三菱電機よりコンプレッサーの交換依頼を受けました。コンプレッサー等のメーカー保障は、5年あります。修理を依頼されたエアコンは、2007年製なのでまだ3年しか経過していませんので、メーカー保障内です。新品でピカピカしています。
室外機を分解していきます。基盤も交換に邪魔になるため取り外します。
サイドパネルも撤去しました。
コンプレッサーの吐出管側を取り外します。この部分は、銀ロウでロウ付け溶接されていますので、銀ロウを溶かしてから銅管を引き抜きます。
新しいコンプレッサーを用意して
もう一箇所を炙って、切り離します。
合計二箇所を切り離しました。
窒素ブローしながら、ロウ付け溶接をします。窒素ブローをすることにより配管内部に酸化皮膜を作らないようにします。酸化皮膜とは、わかりやすく言うと「スス」のことです。ロウ付け作業用に酸化防止スプレーも持っています。
ロウ付けが二箇所完了しました。
コンプレッサーのUVW端子、吐出管サーミスターを取り付けます。
基盤を取り付け
基盤のトップカバーを装着。
これがエアコンを設置する架台です。
室外機を架台に載せて、ボルトで足を4箇所固定します。
フレア加工をし直し、真空引きを十分にします。
真空ゲージで真空到達度を確認後
R410A(新冷媒)を規定量重鎮していきます。この機種の場合は、約700g
これは、チャージングスケールと呼ばれ、エアコンガスの重量計です。
無事に室外機ファンモーターが回転して動作しました。