不動産より床の張替えを依頼されました。あちこち床がたわんでいて、歩くと落ちないか不安になる箇所がところどころありました。
ガムテープで補修していたりします。玄関から入ってすぐのところが非常に怖かったです。荷物を持って移動すると落ちないか不安になりました。
この箇所が一番酷かったです。
床をとりえず、全部剥がします。
ここの床を担当した大工さんは、かなりいい加減です。入り口の部屋と奥の部屋の墨線が歪んでいます。壁も波を打ってたわんでいます。こういう現場は、幅木を這わせるのも一苦労です。根太に杉を使用しているのでピッチは、303mmで合ってはいるのですが非常にたわみます。木目も考えて根太を張っていないので床が沈みます。正直、殆ど全滅に近かったです。最初からアピトンとか硬い木材を使用して張って欲しかったです。
補強の必要なところは、補強を入れていきます。この部屋の床は、
左が日立製のフロアタッカー。これでフローリング材を固定していきます。右側は、仕上げ釘打ち機です。打った後も目立ちません。幅木等の固定に使用します。幅木とは、床材の上に回してある高さ75mmの木のことです。
フロア材の切断には、マキタのレーザー付のスライド丸ノコを使用しています。これは、非常に優れもので0.01mmでも微調整が可能です。ほんの数ミリだけ落としたい時にも活躍してくれます。また切りクズも自動的にダストボックスに入り、ワンタッチで捨てることができます。通常、手ノコを使用しても不可能な作業も可能にします。はやり道具がすべてです。ホームセンターに売られている中途半端なスライド丸ノコではこうはいきません。精度が低いので。
排水管が入る部分は、計算してホールソーで丸く床材を開口します。
幅木をまわす前です。
半分幅木を張りました。最近の幅木は、昔のより高さが高くなっているので壁紙を少し余分に剥がさないといけません。
内装屋がクロスを張り替えました。以前よりより綺麗に見えます。
結構、大変な現場でしたが何とか一人で終わらせました。