紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

デュシャンと日本美術

2018年10月12日 | 美術館・博物館
東京国立博物館では「マルセル・デュシャンと日本美術」という展覧会が開催されています。あの「便器」でおなじみのデュシャンですが、展覧会のフライヤーを見た時に、あれと千利休の花入れが一緒に写っていたので、こりゃ何だろうとは思っていましたが、デュシャンの作品を通して日本美術の新たな楽しみ方を見出す...みたいな展示内容だそうです。



会場内で光り輝く《泉》。まじまじと便器を撮影する自分はどうかと思いますが。



女装するデュシャンはあいにく撮影禁止!!



こちら日本美術の展示室。千利休の花入れも竹に切り込みを入れただけ。デュシャンの《泉》も単なる便器。あるモノを日常の用途から切り離し、芸術作品として意味付けることを「レディメイド」と呼ぶそうで、デュシャンの《泉》も千利休の花入れも同じ「レディメイド」となるようです。自分で作らんでそこらへんの持ってきて何じゃ!!的なものですが、これぞ究極の前衛美術でありましょう。
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