最近、リモコンに関してのトラブルが多いのでちょっとコメントしたいと思います。通常どこにも書かれてはいませんが
これか個人的な意見であることを予めご了承ください。
リモコンには、乾電池が必要です。 安い粗悪の電池を使用したり、長年放置していると液漏れを起こします。 それがリモコンの基盤を侵食すると
使用不能になります。 解決策としては、
①リモコンの操作部分をしたに向けるそうすると仮に液漏れしても影響を受けません。
②リモコンの上の部分を上に向けて常に立てて置く。こうすることにより基盤に影響を受けません。
リモコンの基盤部分というのは、乾電池を収納する部分より上の方になります。
リモコンが壊れたら、とりあえずの応急処置として
①室内機の前面パネルを開けて右、若しくは左側にある「応急運転」スイッチを押す。
※富士通等メーカーに寄っては、パネルを開けなくても前面に見える場合もあります。
日頃当たり前に使用しているものが、真夏に突然壊れてしまうと困りますのでご参考にされてください。
今回は、電子膨張弁コイルの不良のエアコンです。 症状としては、ガス漏れに近いですがゲージの動きが違います。停止時には、圧力が１．５Mpaありますが、運転をすると真空引き状態になります。 切り分け方法としては、コイルにかかる電圧をそれぞれ確認する方法を取ります。
膨張弁コイルは、コンプレッサーの隣にあります。 上の写真がそれです。
膨張弁に被せて内部にコイルが入っており磁力の力で弁を開いたり、閉じたりします。
これが新しい膨張弁コイル。
交換して防音材を被せます。
元々、エアコンの配管は結露もなく常温状態でした。
室外機のファンは、以前も回転はしていましたが全く冷えませんでした。
今回は、膨張弁が開いたので冷凍サイクルが循環するようになったので、冷えるようになりました。部品を交換すること自体は、大した技術は要りません。 故障原因を切り分けて、直せるようになるためには経験が必要です。
以下に参考までにエアコンが故障時の判断方法を記します。
①室内機、室外機共にファンは回転している -->室外機からのガス漏れの可能性が大きい。
a.取り付けて間もないなら、取り付けた業者に見てもらう。 工事不良によるガス漏れの可能性？
b.取り付けて何年も経過している場合、室外機の熱交換器等の腐食によるガス漏れ -->買い替えが無難。錆びたトタン屋根と同じであとからあとから別の場所から穴が開くので直しても無意味だから。いままで早くて5年でそういうエアコンがありました。塩害の影響が石垣島では強いですから。
c.室外機ファンが回転をしていても、コンプレッサーが起動していない場合、室外機の基盤不良も考えられます。
室外機のコンプレッサーが起動する時に最初に振動を伴います。
d. コンプレッサー自体が不良 -->修理は高額なため、買い替えをお奨めします。但し、コンプレッサーの不良は5年以内は保障期間内なので無償修理が可能な場合もあります。購入店にご相談ください。基盤とコンプレッサーのコネクターを切り離して、
基盤上のＵＶＷの３つの端子に電圧が均等にかかっていたら、コンプレッサーの不良。基盤の端子の電圧がバラバラの場合、
基盤の不良。
e.室外機のファン自体の不良、電磁弁の不良等々もあります。 これらに関しては、切り分けの知識なしには切り分けができません。
電子膨張弁コイルが不良の場合、室内機、室外機のファンは回転しますが弁が閉じたままの運転になり、冷凍サイクルが機能していないためエアコン自体は冷えません。
②室内機が反応しない
a.ブレーカーが落ちていないか確認 （時々、あり得ます）
b.室内機の差込みが抜けていないか確認。テスターがあれば電圧確認。
c.リモコンで反応しない場合、室内機のカバーを開いて「応急運転」と書いてあるスイッチを押して応急運転を作動して 冷えるならリモコン、室内機受光部、室内基盤のいづれかの故障の可能性が高い。(カバーを開けない機種もあり、リモコンで応急運転する機種も存在する)
リモコンの正常性は、カメラ付きの携帯電話のレンズにリモコンの先端の水晶部分を向けてリモコンを操作した時に、白く発光するかどうか確認する。白く光る場合は正常。受光部若しくは室内機基盤の不良。 光らない場合は、リモコン自体が不良。
③室内機のファンは、回転しているが、室外機のファンは回転しない
a.室外機のインバーター基盤、制御基盤等の不良が考えられる
b.室外機のファンの不良 (ファンの端子が目視でショートしていないか確認)
基盤自体もインバーター基盤、制御基板、コントローラー基盤、パワー基盤、ノイズフィルター基盤、メイン基盤、サブ基盤、ＩＰＭ基盤等々メーカーによっても名称が様々です。
④室外機のファンが回転したり、止まったりを繰り返す。基盤の不良によりコンプレッサーに電源が供給されないため起動せず、保護装置が働きそういう現象が起きることがあります。 -->基盤の交換が必要。
いづれにせよケースバイケースで対応が必要になるため、点検を依頼されることをお勧めいたします。
修理は、家庭用、業務用問わず全メーカーに対応しております。一番早くて当日に修理を完了しました。
(朝一番に沖縄本島に発注後。但し、メーカーに寄ります。)
以下のメーカーなら沖縄本島にサービスステーションが存在するので基盤が在庫有りなら翌日か翌々日には修理対応できます。(週末を挟む場合は数日ずれますが)
沖縄シャープ電機、Panasonic沖縄、沖縄三洋販売、沖縄東芝株式会社、沖縄三菱電機、三菱重工、沖縄日立、コロナ、
※ほとんどのメーカーで当日出荷の締め切り時間があります。午後３時とか４時とか。 それに間に合わせるためには午前中に切り分けして、午後に出荷依頼をするとメーカー側の出荷担当も早く対応してもらえます。
長府、ダイキン、富士通は、沖縄本島にサービスステーションがないため修理に時間がかかります。１－２週間。（発注のタイミングによります。）
弊社に修理をお任せいただければ、出来る限り迅速に対応いたします。是非一度ご相談ください。 国内、国際貿易の仕事もした経験があるので、どうすれば最速で出荷できるか精通しています。
今回は、新しくイタリアンレストランをオープンされるお客様からのエアコン修理依頼です。 三菱電機製とダイキンエアコン製の二台業務用エアコンがありましたが、三菱電機製は、室外機からガス漏れをしているらしくガスの残圧０。切り分けていくとコンプレッサーも怪しいので修理しても高額になるので
ダイキンエアコンだけの修理となりました。4馬力あるのでとりあえず容量的には問題はなさそうです。
これがそのエアコンですが
こう見ると分かりにくいですが
作業するには、非常に危険な場所に置いてあります。一瞬も気を抜けません。今回は、制御基板とインバーター基盤の二種類を交換することになります。
これが新しい基盤です
古いインバーター基盤を取り外しました。このパネルの内側に制御基板が隠れています。
今度はパネルの奥にある制御基板を取り外します。
新しい制御基板です。
この場所に取り付けします。
このようになりました。
インバーター基盤を固定してケーブル、コネクター類を接続していきます。
何とか無事に装着。これからも気を緩めることなく作業を進めます。
回転しなかった室外機ファンが・・・。
回転するようになりました。 運転が安定するまで不安が残ります。 コンプレッサーが無事に稼働してエアコンが冷える状態になるまでは。
問題なく作業が無事に終了いたしました。
不動産の依頼でエアコン修理です。 三菱電機製。 基盤が取り寄せになったため、通常より一日遅れの修理となりました。それでも故障診断してから３日後には修理完了しました。 エアコンの基盤交換自体はそれほど難しくはありません。 問題は、実際にエアコンが何が原因で動かないのかを切り分けるのには経験が必要になります。 今回のエアコンは、故障切り分けから室外機のインバーター基盤の問題と断定しました。
室外機にコネクターがつながっていますので、それを取り外します。
基盤ホルダーごと取り外しました。
天井ギリギリに室外機を取り付けてあります。 これでは修理の時に大変ですが、与えられた条件で何とか基盤ホルダーを取り外します。
新しい基盤をセットして
組み込んでいきます。 必ず何ども確認作業を行います。 コネクター接続、電源の端子盤。
この作業を怠るとエアコンが動作しません。 奢ることなく毎回必ず実施します。 人間思い込みが一番間違いを犯しますから。
電源の連絡線を差し忘れたらショートしますので。 失敗する前に頭でシミュレーションしてから取り組みます。
電源を投入してから試運転。 基盤を交換してエアコンが動き出すまで３ー４分かかります。
無事に室外機のファンが回転し、コンプレッサーが動き冷えるようになりました。
一旦、電源を抜いてから室外機のカバーを取り付けます。 電源を抜かないと室外ファンの破損につながりますから毎回実施します。
暑い季節なのでできる限り早く修理するように日々取り組んでいます。
お客様よりエアコンをリモコンで動かすとすぐに電源が落ちるので見て欲しいと要請されました。「すぐに室内機の電源が落ちる」
ということなので、どこかでショートしているということです。
室外機の基盤を確認するとヤモリが3匹死んでいました。
基盤の下に一匹、基盤の上に二匹です。
日立のエアコンを４芯です。黒、白で電源、茶、赤で室内外の信号のやり取りをしています。
左側に新しい基盤を用意します。
この真ん中の部分にヤモリが死んでいました。体液で配線が緑色に腐っています。
基盤を交換して、無事に運転するようになりました。
今回は、受光部の交換です。リモコンの信号を受ける部分を受光部と呼びます。 リモコンでいくら操作をしても無反応な症状でした。リモコンを確認したところ信号ははっきりでているようですので、富士通から受光部を取り寄せました。
受光部を取り外して
上が新しい受光部。下が故障している受光部です。
基盤のコネクターを挿して、受光部を取り付けます。
カバーを取り付ける前に一度動作チェック。ちゃんと反応しました。
室内機カバーを取り付けて
再度確認。ちゃんと今回も動作しています。
今日は、ダイキンの代理店 「三光電設」からのエアコン修理依頼です。 リモコンで自己診断をすると「L5」で反応があります。
これは基盤不良か、コンプレッサー不良、圧縮系統の不良の意味があります。切り分けの結果、基盤の問題なので交換することになりました。
取り寄せ済みの基盤です。高所なので作業効率を考えて基盤ケースを取り外しました。
新しい基盤をセットして
規定の位置にセットします。
コネクター類を接続して
最後に連絡線を接続します。
無事に室外機ファンが回転して、冷えるようになりました。初期症状は、「リモコンで運転をかけてもすぐに電源が切れて作動しない」でした。
無事に作業完了です。
三菱電機製のエアコン基盤交換です。数日前にお客様に呼ばれて確認したときには正常に動いていたので様子を見てくださいとお伝えしたのですが
数日後に完全に動作しなくなりました。最初の症状としては、室外機ファンが回転したり、止まったりを繰り返していたようです。故障切り分けでコンプレッサーに供給されているUVWの電流値にばらつきがありました。
「早急に修理してほしい」とのことでしたので、昨日沖縄本島の三菱電機サービスステーションに在庫があるのを確認して
発送してもらいました。時間が夜の9時ごろの修理です。お客様が「暑くて眠れない」とのことでしたので。
届いた新しい基盤を取り出し
古い基盤のコネクター類を取り外し
交換しました。手前の基盤が古いものです。
基盤の表面の塩害による腐食がところどころ見られます。
新しい基盤の表面です。
基盤の交換を無事に終了して、室外機ファンが回転し、無事に冷えるようになりました。
不動産よりエアコンの修理依頼を受けました。エアコン室外機が高所に取り付けてあります。修理のことを考えないで天井いっぱいにつけて
取り付けています。私ならクリーニングも修理のことも考えて取り付けますが、建設会社下請けの会社だとつけることしか考えないのでしょうか？
あとあとのメンテナンスも考えずに。高所に取り付けると確かにベランダが広くは使えますが、その代償として塩害の影響をもろに受けて室外機がボロボロになります。基盤も故障も多くなります。
狭い空間でネジを回して、やっとのことで取り外しました。
手前が新しいインバーター基盤です。
試運転。正常に室外機が回転して冷えるようになりました。
最近、暑くなってきているので迅速な修理対応が不可欠です。
