今回のエディンバラ滞在は3泊。そのうち1日はマラソン大会だったので、正味2日で観光、という強行軍だったが、そのわりには、リストアップしていたほとんどの名所をまわることができた。滞在ホテルがロイヤル・マイルのすぐ近くで、ロケーションに恵まれていた、というのもよかったのだろう。
5月30日(土)の午前中、マラソンのゼッケンを受け取ったあと、最初に訪れたのが新市街の東側にある小高い丘、カールトン・ヒル(Calton Hill)。その頂上に立つと、エディンバラ市街から遠く北海(The North Sea)に至るまでの絶景を見渡すことができる。
お昼過ぎからは、前の記事でも紹介したようにロイヤル・マイルのパレードを見物したり、旧市街・新市街の名所を散策したりして過ごしたが、ほかに忘れてはならない名所としては、「スコットランド版忠犬ハチ公」と呼ばれるグレイフライヤーズ・ボビー(Greyfriars' Bobby)にまつわるメモリアルがある。
グレイフライヤーズ・ボビーは、主人の死後も、その墓に14年間にわたって通い続けたスカイテリア種の犬で、その忠誠心がエディンバラ市民の感動を誘い、銅像にまでなってしまった。エディンバラ城にも犬専用の墓地があったし、伝統的に犬を人間並みに大切にする習慣があるらしい。
★カールトン・ヒルの頂上に建つナショナル・モニュメント。アテネのパルテノン神殿を模して、ナポレオン戦争の戦没者記念碑として建設が始まったが、途中で予算不足になり、未完のまま残されてしまった。
★カールトン・ヒルに残るもうひとつの歴史的建造物、旧天文台。ドーム型の屋根が特徴的。
★カールトン・ヒルからエディンバラ城方面を見渡す。中央に見える時計台の時刻は、正確な時刻よりもわざと4分間進めているらしい。市民生活にゆとりを持たせるための知恵だろうか。
★カールトン・ヒルから北海方面のフォース湾を一望する。
★新市街の街並み。遠く画面の中央に、全長1マイルのフォース鉄橋が見える。
★カールトン・ヒルの近くにある墓地。戦死したスコットランド系アメリカ人の記念碑(銅像の立つ石碑)もある。
★グレイフライヤーズ・ボビーの銅像。毛足の長いスコッチテリア種。
★銅像のすぐ近くにある、グレイフライヤーズ・ボビーズ・バー。
★グレイフライヤーズ・アートショップ。犬にちなんだ美術品も多数?
★グレイフライヤーズ教会にある忠犬ボビーの墓。すっかり観光名所となり、供え物が絶えない。
★グラスマーケット通りにあるパブ、ラスト・ドロップ。昔の処刑場に位置することから、この名前になったとか。
★エディンバラの玄関口、ウェイヴァリー駅。プラットホームは21番まであり、毎日数多くの電車が発着する。
★インヴァネスを出発し、エディンバラを経由、終点はロンドンまで走るナショナル・エクスプレス。乗り心地、外観ともに素晴らしく、鉄道の旅を満喫できる。
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