***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

バードマン あるいは 以下省略

2015-04-20 22:31:32 | 映画

 

 

那須岳の温泉小屋泊まりが中止になったので、
その分豪勢にランチしてやろうじゃないのと、
今日はまたまちのパーラーへ。

平日だし雨も降ってるし、お昼丁度に行っても大丈夫だろうと思ったら、
既に6組待ち(汗)

それでもどうしてもここで食べたかったから、
先にパンなどを買って待つこと1時間。

「吉井(仮名)さま、カウンター席でよろしければ」との案内に、
二人同時に「はい!」「全然OKです!」

結婚して26年も経つと目の前より横がいいってか(笑)

 

 

今日はサルシッチャセットとトリッパ(モツのトマト煮)セット、
それに単品でフレッシュトマトとペコリーノサンドを追加。

ローストポークサンドが売り切れでトリッパにしたんだけど、
これがまた濃厚でいてやさしい、いいお味なんだわ。
サルシッチャは、たぶん100回食べても美味しい(笑)
パンは噛めば噛むほど味わい深く「ああ、いい小麦使ってるな~」という美味しさ。
そのパンにサルシッチャと葉っぱを挟んで食べる至福のひと時(笑)
ついでに言えば、牛乳はタカナシの低温殺菌で、そりゃ
カフェ・ラテもカフェ・マッキャートも美味しいに決まってる。

これで合計ジャスト3,000円。ひとり1,500円のランチ。
値段はお安く、気分はめっちゃゴージャス(笑)

 

ランチを食べ終えたのが、午後1時55分。

そのまま映画館へダッシュ(といっても車だけど)
午後2時15分上映開始で、席に着いたのがCM中の午後2時20分。
ギリギリセーフ(笑)

観たのは『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
長ったらしいタイトルw)

アカデミー賞作品賞など今年度最多の4部門を受賞した作品ですね。

 


ストーリーは、
昔、ヒーローものの映画で知らないものはいない人気スターとなったが、
その後は鳴かず飛ばずの落ちぶれた中年男性がブロードウエイの舞台に
再起をかける、というもの。

なのに出だしが、パンツ一丁の主人公が宙に浮いてるという(笑)
念力で物を動かしたりもして、え、このオジサンは超能力者なの?

なんていう観てる者の思惑を全く無視して物語は進むのです。

「超能力あるけどね、そんなことを題材にはしないのさ」
「SF大作やヒーロー物なんて大衆受けする映画を作る気ないからね」
ってカンジ。

ブロードウエイでの興行を左右するほどの影響力をもつ批評家は、
視点が全然リベラルじゃない人間で、その批評もハプニングを絶賛する底の浅いもの、
という描き方。
この映画はショービジネスの現在の在り方を、批判、
というよりおちょくってるみたいですね。

感動巨編じゃないし、スカッとするわけでもないし、
ズゥーンと心が重くなるとか、じわ~んと心に沁みてくるとかというのでもない。
もちろんヒーローものでもない。

全編通したモヤっと感が絶妙な映画といいますか。

絶妙と言えるのはアカデミー賞という冠のおかげかもだけど(笑)

ショービジネスをおちょくった映画がアカデミー賞を受賞する、、
それは、自虐的かつ自己を否定することで、アメリカのショービジネス界が、
誠実であり賢明であると思わせるためのものだったのかな、
なんて思ったりもして。


この映画で一番楽しかったのは、主人公の心理状態と
全編に響くドラムのリズムが見事にシンクロしているところ。

すっごく小気味よかったです。

 

それにしても、
エドワード・ノートンがダスティン・ホフマンに似てきたなぁと
思うのは私だけだろうか。

 

 

 

 

 


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