八重山修道院より「水がどこからか漏れて床が水浸しになるので見てほしい。」と、連絡を受けました。 いろいろ切り分けると給水ではないようです。 それでは排水詰まり?かと思い、少量の水を流しても無反応。 水が漏れていた痕跡からおそらく配管が狭くなっていて水が逆流しているのではと推測をつけて、今度はバケツで水を何度か流してみます。するとバケツで連続二回流すと水が溢れてきました。
この配管の上の方から、水が溢れてきます。 こちらに掃除口をつけたいのですが、すぐ下の配管だと炙って加工していたり右側から来る排水管の角度が微妙にズレていたり、一度切断すると厄介なことになる構造なので他の場所を探します。
するとシンクの裏側にエルボーがありました。 水が逆流してくる時間差から推測するとここの曲りが怪しいです。ここに掃除口があればいいのですがないので、新たに配管をし直す必要があります。
切断してみるとこの通り。内部にヌメリが半分以上詰まっていました。これが逆流の原因です。
もともとある排水管をバーナーで炙りながら慎重に取り除いていきます。炙りすぎても排水管を変形させてしまうので危険です。また、排水管を割ってしまったら、コンクリートをハツらないといけなくなるので。できるだけ、余計な作業を減らして慎重にローコストの作業をします。
配管内部の両方に排水管詰まりを除去する機械を入れて異物を粉砕していきます。かなり内部にぬめりが詰まっていました。
左にも下にも電動ワイヤーが入るようにこの径40のチーズを使用して掃除口を新規で取り付けます。これで将来的に排水が詰まってもここから対処できます。
バケツで何度も流して逆流して来ないことを確認して作業終了です。