★ポツダム広場に保存されているベルリンの壁。
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1961年8月12日の夜、何者かの手によって、突如ベルリン市内に高さ4メートルを越える鉄筋コンクリートの壁が建設された。そして、1989年11月9日に壁が崩されるまでの約28年3ヵ月、ベルリンは東西に分断され、同じ街が別の支配者、別の国家に所属するという異常事態が続いたのである。
これがどれほど当時の人々を混乱と悲しみに陥れたか。それは、もしも同じ状況が東京やマンハッタンで起きたらどうなるかを想像すれば、容易に理解できるであろう。
現在のベルリンは、かつてそのような壁が存在したとは信じられないほど、平穏である。
ベルリンの壁の崩壊当時は、壁の破片がベルリン土産として人気を博していたようだが、今はそれさえも見当たらなくなった。
遠からず、ベルリンの壁が存在したことすら知らない世代も増えていくだろう。
★高さ67メートルの戦勝記念塔(ジーゲスゾイレ)。19世紀後半、プロイセン帝国時代のドイツが近隣諸国との戦争で勝利した記念に建てられた。頂上に立つ金色の像は、勝利の女神ヴィクトリア。ベルリンマラソンでは、スタート直後の1km以内で、この塔の足元を通過する。
★戦勝記念塔から100番のバスに乗って、ツォー駅へ。ここには1844年開園のベルリン動物園がある。現在約1500種、1万4000匹の動物が生息しているとのこと。
★ツォー駅の近くにある、高さ113メートルのカイザー・ウィルヘルム記念教会。1943年の空襲で破壊されたが、戦争の悲惨さを伝えるモニュメントとして、そのままの姿で保存されている。右側の八角形の建物が1963年に建設された新教会。
★ツォー駅から200番のバスに乗って、ポツダム広場へ。ここは1990年以降、急速に再開発が進んでいる区域。写真は、未来感覚あふれるガラスの城、ソニー・センター。
★ソニーセンターに隣接する映画博物館。入口には、鳥を頭に乗せた巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督の銅像が立っている。
★家族連れに人気のレゴランド・ディスカバリー・センター。この巨大なキリンもレゴで積み上げられている。
★1963年に完成した、ベルリン・フィルハーモニーの本拠地。かつてはヨーロッパ音楽界の帝王カラヤンが君臨した。現在の音楽監督は英国出身のサー・サイモン・ラトル。
★ポツダム広場の中心にあるヨーロッパ有数の大型ショッピングモール、アルカーデン。
★ポツダム広場で出ていた美味しいパンの屋台。右下のポスターの絵がなんともキュート。
★拡大図。
★ドイツのお土産は、カカオの濃度の違うチョコレート。地元のスーパーで買うと安い。
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