以前、当社のブログをご覧になられたお客様から問い合わせを受けました。 「3か月程前に不動産から紹介を受けた業者にお掃除機能付きのエアコンをクリーニングしてもらったんですが、もうすでにカビだらけでこういうことってあり得ます?」という質問でした。
よく「エアコンクリーニングは、どのくらいの頻度でするものですか?。」という質問を受けますが「それは条件に寄りますね。」と答えます。
その条件とは、
①使用頻度
②室内でペットを飼っている。(空気中に漂っている毛をエアコンが吸い込んで雑菌だらけになる。)
③日当たり
④部屋の向き
⑤部屋の風通しの良し悪し
⑥建物の築年数(特に古い木造住宅は、天井裏を初めとして黴が隠れたところに潜んでいます。)
いろいろな条件が重なってエアコンは、汚れていきます。動物を飼っていると短期間で汚れます。猫は、もっと最悪で室内機の熱交換器がすぐに毛だらけになります。うさぎも同様です。
先ほどのお客様にもこのことを伝え一度訪問させていただくことになりました。 実際にエアコンを見てみると確かにカビで汚れています。 ただ部屋自体は、風通しが悪い構造なので3か月でこの状態のカビが全く生えないかと言われても何とも判断ができないと返答しました。 お客様は、「その業者がどうも信用できないのでリビングサポートさんでクリーニングをしてほしい」と、依頼を受けたのでクリーニングをすることになりました。 室内機を分解してわかったことですがその業者は完全分解をしておらず、すぐ下の写真の状態でクリーニングをしていたようです。つまり隙間から洗浄機を入れて洗浄していたということです。
何故、完全に洗っていないという判断に至ったかというと
①熱交換器の汚れがまだら
②インシュロック(Cable tie)が切断されておらず、配線を外した形跡が皆無。購入当時のまま。
③高圧洗浄をした埃の塊がお掃除ガイドのあちこちに飛び散ってダマになって固まっている。
これがモーター部分(右側)
これが基盤部分(左下) Sharp製エアコンの場合、基盤とモーターをどういう理由か左右に分けてあるのでより配線が複雑でごちゃごちゃになります。
これが埃を吸い出す部分。 (実際には、力が弱く吸えません。)パソコンの冷却ファン程度なので。ダイソンと業務提携し開発すれば変わるかも・・。
とりあえず左右の渡り線をすべて右側にしないとお掃除メカが外せません。
お掃除機能付きのエアコンは、ここまで外して初めて綺麗になります。ドレンパンが外せればベストですが、一体型だとそれはできません。その業者は、料金が15,000円くらいして、3時間くらいかけていたとか。残念ながらどう見ても作業は、中途半端にしか見えません。 価格だけで見るとそういう業者に行き当たることもあります。その業者は、沖縄県内でもかなり名前の通った業者なんですが・・・。たまたま作業員が未熟だったのか・・・。
この状態まで分解して、尚且つ
このファンの内部もすべて分解して綺麗にしないといけません。
このブログをご覧の方がお掃除ロボットの清掃がどういうもので目安になればと思いHPに掲載しました。
お掃除機能付きのフィルターは、目が細かすぎるので埃がより目詰まりします。頻繁にお掃除機能を使用したとしてもこの埃が取れません。矛盾していますが・・・・。細かすぎて埃をため込みますし、馬毛等を使用したやわらかいブラシを使用しないとすぐにフィルターが破れてしまいます。
このカビだらけの吹き出し口とファンが
こうなります。
このカビ汚れも
こうなります。
見ると使用を控えたくなる吹き出し口も
これだけ綺麗になりました。
内部のカビも除去されて綺麗になっています。弊社では吹き出し口に照明を当ててお客様に確認していただいています。自信がないとしないと思いませんか?
他の石垣島の業者がどこまで分解するかどうか残念ながらデーターがありません。今回、たまたまお客様から問い合わせを受けて発覚したまでです。
勿論、ちゃんとしている業者もいるとは思います。
お掃除機能付きエアコンは、クリーニング技術 +α で修理技術も必要になります。 目安として修理のできない業者には依頼されないほうが無難です。 壊しても責任を取れないわけですから。最悪、理の通らない責任逃れをされたり、電話を着信拒否されたりして終わりです。
(実際に、これはお客様から聞いた話です。)
一般の方にも物事を見る目を養っていただくために、このブロぐを立ち上げたのでお客様のお役に立てたら本望です。