ネットワーク接続HDD(以後、NAS と表記)は停電に弱い機械です。
NASは単なるHDDではなく、実は小型のコンピュータなのです。
ですので、パソコンと同じく急に電源が切られるとOSを構成するデータファイルなどが壊れ障害が発生することがあるのです。
例) 停電後、BUFFALO製NAS Linkstationシリーズが使用不能。 EMモード(復旧モード)でしか動作しない。
【弊社対応トラブル事例】
2011.07.29
BUFFALO製NASで"スタンバイモードを検出しました。ファームウェアアップデートを実行するか、修理センターにご連絡ください。"
格納データの損失はお金では解決できないことさえあります。
もしかしたら実施されるかもしれない冬の計画停電もありますし、今の内から運用面で準備をしておきましょう。
その1.最悪の事態に備える。
定期的にNASのデータを外部にバックアップしておきましょう。
これはある意味、基本ですよね。
その2.停電予定がわかっているなら、事前に電源Offを。
停電の瞬間、そもそもシャットダウンしてあれば問題ないわけですから。
その3.無停電電源装置(以後 UPS と記載)を導入。
想定外の急な停電でもUPSがあれば大丈夫。
とはいっても供給電力には限界があります。
電力残量に応じ、自動シャットダウンできるNAS&UPSの組み合わせをお勧めします。