375's ROAD TO BOSTON/ゴールは虹の彼方に

米国在住ランナーの究極目標「ボストンマラソン」とアメリカ50州制覇を目指す人生の旅日記。

再結成から暗転… 青い三角定規、一角を失う。

2006年09月28日 | 文化・芸能・音楽など

青い三角定規太陽がくれた季節」(EP) 1972年2月発売当時のジャケット。
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今、必死になって、34年前の記憶を呼び起こそうとしている。

あれは、中学校3年の春。新しいクラスになって初めての遠足が、5月頃にあった。
どこへ行ったのだろうか・・・。あいにく場所が思い出せないのだが、クラスでバス一台を借りきっていたので、それなりに遠くへ行ったはずだと思う。

覚えているのは、歌がとても上手な、美人のバスガイドさん。当時の最新ヒット曲、小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」を歌ってくれたのだが、その透き通るような美声は、年若い自分のハートを震わせるのに十分だった。

遠足が終わったあとも、友人との間で、「あのバスガイドさんは、きれいだったね」という話題ばかりが、しばらく続いた。行った場所などは、もはや、どうでもよかったのである。

その「瀬戸の花嫁」と同時期に大ヒットしていたのが、青い三角定規という新人フォークグループが歌う、「太陽がくれた季節」だった。

  君は何を今 見つめているの  
  若い悲しみに 濡れた眸で
  逃げてゆく白い鳩  それとも愛
  君も今日からは ぼくらの仲間  
  とびだそう 青空の下へ

山川啓介作詞、いずみたく作曲の、青春のあこがれと翳りに満ちた名曲。
当時、最もナウい曲だったといってもいいだろう。

あれから34年、それぞれの青春を歩んできた、かつての青い三角定規の仲間たちが、再び活動を共にするというニュースを聞いた。

あの「太陽がくれた季節」が、帰ってくる。フォーク史上不朽の名曲が、新しいアレンジで生まれかわる、という期待を抱かせたのだが・・・。

再び、あの仲間たちが集うのは、遠い未来になってしまった・・・。


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