紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

白菜!!!

2014年07月07日 | 美術館・博物館
あと30分で入場締切...大急ぎで平成館の展示を見なきゃ。
台北 國立故宮博物院の展覧会が、上野の東京国立博物館で開催されています。きょうは故宮の名品「翠玉白菜」の限定公開最終日なんですが、連日この白菜を見るのに平気で240分待ちとか...超ムリなんで。でも日本に白菜が来ること自体が奇跡なので、最終日にどうしても見なきゃですわ。
平成館で展示されている國立故宮博物院の中国美術コレクション。青磁の壺や白磁の高足杯が良いですね~刺繍の図軸もなかなか味のある展示です。書とか...ちょっと時間ないんで。
いよいよ故宮の至宝が展示されている本館特別5室へ。この「翠玉白菜」のために用意された特別な空間です。暗がりの展示ブースへ静々と足を運び...ここでどんだけ待つかと思ったら、へ!? すぐに見ることができました。スポットライトを浴びた白い芯、原石の緑色を活かした葉の表現。ヒスイの塊から生み出された本物そっくりの「翠玉白菜」。これは...思ったよりデカいかも。そして葉の上にとまった2匹の昆虫も見えます。この彫刻技法に目を奪われること必至。これが連日大行列を作った白菜ですよ。最終日まで待った甲斐がありました。
きょうは平成館の展示をかなりスッ飛ばし気味で見たので、こんどはゆっくり鑑賞したいと思います。
 心に残る白菜の煌き 霧雨煙る夜の上野に
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