昨夜から今日にかけてケーブルTVで3本映画を観ました(暇なんです)
【サイレン】と【ルパン】と【ダイヤルM】。
どれも劇場公開で観ていません。
【サイレン】は時間の無駄をしてしまった、という日本映画でした(泣)
【ルパン】はカリオストロ伯爵夫人を演じたクリスティン・スコット・トーマスの
年齢というか見た目に無理があります。
演技はさすがというカンジですが、歳をとらないっていう設定なのにおばあさんに
見えちゃう時があるんですもん。
あと10歳若かったら、あの役がバッチリはまるんだろうなぁ、と。
ルパン役のロマン・デュリスはピタッとしたスーツを着るとプリンスそっくりです(笑)
これは、怪盗ルパンの怪盗ぶりを期待して観ちゃいけない映画ですね。
良かったのはマイケル・ダグラスとグウィネス・パルトロウが夫婦役という
豪華なキャスティングの【ダイヤルM】。
内容的にはヒッチコックの【ダイヤルMを廻せ】を無理矢理現代版にしたことで、
いろんなところにボロが出ちゃった、つっこみ所満載のサスペンスって感じです。
だって、超豪華マンションとスラム街のアパートの施錠の形態が同じって
どう考えてもおかしいですわ。
でも、そんなことは大した問題じゃないです(笑)
何がいいかって、どの映画でもグウィネス・パルトロウはチャーミングだけど、
この映画の彼女はまた特別にいいんです。
エンジ色のドレスを纏った白い肌が溜息が出るくらい美しくて、その肌と同じように
演技が繊細で上品この上なかったです。
ムートンのコートにケリーバッグがごくごく自然で上流階級出身という設定に
ピッタンコだし。
そして何より着替えの場面に見せてくれたピタピタのキャミソール姿がもう最高。
ペッタンコな胸が肉感的ないやらしさを消してて、うなじから肩、肩から二の腕、
胸と脇の境に余分なお肉が無くて、かといってガリガリじゃなくてスルっとしてる、
女性が憧れる美しさっていうんでしょうか。
(ニコール・キッドマンが【アイズ・ワイド・シャット】で見せたキャミ姿も高得点)
しかし、グウィネス演じるエミリーは、ふたりも人を殺してしまったのに、それがあっさり
正当防衛となるのは、やっぱり彼女が美しく慈愛に満ちた女性だったからですよね。
これが普通のがさつなオバサンだったら、かなり厳しい事情聴取になるんでしょうねぇ。
私の身にそういう災難が降りかからないことを祈ります。