白河夜舟

水盤に沈む光る音の銀砂

ロラン・バルトなど読んで

2009-11-02 | 日常、思うこと
「自分が姿を消しても、あとに悲しみひとつ残さないと  思うのではない。  たしかに死亡記事は出るだろう。わたしにはむしろ、  そうしたわたしのための喪(それは確かにあるだろう)  を通じてこそ、他人の生が変わりなく続いてゆくさまが  見えるのだ。  誰もがいつものように働き、いつものように楽しみ、  いつもながらの問題を抱え、いつもの場所に出入りし、  いつもの友を訪ねているさまが見えるのだ。   . . . 本文を読む