
どっぷりと“The Apples”に浸かっている中で、
今日はスピッツのライヴ、『Jamboree Tour “とげまる2011"』に行ってきました。
直前までインナーホンから流れるのは“The Apples”
でも、始まってしまえば完全にスピッツにもってかれます。
メンバーが登場すると、会場から大きな拍手が沸き起こり、
「おかえりなさ~い」の声も。
ファンが見守る中で歌い出した【ビギナー】はほんの少し声が震えていたような。
「先月ぶっ倒れてしまったヤワな魂ですけど(笑)」と話し始める草野クンは
特にかしこまった感もなく、湿っぽくもなく、いつもの口調。
表情も以前と変わらず。
(吉井さんと違って状態があんまり顔に出ないのよねw)
いやぁ、ホント、そんな姿をみて涙が出そうになりました。
草野クンの出で立ちは、水色のシャツに黒っぽいコットンパンツ、黒シューズ。
スッキリです。
アンコールの時は水色のとげまるジャケットTシャツ。
今日は水色がラッキーカラーだったんですかね。
ステージ上には、とげまるそのままの形の照明が大中小たくさん浮かんでいて、
曲に合わせて色を変えるんですわ。これ、とっても素敵でした。
隣の息子は「花粉の模型みたいだ」とほざいてたけど(笑)
その後ろにはスクリーンがあって、メンバーたちをアップだったり、
真上からとか横からとか、普通じゃ見られない位置からの映像を
映し出してくれてました。
今日の席は2階の最後列で、上にはせり出しがあるし、
横には仕切りの壁があるという今までで最悪かと思われる席(汗)
なのでこのスクリーンは本当に有り難かったし、嬉しかったし。
セットリストは、希望がたくさんの曲が多いように感じたけど
たぶんそれは勝手な思い込みというものですね。
【TRABANT】、カッコよかったですわ~。
この曲、もの凄くライブ映えしますね。
【新月】もいい。
草野クンのあの歌声とスクリーンに映し出された薄衣の舞いが
えも言われぬ雰囲気をつくり出してました。
そんでもって、次の【ジュテーム】がまた良かったわ~。
バンドバージョンの、特にドラムのアレンジが面白かったし、
何よりも、この不倫な歌詞を草野クンが歌うのがたまらないです。
そういえば【ジュテーム】をライブで聴いたの、私初めてかも。
アレンジと言えば、もう1曲、出だしのベースが唸りまくってて
「おお、カッコいい」っていうのがあったんだけど、あれ何の曲だったっけ(汗)
【シロクマ】あたりから、ちょっと声が埋もれた感じがしたんだけど、
でも【けもの道】はスコーンと力強くて気持ち良かったし、
そこから【君は太陽】まで、たたみ込むように熱かったですわ。
【8823】ではリーダーが弾けすぎたのか、コードが引っかかっちゃって、
歌う草野クンの真後ろでスタッフ二人が大わらわ。
ノリノリになりつつもちょっと笑っちゃいました。
そう言えば、今回【俺のすべて】がないんですよね。
草野クンのタンバリンを叩く姿が見られないのがちょっと寂しいですわ。
アンコールの【空も飛べるはず】
グッときました。
泣きそうになったけど、隣に息子がいるのでこらえちゃった自分が悔しい(笑)
MCは爆笑の連続でしたね。
覚えてるものを書き出しておきます。
が、かな~りいい加減だし、誰が言ったのか覚えてないし(オイオイ)、
いつもながら、あくまでもこんな感じというニュアンスでよろしくです(笑)
草:3月35日は20周年だったんですけど
客:えええええ?(爆)
草:あ、いや、3月25日は(と、なんでもないように言い直す草野クンw)
20周年だったんですけど、20代の頃はピチピチしてて
化粧水はどれが良いのかななんて考えることもなく(笑)
草:昔、4人で衣装を買ってきなさいって言われて、いったい衣装なんて
どこに買いに行けばいいのか分からなかったけど、一応、
代官山だか、中目黒だかに行って、で、結局テツヤが買ったのを俺が着たんだよね。
その服は【ヒバリのこころ】のPVで着てるシマシマTシャツなんだけど、
それ、GパンにINしてるという(笑)
草:ロッキング・オンとかのインタビューって「また一から始める気持ちで」とか、
毎回ずっと同じこと言ってる気がして、一度「ジョン万次郎みたいな感じで
やってみようかと思います」って言ったら見事にスルーされてた(笑)
草:『とげまる』の思い出で何かある?
崎:う~~~~ん、出てこないな~~。
草:(笑)
その頃、NHKのSONGSっていう番組の収録があって、
楽屋に坂本龍馬さんが遊びに来てくれたんだよね。
「本物の龍馬だ~」って嬉しかったな(笑)
でもアルバムの一番の思い出がそれってのも何だけど(笑)
三:俺たち福山さんには全ての点で負けてるな、と(笑)
絶対一緒に写真撮られたくないよな(笑)
草:勝ってるのは年齢だけ(笑)
三:普通こういうこと言ったらファンの人は「そんなことないよ~」って言うとこなのにさ、
ここのみんな、笑ってるだけだもんな~(笑)
メンバー紹介のMC
田:3月8日にタワレコにRADWIMPSの新譜を買いに行ったのね。
フラゲじゃなく発売日に。
草:フラゲって何のことだか知らなかったよね~(笑)
田:そう。だからちょっと使ってみたかったの(笑)
それで、その時タワレコでRADWIMPSがイベントやってて
そしたら、顔なじみのスタッフに「田村くん、こっち来て」って連れてかれて
ベースの武田くんと握手するという形になっちゃって、
で、後ろを見たら、ファンの人の列が出来てるんだよ(笑)
俺は40代の男のRADWIMPSファンと見られていたという(爆)
草:今日のクージーは忍びの者みたい(黒い半袖VネックTだったかな)。
すかさず、クージーが草野クンに吹き矢を吹く真似。それを受けて倒れる草野クン(笑)
いいコンビだなぁ(笑)
ク:今回のツアーは後ろのスクリーンが楽しいんですよ。
さっきはテツヤが幽体離脱みたいになってて(笑)
メンバーは誰もスクリーンが見られないから、これは私とお客さんだけが
楽しむことが出来るんですけどね(笑)
崎:俺たちって、ずっとスタイリストさんが決めた衣装を着てて、これはヤダって
言っちゃいけないもんだって思ってたんだけど、前に白いトックリセーターに
木の皮のチョッキっていうのがあって(笑) ボタンは貝ね(笑)
で、木の皮だから硬くて座るとこの辺(首のあたり)に当たって痛いんだよ。
トックリ着てたからまだ良かったんだけど、それでも痛くてさ、
それで途中でチョッキを脱いじゃったの。そういうの一度だけあったんだよね(笑)
これ爆笑でした。
それにしても、トックリとかチョッキとか、もう崎山さんたら~(笑)
三:この間DVD(ソラトビデオCOMPLETE1991~2011)が出たでしょ。
そのPVの話しでさ、俺いつもサングラスしてるんだけど【空も飛べるはず】だけ
してなくて、それで白いバンダナを伸ばした髪の頭にきつく巻いてんのよ。
で、バンダナを取ったら頭の上の方だけペチャンコで下はブワーみたいな(笑)
あれを見ると俺悲しくなるんだ(笑)
それと、このPV4人が並んでる映像があるんだけど、身長はみんな同じはずなのに
俺だけすごい背が高いんだよ。なんでだろ?
草:俺たちが後から背が伸びたとか(笑)
草:【君が思い出になる前に】のPVは、一人一人順番に撮っていって、
最後の俺の時は凄い短い時間しかなくて、そこで俺歌詞間違えちゃって、
だから口が合ってないの(笑)
それと、【ロビンソン】で田村が走るシーン、あれ田村必死に走ってるのに
監督が「田村クン、真面目に走ってください」って(笑)
二人の話しに出来てたPVは、帰ってからここでチェックしてみました。
すっごい笑えます。
ちなみに草野クンが間違えたのは“優しいふりだっていいから”のとこかと(笑)
草野クンの変わらない姿と、さりげなく見守るメンバー。
そして、そんなスピッツを愛する、会場をビッシリと埋めたファンの人たち。
とってもとっても、あたたかいライヴでした。
『今夜こうして皆さんとお会いできたことを心の1ページに刻んで、
その上に付箋をつけたいと思います』
草野クンがラストの方で言った言葉です。
ホントに良かったな~~。
<セットリスト>
1【ビギナー】
2【スパイダー】
3【恋する凡人】
4【ロビンソン】
5【幻のドラゴン】
6【メモリーズ・カスタム】
7【TRABANT】
8【鳥になって】
9【胸に咲いた黄色い花】
10【ヒバリのこころ】
11【ガーベラ】
12【新月】
13【ジュテーム】
14【シロクマ】
15【えにし】
16【どんどどん】
17【探検隊】
18【けもの道】
19【トンガリ’95】
20【8823】
21【君は太陽】
Encore
22【魔法のコトバ】
23【バニーガール】
24【空も飛べるはず】