わたし、教育ママ in Sapporo

自称○○ほど怪しいものはない。札幌在住、自称教育ママが綴る教育の真髄とは!

高校受験

2015-03-02 | 受験
私は受験ばかりしています(;´・ω・)。中学受験でうまくいけば一回受験が減ったはずなのですが、何しろ、受験に失敗してしまったため、私は高校受験もしなければならなくなりました。

当時の神奈川県の公立高校受験のシステムは、2年の三学期のア・テストが25%、3年時の内申が50%、当日のテストが25%だったと記憶しています。ア・テストも内申も技術科目(音楽・美術・体育・技術家庭科)が含まれています。しかも、内申点の出し方は、勉強科目については×1.5なのに、技術科目は×2。そのせいか、学区トップ校には、その後、音大や体育大学へ行く、美術の道へ進むなど多彩な人々であふれていました。

また、本当によくできる人というのは、公立にいるとも言われていました。実際、うちの高校の実質お勉強分野ではトップと思われる人は、物理で学校で最高得点をとっていました。当然、理系かと思ったら、あっさり東大文Ⅰに進学しました。私なんて、理系科目ができないから、文系にいったのですが…。

内申を含めてトップという人は、スポーツの分野で全国へ行き、大学は六大学でしたが、その後、若くして司法試験(当時の合格率の低い司法試験です!)に合格していました。お金をかけず公立でもよくできるというお子さんは確かにいます。

そんな神奈川システムで高校受験をしたわたくしとしては、札幌のシステムにじつは全く違和感がありません。

自分としては、親の情報不足などが左右される中学受験よりも、高校受験の方がずっと自分の力で何とかなることが多く、しかも、技術科目まで評価して下さるなんて!技術科目って、今まで自分が生きてきて得たものが表現できる世界なので、そこを評価されたことは本当にうれしかったのを覚えています。

しかし、勉強一本で勝負してきた人にとっては、この公立システムは厳しいものだったに違いありません。中学で私立に抜けるお子さんというのは、勉強はできるけれど、技術科目が苦手というタイプが少なくありませんでした。

当時から塾に通っている人は多かったです。私は中学受験以来、塾には子どもながらに不信感を抱いており(勉強をわかりやすく教えてくれる場所とはとても思えなくなっていました)、中3まで頑固にも塾を拒絶していました。中3の時、ようやく両親の説得に応じ、入塾。そうしたら、学校のテストの点がこんなに簡単に取れるのかと驚きました。やはり、子どもが何とか知恵を絞ってテスト対策したつもりでも、プロの大人には叶わないなあと。

そんなわけで、例外もありますが、やはり塾に通うことはある程度必要でしたし、塾に行っていないのにできるという人は、親が塾の先生だったりしましたね。


ところで、私が私立中学を受験したころ、私立というのはミッション系が多く、土曜日はお休みでした。ゆとり教育前で、公立中学では土曜日も授業があったので、ああ、土曜日がお休みだなんて!とうらやましく思いました。