彷徨う普代村民

普代村の一村民、
彷徨う村からの貧民の呻き声

家計簿と財政を混同する愚か?

2015年06月24日 | Weblog
国の財政政策に対しての、ある経済研究所長の言葉。

企業で経理畑が社長に就いた際などに、
「いかに売り上げを拡大し、利益を伸ばすのか?」
 ではなく、
「いかに費用を削減し、利益を伸ばすのか?」
 にチャレンジし、ひたすら費用を削減し、結局は利益も減っていく(結果、更なる費用削減)という悪循環に突っ込むことが頻繁にあります。最低限、必要な費用さえも厳しくチェックされ、様々な「手続き」が増え、肝心の営業活動が疎かになってしまうのです。

誰かが「消費」もしくは「投資(設備投資、住宅投資、公共投資のみ)」としての支出を増やす必要があります。「支出を削り、国民総生産を増やす」のは、統計的に成立しえないのです。

 そういう意味で、稲田政調会長率いる特命委員会が、歳出削減の目標を掲げているのは、論理矛盾でありえない空想ごとです。

要するに、稲田政調会長もまた、財務官僚に取り込まれ、「家計簿」と財政を混同する愚かな政治家に落ちぶれてしまった、という話なのでしょう(推測ですが)。わたくしは安倍政権の経済政策は、金融政策以外は全く評価していませんが、成長を重視する安倍政権の財政に対する考え方を無視し、歳出を縛るのは普通に間違っています。

 稲田朋美政調会長にも、経済のレクチャーをした人のようですが、全然分かっていなかった?と言うことのようです。 

 経理畑の人間がトップのほうになると、数字には明るいが、数字しか見ない。
経費削減の数字意識で物事を判断していけば、役所もほとんどのことが実行不可能です。

支出が小さくなることが最善」と考えるので、「生む」思考に至らない可能性が大きいのでしょうか。
ご本人は気付かないからなお厳しい。
むことでなく、らす思考は、衰退への道。

今の役所は多かれ少なかれ、そんな思考で進んでいるように思うのです。
地方「創生」にはほど遠く、地方創となりそう?
そんなことを考えました。

 
 議員になって2、3年の頃、ある議員がくろさき荘の予算について質問しました。
当初予算から多くなっていて、予算の見通しが甘いのではないか?と突っ込んでいます。

食材費も予算より大幅に多く、努力を怠っていないか。との突っ込み。

しかし、お客さまが増えて、売上が伸びた結果のことです。

当然、仕入れも増えます。 仕入れを増やさず、売上だけ伸ばせればそりゃ最高!

「予算の見通しが甘い」たぐいの問題ではないのですが・・・

むしろ、「よかったねぇ」という問題。

売上を伸ばすことに何か問題が?というように思えて、???が頭にいっぱいになった記憶がございます。

それでも、普通に質疑が終わった記憶があり・・ 誰か正さないの?と不思議な思いでした。

まさか、答弁は「改善に努力します」ではなかったと思うが(笑

そんなことを思い出しました。

経費削減だけに思考が偏ると、そんなこともあるのかと改めて思う次第です。





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