わたし、教育ママ in Sapporo

自称○○ほど怪しいものはない。札幌在住、自称教育ママが綴る教育の真髄とは!

私立中学受験

2015-03-02 | 受験
私は子どもの頃、私立中学を受験しました。

6年になって塾に入って勉強しないと、私立中学受験は無理と担任の先生に言われ、親は慌てて入塾させ、5年生で学ぶべく勉強の内容の負債を抱えたまた、中学受験の勉強を始めました。

算数と理科は負債が大きすぎで、飽和状態。砂糖が融けずに、ビーカーの底に残っているというのに、どんどん砂糖を入れられ、底に砂糖がどんどんたまるという状況でした。

それなのに、塾や親は一生懸命溶かそうとかき混ぜるんですよ~。無理です。飽和状態なのですから。温度をあげるという方法~スーパー家庭教師を雇うとか?~であれば、多少は効果があったかもしれませんが。集団塾では無理でしたし、私の声なき悲鳴に誰も気づいてくれませんでした。

国語と社会で何とか挽回し、両親が許可する志望校(無謀にも地元で一番難しい学校でした(-_-;))に手が届くところまで偏差値をあげられたものの、それはあくまで6年の範囲のテストだからであって、5年の負債ものしかかる直前の模試や当日の受験では、残念なことに…。

一校しか受験させてもらえませんでしたから、地元公立中学へ通いました。金八先生のイメージのせいか、公立中学は何だか問題を多数抱えた灰色の世界に見え、あの管理主義的な教頭先生や冷たい数学教師のような人がいる場所なのかと、あまり希望を抱けずに進級をしました。

そうそう、中学受験など試験を受けた場合は進学、試験なしに普通に中学に行く場合は進級なんだそうです。というわけで私は進級したのでした。

いじめなどにあうこともなく、それなりに公立中学でも楽しく過ごし、公立高校へ進学したのですが、じつは中学受験の失敗を私は大人になってまで引っ張り続けていたんです。

何を引きずっていたかというと、負債を抱えた状態で受験をしたことです。わからないという状況が本当に辛かったのを覚えています。借金が雪だるま式に増えていくように、わからないの負債もどんどん増えていくんです~。

あの恐怖をじつは今でも忘れられません~。

札幌ではあまりメジャーではなかった中学受験ですが、開成中学の開校で人気が出てきました。合格することももちろん目的ですが、負債を抱えることなく、勉強を積み上げていくことも大事であると思います。

苦い経験から学んだ、唯一私が子どもにできるアドバイスは、「わからないところをそのままにしておくな!」ということでしょう。