白河夜舟

水盤に沈む光る音の銀砂

improvisation

2009-02-12 | 音について、思うこと
(※)引っ掻き毟って殴って狂って打って擦って剥いて生爪飛んて血が泥どろみどろに散り掛かるというより浴びせ掛ってぬるぬるして洗っても洗っても落ちないので漂白剤掛けたら皮膚が白斑どころか剥がれて落ちて呼吸だって不能になって塩酸のせいか呻いたり嘔吐したり陰に惨に喚いて痙攣してちゃんちゃらちゃんちゃん跳ねて捩じれて我に返ってあれあれ言う間に硬直して涎なんかを垂れ流しぬばばばばってな具合で崩れて落ちて言葉のひとつも言えなくなって自分の名前も好きな名前も何がなんやらどうでもいいということにすら思い至らずぬばばばばと繰り返してもうどうやらあっちのほうにいっちゃったみたいで失われて腐って乱れて死にかかってまで数時間を費やしてもまだ圧倒的に即興の極北らしきところまで足りなくて指なんか鑿と玄翁で断ち切り落としたくて俺の音と来たら拙劣とかそんな言葉さえもったいなくて屑とか吐瀉物とか言葉の恩恵にもあずかれないのでヘドロも美しく見えるくらいで下水だって香水のように思われるような俺の音あるいは俺など糞に塗りこめて八つ裂きにするまでもなく鉈であるいは斧で断ち割り氷ならぬ肉片にして袋に充填して微塵にして焼いてしまえばいいとさえ思うからせめてそうなる前に骨折でもしないだろうか鍵盤などいっそ弾けなくなってしまえばいいのにというかもう弾けないんだけれどもそれはよしとしてそうなることを願いながらもしかし今日はもう眠くってなぜかと言えば今日の即興はあんまりにも良かったから疲れることが出来たのでもう眠りたくてしかたがないのであとは掃除よろしくということでyesなんてユリシーズのように閉じようとしてどうせ明日もまた(※に戻る)

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