで縦線が入るようになることはしばしばあったがそれは故障ではなく読み取り窓のカラス面に汚れがついたためで拭き取れば元に戻った。しかし今回はガラス面を拭いても治らないし、ガラス面をよく見ても汚れているようには見えない。だから直すには修理に出すしかない。以前線が入っても汚れと気づかなかった時は線の入ったPDFをそのままiPadのライブラリーにしたこともあったが、その時は線がそんなに太くなく読むのに支障がなかった。しかし今回は割と太い。以前はシャープペンシルの線くらいたが、今回は黒い色鉛筆ぐらい。読めないことはないがかなり気にかかる。しかし修理に出すと一万円前後かかると思う。メーカー(エプソン)は読み取り装置部分を取り替えることで修理すると思う。そこで思うのは修理に出すより新品を購入した方が良いのではないかということ。当面の出費で見ると修理の方安いはずだ。また今の機械は使い慣れているという点もある。
でも、1.スキャナー自体が老朽化してこれからも故障する頻度が多くなる可能性。2.新製品の性能が向上していて修理費と購入費の差額以上の価値があるかもしれない。3.修理に時間がかかりその間自炊ができない。これらの3点は当然に考慮しなければならない。結局、新製品を買うことにした。いままでと同じスキャナー(ES-D200)はエプソンの販売ラインから消えているが、Amazonからなら買うこともできるが、金額の安さと使い慣れている以外はメリットがなく、第一同じ機械を2台も買うのは馬鹿らしい気がする。そこで残るのは同じエプソンの後継機を買うのか他のメーカーの物を買うのかということ。エプソンの後継機は操作があまり違わないと思うから使い慣れていることが利点である。しかし先日エイデンの移転新築した名古屋駅前店に行って見たがエプソンの後継機はなかった。これは近日中にさらに新型機が出る前触れかな?エイデンのセールのチラシには富士通のスキャナーが目玉商品で載っていた。あの大きな売り場にはシート型のスキャナーはその富士通のものだけでエプソンもキヤノンもなかった。Amazonを見るとエプソンと富士通のほかにブラザーとパナソニックもシート型のスキャナーをだしていた。ブラザーは安くて地元だというわけではないが冒険するものを応援したくなるが性能がよくわからない。性能がよくわからないのはパナソニックも同じ。それなのにキヤノンのDR-C125はAmazonに詳しく説明がしてある。この差はなんだ?
それはさておき、結局AmazonでこのDR-125を注文した。その理由はここで先のOCMにもどるのだがDR-125は同時にOCMも取れるらしい。また重送迎を防止する機能があるらしい。重送を探知する機能はどこの機種にもあるが防止機能はあまり聞かない。重送の原因は裁断したページの隅に製本時の接着が残っていると場合と紙自体の質による相性でピッタリくっついてくる場合がある。接着の場合注意して剥がせばよいが、紙の質の場合は一枚一枚離れているのに重ねて機械にかけるとくっついて出てくる。これがかなりの手間。一枚一枚手で差し込むか、一度全部スキャナーにかけてあとから欠けているページを見つけてその部分だけをスキャナーしたものをPDF編集ソフトで差し込むかしかない。重送がなければ15分で済むものが1時間以上かかることがある。
じつは DR-C125はさっき届いた。オンラインで頼むと手間いらずの上早いし現金が手元に無くてよいからすごく便利だが、困る点は修理だな。修理ではないが電動アシスト自転車の時は防犯登録ができなかった。大元の警察に行けば良いだろうと地元の警察署へ行ったら販売店でしかできないといわれた。なんか変。修理といえば保証期間が過ぎた全自動麻雀卓は製作所の本社と出張所が他府県なので修理に来てもらえば出張費用が高くつくとびびってまだ修理してない。
ともかく車でよく行く区内のヤマダ電機においてない可能性が高いのでAmazonで注文した。今日から自炊を再開。縦型で排紙を回収する場所を取らないのも利点だ。でも差し込めるのが30枚なのでちょっと少ないというか半端。前の機械は普通の本なら50枚、文庫本なら100枚入ったのでそれぞれ100ページ、200ページ重送なしでOKとして先にすすめた。