2006年からリリース開始されたWindows Vista。 <
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Windows Aeroをはじめとする満載の新機能がウリでしたが、リリース当時のパソコンの多くはVistaを満足に動作させるだけの性能がなく、大流行とまではいきませんでした。
そのWindows Vistaですが個人向けのEdition(Home , Ultimate)のサポートが来年
2012年4月10日に終了の予定となっております。
これは、その日以降、Vista搭載パソコンが使用不能になるという意味ではありません。
故障でもない限り、利用は可能です。
運用にあたって注意が必要なのです。
さて、Microsoftのサポートが終了するとはどういうことか?
まあ、色々あるのですが下記4点ですね。
1.新セキュリティホールへの対応が無くなります。
悪用されたら危険なOSの問題点(=セキュリティホール)が新たに見つかったとしても、Microsoft社は基本的には対応を行わなくなるという事なのです。
セキュリティ対策ソフト(例:ウイルスバスター)が構築してあっても、OS自体に欠点があっては意味がありません。
門に守衛がいても、鍵の壊れた裏口があるようなものですね。
2.欠陥が見つかっても直してもらえません。
基本機能(プリンタ印刷制御 等)に問題が見つかったとしても、Microsoftは修正プログラムを作ることはありません。
3.新技術・新機能の追加は行われません。
当然、開発は終了されます。
4.各社もVista対応製品の製造を終了します。
周辺機器メーカー(EPSON,CANON 等)は、新製品のVista対応は徐々に終了するでしょう。
→ 現在、
Windows98対応プリンタは殆どありません。
ソフトウェアメーカー(業務アプリ、ゲーム 等)も、Vista対応ソフトの開発は行わないでしょう。
→ 特注でもない限り今更Win98用ゲームやアプリを開発するメーカーはありませせん。
→ 現在、Win98用ウィルス対策ソフトは基本的にはありません。
あったとしても、OSのセキュリティホールを突かれれば意味がないのです。
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Vistaで稼働するパソコンを使い続けるのであれば、インターネット接続はやめた方がいいでしょう。
ネットワークから切り離し、Word/Excel、ハガキ作成といったローカルな用途で使うのであれば、まあ、問題はありません。
しかし、やはり、ネットには繋ぎたい!
ならどうするか?
パソコンの性能に余裕があるならば、Windows7のパッケージを買ってきてOSを書き換えるという手もあります。
ですが、Vistaを使っているようなパソコンは、そろそろ寿命が怪しいはず。
(外国メーカの多くは、3年で修理部品の確保を終了します。)
そもそも性能不足でイライラすることも多いのでは?
ちょっと残酷な話になりますが、買換えを検討しておいたほうがいいでしょうね。