★バリー・マニロウ 「Ultimate Manilow」 (2002年2月5日発売) Arista 10600-2
収録曲 ①Mandy ②It's a Miracle ③Could It Be Magic ④I Write the Songs ⑤Bandstand Boogie ⑥Tryin' to Get the Feeling Again ⑦This Ones for You ⑧Weekend in New England ⑨Looks Like We Made It ⑩Daybreak ⑪Can't Smile Without You ⑫Even Now ⑬Copacabana (at the Copa) ⑭Somewhere in the Night ⑮Ready to Take a Chance Again ⑯Ships ⑰I Made It through the Rain ⑱The Old Songs ⑲When October Goes ⑳Somewhere Down the Road
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バリー・マニロウが「つばさ」を歌う? そんな日が、果たして来るのだろうか。
今の段階では、妄想としか思えないかもしれない。
しかし・・・ 決して不可能とは、言い切れないのだ。
きっかけは、先日、ここで紹介したように、岩崎宏美さんが9月27日発売予定の新アルバムで「つばさ」をカバーするというニュース。
このアルバムにはバリー・マニロウとのデュエット曲も収録されるのだが、宏美さんを気に入ったバリーが、現在ラスベガスで行なわれているライブコンサート・シリーズへ宏美さんを呼び、アメリカのファンに紹介したいと申し出ているのだ。つまり、宏美さんにとっては、全米デビューのチャンスが訪れているのである。
ここから先は、あくまで可能性の話なのだが、もし、この全米デビューの場で、バリーとのデュエット曲の他に、ソロで1曲歌わせてもらうとしたら、宏美さんは、どの曲を選ぶだろうか。
宏美さんは、誰よりも、親友・本田美奈子さんの気持ちを理解していると思う。いつかは、世界の舞台に立ちたかった美奈子さんへの思いも込めて、「つばさ」を歌うのでは・・・。
想像するだけでも、胸がふるえてくる。
もちろん、ここまでは実現しなくとも、バリーは当然、宏美さんの新アルバムを聴くだろう。もちろん、「つばさ」も、耳にすることになる。その時、バリーはきっと、自分もこの曲を歌ってみたい、と思うのではないだろうか。
「つばさ」は、間違いなく、バリー好みの曲だ。彼の代表作「I Write the Songs」と、曲想も似ている。唯一、問題があるとすれば、歌詞が日本語であること。
しかし、それは、すぐにクリアできるだろう。「つばさ」の英語バージョンを作ればいいのだ。
岩崎宏美さんが「つばさ」を歌えば、日本国内では、より多くの人々が、この名曲を耳にすることになるだろう。まだ気が早いけれども、大晦日の紅白歌合戦で涙の熱唱、ということも、あるかもしれない。
バリー・マニロウが英語版の「つばさ」を歌えば、この曲は新たなスタンダード曲として、世界中の人々の心をとらえることになるだろう。そうなれば、初演者・本田美奈子さんの名も、世界の音楽史に永遠に残ることになるのだ。
これからバリー・マニロウを聴いてみたいという人は、まず上記のベスト盤「Ultimate Manilow」から入るのがいいだろう。これは日本国内盤ではなく、USA盤であるが、1枚で代表的なヒット曲がほぼ網羅されており、バリー入門にはちょうどいいと思う。
「そうだ、年末の紅白歌合戦に”つばさ”を歌えばいいんだ♪」と思ったひとりです。
”つばさ”を知らない人たちにも、ぜひ聴いてもらいたいなぁって思っています。