地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

パンと石【教会でパン 安らぎの味 / ウクライナ正教会: トップの府主教死去 葬儀でも露と対立】

2014-07-11 20:33:09 | 今日の御言葉
photo 山梨フルーツレディー 2014.7.9



あなたがたのだれが、
パンを欲しがる自分の子供に、
石を与えるだろうか。

「マタイによる福音書」/ 07章 09節
新約聖書 新共同訳



お互いに、心の底から
愛し合っている人たちは、
この世でいちばん幸せ者です。

彼らは少ししか、いいえ、
まったく何も持っていないかも
しれません。

でも幸せなのです。

すべてのことは、
どのように愛し合うかに
かかっているのです。

マザーテレサ
(マザーテレサ『日々のことば』より)




★教会でパン 安らぎの味

トルコ 海外リポート リポーター発


◆中国新聞アルファ 2014年7月7日



人口の99%がイスラム教徒とされるトルコで、キリスト教徒が多く住む東部マルディン県のミディヤットを訪れた。彼らはスリヤーニと呼ばれ、キリストの誕生以前から住み続けているという。しかし、これまで多くの統治下に置かれたため、大多数は世界中に散らばった。現在、数百人しか残っていないという。

チェックインしたホテルの部屋から、丘の上に立つ三つの教会が見えた。お祈りの時間になると、鐘の音も聞こえる。トルコにはイスラム教徒が通う寺院(モスク)があちこちにあるが、教会を見掛けるのは珍しい。

日曜の朝、お祈りがあると聞いて教会を訪れた。多くの男女がリズムに合わせて何かを唱えている。時にはハモっているようにも聞こえる。人が守るべき規律や道徳などを、曲に合わせて唱えているらしい。

お祈りが終わると、1人ずつ壇上に上がり聖書にキスをして教会を後にする。出口では小さなパンを載せた皿を持った男の子が立っていて、参加者がパンのかけらをつまんで口に入れている。

このパンを作るのは神父で、「十字」の模様を12個かたどった木型を生地に当ててから焼き上げる。これはキリストの12人の使徒にちなんだもの。宗教上重要な数字が、食べ物に反映され、生活に密着しているのだ。

お祈りは神と近づく時間。神にささげた食べ物はその後で口にする。わずかなやりとりだが、人はその瞬間、神の存在を感じることで安心して生きているのかもしれない。

私の古里でも、神社の祭りで、米や餅、お神酒をもらうことがある。尊敬や感謝をしながら食べ物を口にすることで、心を落ち着かせたり、自分を戒めたりする。場所は違うが似た行為だと感じた。

ミディヤットには歴史上、多くの人種や民族が入り込んだ。スリヤーニは、少数派となった今も誇りを持って住み続けている。血縁を重視するため、他の地域へ女性を嫁がせず、受け入れもしないという。

お年寄りからそんな話を聞いている途中、子どもたちが教会の外で無邪気に遊んでいるのが見えた。わずかな時間だったが、スリヤーニが団結して生きていることを強く感じるひとときだった。

(岡崎伸也=コンヤ在住)

http://www.chugoku-np.co.jp/reporter/article/article.php?comment_id=2149&comment_sub_id=0&category_id=393&pl=4588880869



★ウクライナ正教会:
トップの府主教死去 葬儀でも露と対立

◆毎日新聞 2014年7月8日



▲ウラジーミル府主教の葬儀でひつぎを
担ぐ司祭ら=キエフで7日、AP


【モスクワ田中洋之】

ウクライナ正教会モスクワ総主教庁系のトップ、ウラジーミル府主教(本名=ビクトル・サボダン氏)が5日、首都キエフで病気のため死去した。78歳だった。府主教の葬儀が7日にキエフで行われたが、ウクライナとロシアの対立を反映し、ロシア正教会トップのキリル総主教は参列を見送った。

国民の約7割が信者とされるウクライナ正教会には、ロシア正教会と密接な関係にあるモスクワ総主教庁系と、ソ連からの独立後に設立されたキエフ総主教庁系、さらに独立正教会の3組織がある。

ウラジーミル府主教は1992年の就任後、新生ウクライナで正教会の発展に尽力。葬儀には本来であれば、キリル総主教が参列してしかるべきだった。

しかし、ウクライナではロシアのクリミア編入などで対露感情が悪化しており、ロシア正教会は「ウクライナ過激勢力の挑発を避けるため」として総主教のキエフ訪問を断念。代わりに渉外担当責任者のイラリオン府主教を派遣した。イラリオン府主教は今年5月、ウクライナ東部の空港で入国を拒否されたが、今回は認められた。

一方、キエフ総主教庁系のフィラレート総主教は6日の会見で、モスクワ総主教庁系がロシア正教会の影響下から脱すべきだとの考えを示した。

(毎日新聞 2014年7月8日)



▲『国難の正体』馬渕睦夫 (写真)

太陽【カトリエのぶらっとブラジル /【Rio】キリスト像を美しく写真におさめるにはポイントが!】

2014-07-10 17:14:27 | 今日の御言葉




あなたがたの天の父の子となるためである。
父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、
正しい者にも正しくない者にも
雨を降らせてくださるからである。

「マタイによる福音書」/ 05章 45節
新約聖書 新共同訳



どんな小さいことであっても、
大いなる愛を込めておこなうことは、
人に喜びを与えます。

そして人の心に平和をもたらします。

何をするかが問題ではなく、
どれほどの愛をそこへ注ぎ込むことができるか
それが重要なのです。


マザーテレサ
(『マザーテレサの「愛」という仕事』より)



★カトリエのぶらっとブラジル

【Rio】キリスト像を美しく写真におさめるにはポイントが!

■Soccer King 2014年07月09日 19:00


コラム サッカーキング放談

http://www.soccer-king.jp/sk_column/article/210294.html


丘の上から眺める、青に包まれたヒオの美しい景色と、それを見守る温かく荘厳なキリスト像。ブラジルの象徴ともいえるコルコバードのキリスト像は、心が洗われるような、ヒリヒリするような、特別な空気をまとった場所。私がブラジルで一番好きな場所です。

コルコバードへの行き方は主に2通り。

(1)丘の麓からケーブルカー
麓のCosme Velho駅からケーブルカーで、往復45レアル(約2000円)。20分くらいで頂上につきます。








ケーブルカーは30分に1本程。切符売り場も乗り場もすごく混んでいるので、頂上付近まで2時間くらいかかる事もあります。ケーブルカーから見える景色も素敵。

(1)タクシー
タクシーで丘を登り、近くの駐車場で待っていてもらうこともできます。ただしこの駐車場は往復予約されているタクシー以外は入れないらしいので、運転手さんと”往復でいくら”とあらかじめ交渉しておかなければいけません。

私はケーブルカーでもタクシーでも行ったことあるけど、切符やケーブルカー待ちの混雑に巻き込まれることもないので、交渉さえうまくできれば、タクシーの方がラクだと思いました。混んでる日だと登山道路が大渋滞してしまう事もあるようですが…。

駐車場からは専用バンに乗り換え、キリスト像に向かいます。バンで山道を登って行くのも探検気分で楽しい♪

他にもビーチ付近や広場から専用バンが出ていたりするので、ホテルの人や地元の人に聞いてみるといいかもしれません。

頂上付近からエレベーター、エスカレーターと乗り継いで行くと…いよいよキリスト像の後姿が見えてきます!!



ところで。この2枚の写真、同じアングルですが1枚目は逆光ですよね。1枚目は午前に、2枚目は午後に行った時の写真なんです。

正面から見ると…このような感じ。



1枚目は午前、2枚目は午後です。どちらもとても天気が良い日だったのですが、太陽の位置によってこんなにも景色に差があるんです。もちろん見下ろす景色にも。

ちなみに曇りの日だと…



全くキリストがみえないっっっ!!!!


こんなわけで、天気や時間を考慮しつつ、行く時を選んだ方が良さそうです(笑)
ケーブルカーは8:30から動いているので、午前中にコルコバード、午後にもう一つの観光地ポン・ジ・アスーカに行く事をオススメします。

天気の良い日だと、山と海に囲まれ複雑に入り組んだヒオの全貌を見ることができます。明るさや華やかさも、この街の格差や矛盾も見えてくる。それでも前向きで美しい…。空が海に溶けているような青のグラデーションに360度包まれ、あるような、ないような、境界線についてぼんやりと考えてしまう。








頂上には休憩できるカフェスペースもありますよ。



■加藤理恵(かとう・りえ) 

1985年7月29日生まれ。東京都出身。2005年にミスマガジン読者 特別賞受賞。07年に日本テレビ系「サッカーアース」 でアシスタントを務めるなど、ドラマやCM、バラエティなど多方面で活躍。日系ブラジル人の母を持ち、ポルトガル語を駆使する。 サッカー好きが高じて4級審判員の資格を取得し、Jリーグ取材の裏話をサッカーキングで連載している。2012年シーズン、スカパー!のJリーグハイライト番組「マッチデー Jリーグ」のMC。

加藤理恵オフィシャルツイッター @vi729
加藤理恵オフィシャルブログ http://ameblo.jp/kato-rie/

(Soccer King 2014.07.09. 19:00)



★カトリエのぶらっとブラジル

【Salvador】ボンフィン教会のミサンガの本当の使い方!?

■Soccer King 2014年07月06日 19:00

コラムサッカーキング放談



ボンフィンという名前は聞いたことがなくても、これを目にしたことある方は多いのじゃないでしょうか。サッカー選手がつけているミサンガ。





これ実は、ボンフィン教会のシンボルなんです! 教会の前は一面のミサンガ!!


カラフルなミサンガが風になびいていてとってもキレイ。ミサンガを教会の柵に三回結びつけ三つの願い事をします。



おみくじを木の枝に結ぶみたいですね。

ミサンガは、教会の前の屋台に売っています。10本で1~200円くらい。お土産にしたい方はロール買いがオススメ。ロールで買っても500円くらいなので、ラッピングのリボンに使ったり、切ってミサンガにしたり。



日曜のミサの後や、タイミングが良いと、神父さんがお祈りしてミサンガに聖水をかけてくれます。



教会自体は小さくて、すぐに見おわってしまいますが小高い丘の上にあり景色も良く、何よりカラフルなミサンガがとてもキレイで、私はサルバドールに行くと必ず訪れるお気に入りの場所です。教会の奥にある部屋には、天井からロウでできた足やら手やらがたくさん吊られていて、入った瞬間気持ち悪くてビックリしたのですが…(笑)
ここは怪我や病気にご利益がある教会らしく、ボンフィンにお願いして怪我が良くなったという方から送られてきたものなんだそうです。

ボンフィン教会までは、旧市街からタクシーで30分くらい。”ボンフィン行き”と書いてあるバスがあるので、それに乗ってもOK。


■加藤理恵(かとう・りえ) 

1985年7月29日生まれ。東京都出身。2005年にミスマガジン読者 特別賞受賞。07年に日本テレビ系「サッカーアース」 でアシスタントを務めるなど、ドラマやCM、バラエティなど多方面で活躍。日系ブラジル人の母を持ち、ポルトガル語を駆使する。 サッカー好きが高じて4級審判員の資格を取得し、Jリーグ取材の裏話をサッカーキングで連載している。2012年シーズン、スカパー!のJリーグハイライト番組「マッチデー Jリーグ」のMC。

加藤理恵オフィシャルツイッター @vi729
加藤理恵オフィシャルブログ http://ameblo.jp/kato-rie/

http://www.soccer-king.jp/sk_column/article/209425.html

(Soccer King 2014.07.06. 19:00)



▲日本を去るザッケローニ元日本代表監督(2014.7 写真)

使いの者【「河野談話」は実は妥協の産物だった】

2014-07-09 15:52:18 | 今日の御言葉
photo 宮澤エマ



同様に、娼婦ラハブも、
あの使いの者たちを家に迎え入れ、
別の道から送り出してやるという
行いによって、
義とされたではありませんか。


「ヤコブの手紙」/ 02章 25節
新約聖書 新共同訳



家庭というのは、
人類愛を学び教える学校です。

父母の温かい愛を受けて育った子供は、
外に出ていけば、家で学んだとおりに、
困っている人を愛の心で
助けるでしょう。

また、兄弟姉妹の間で
深い愛を分かち合って育った子供は、
社会に出て隣人と
厚い情を分かち合って生きて
いくでしょう。

愛で養育された人は、
世の中のどんな人でも家族のように
思うものです。

自分の家族のように思って人に仕え、
人に自分のものを分けてあげる
愛の心は、
真の家庭から始まります。

家庭が大切なのには、
もう一つ理由があります。

家庭は世界に拡大するから
大切なのです。

真の家庭は、真の社会、真の国家、
真の世界の始まりであり、平和世界、
神の国の出発点です。

父母は、息子・娘のために
骨が溶けてなくなるほど働きます。

しかし、単純に自分の子供にばかり
食べさせようと働くのではありません。


あふれるほど愛を受けた人は、
人のために、神様のために
働くことができます。





統一教会の人たちの「抗議デモ」の様子

(2012.8 写真左側 3人目は
日本統一教会の代表を
務めたこともある、江利川安栄 氏)


※一体、どう落とし前つける気
なんだろう?

★「河野談話」は実は妥協の産物だった


■世界日報 2014年6月23日(月)10時56分配信

ウィーン発『コンフィデンシャル』

時事通信は6月20日、「日本政府が同日、従軍慰安婦問題への旧日本軍の関与を認めて謝罪した1993年の河野洋平官房長官談話の検証結果に関する報告書を公表し、(1)談話作成時に韓国側と文言調整していた(2)元慰安婦とされた女性への聞き取り調査では、事後の裏付け調査を行わなかった─ことを明記。日韓両政府が文言調整の事実を対外的に非公表とすることで一致していたなどを明らかにした」と報じた。

両国政府の事前の「文言調整」が行われたことが判明し、調整はなかったと主張してきた両国政府のこれまでの発言が虚言であったことが判明する一方、文言調整プロセスで韓国側から圧力があったこと、慰安婦への聞き取り作業がなかった等が分かった。その結果、「河野 談話」の信憑性が土台から崩れる可能性が出てきた。

報告書によると、韓国側から「問題を解決させるためには韓国国民から評価を受け得るものでなければならない」として、日本側に慰安婦の「強制連行」の記述を要求していたことが明らかになった。それに対し、日本側は「軍当局の意向」という表現で問題を決着しようと努力した。最終的には「要請」で落ち着いたが、「河野談話」は慰安婦問題で最重要ポイント、「旧日本軍の強制連行」に関して事実確認ではなく、文言調整プロセスの妥協の産物であったことが確認されたわけだ。韓国側はその後、日本批判の武器として「河野談話」を拡大解釈して利用してきたことは周知の事実だ。



▲慰安婦の強制連行とされてきた
資料もよく見ると、
単なる「求人募集広告」だった



一方、日本側は慰安婦問題の外交的早期解決を優先し、「事実関係をゆがめることのない範囲で、韓国政府の意向・要望は受け入れる」といった妥協姿勢を貫いてきた。その結果、慰安婦問題が後日、両国間の政治問題となる道を開いてしまったわけだ。その点で、日本側の責任も見逃すことはできない。

予想されたことだが、韓国政府は20日、外交部報道官声明を通じ「日本政府が河野談話を継承するとしながら検証を行ったこと自体が矛盾した行為だ」」(聯合ニュース)と、日本政府を激しく批判した。韓国側は日本政府が「河野談話」の検証を公表した時、「河野談話」否定は韓日関係を破綻させる」と警告し、日本側の検証への試みに強い警戒心を見せてきた経緯がある。

「河野談話」の検証結果のニュースを見ていると、韓国側が「河野談話」の検証を恐れ、安倍政権を批判してきた背景が少し理解できた。韓国側が「河野談話」の外交舞台裏の暴露にパニック反応を見せる理由も分かる。検証結果は慰安婦問題を反日攻勢の武器として利用してきた韓国にダメージを与えるからだ。繰り返すが、韓国の反日攻撃の最大武器であった「河野談話」が事実検証の結果ではなく、日韓両国政府の外交の文言調整の妥協の産物だったことが判明したからだ。




付け加えるが、河野官房長官(当時)が「河野談話」には記述されていない「旧日本軍の強制連行」を認める発言を記者会見でしてしまったことは、日本外交上、消すことができない汚点となった。いずれにしても、日本側は「河野談話」の見直しの考えがないことを発表済みだから、韓国は「河野談話」の検証問題について、これ以上、批判を広げるべきではない。

(2014年6月23日(月)10時56分配信)




▲河野洋平氏 (元官房長官)
国民の前にウソはもはや隠し通せなくなっている。

★日韓の綿密なすり合わせ明記 検討チーム報告書

■産経新聞 2014.6.20 19:42 【「慰安婦」問題】



▲記者会見する河野談話
作成過程検討チームの但木敬一座長(左)。
右は兼原信克官房副長官補=20日午後、
内閣府(酒巻俊介撮影)



 政府は20日、慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の河野洋平官房長官談話の作成過程について、有識者による検討チームの報告書を公表した。報告書では、当時の日韓両政府が談話の文言を原案段階から入念にすり合わせていた経緯を明らかにしており、談話が事実上、日韓の合作であったことが証明された。

 衆院予算委員会からの検証要請を受け、加藤勝信官房副長官が同日の予算委理事会に報告書を提出した。菅(すが)義偉(よしひで)官房長官は記者会見で、韓国側へ報告書の概要を伝えたことを明らかにした上で、「談話を見直さないという政府の立場に何ら変わりはない」と述べた。

 報告書によると、談話作成に関し、5年7月の日韓外相会談で、武藤嘉文外相(当時)が「文言は内々に事前に相談したい」と申し入れたことを受け、事務レベルで文言調整が始まった。慰安所設置や慰安婦募集の際の軍の関与について、韓国側が「軍の指示」と表現するよう要求し、最終的に「軍の要請を受けた業者があたった」と修文するなど、文言のすり合わせが詳細に行われた。


※2万6145円=現在価値で2億円

談話の根拠とされる元慰安婦の聞き取り調査をめぐっては、韓国政府が反日団体である「太平洋戦争犠牲者遺族会」と「挺身(ていしん)隊問題対策協議会」に協力を打診していたと指摘。談話の原案は聞き取り調査が終了する前に作成済みで、裏付け調査も行っておらず、談話の直接的な根拠ではなかったことも明らかにした。

 政府は、談話の発表直前、日韓両政府のすり合わせについて「マスコミに一切出すべきではない」と提案し、韓国側も了承した。

 報告書には、河野氏が談話発表の記者会見で「強制連行の事実があったという認識なのか」と質問され、「そういう事実があった」と発言したことも明記。「一連の調査で強制連行は確認できない」としていた政府の認識と矛盾する発言だったことを強調した。



 元慰安婦に「償い金」を支給したアジア女性基金に関し、事業終了までに韓国の元慰安婦61人に1人あたり「償い金」200万円を支給したことも明示した。

■河野談話 平成5年8月、宮沢喜一内閣の河野洋平官房長官が元慰安婦に心からのおわびと反省の気持ちを表明した談話。閣議決定はしていない。慰安婦募集に関し、「官憲等が直接これに加担したこともあった」「募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた」などと強制性を認定した。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140620/plc14062016230011-n1.htm





この時の苦しみ【バチカン「国際エクソシスト協会」(AIE)をカトリック団体として公認する。】

2014-07-08 09:49:39 | 今日の御言葉
大ヒットした映画『エクソシスト 』(1973年)
※原作は、1940年に実際にメリーランドであった事件である。



わたしは思う。
今のこの時の苦しみは、
やがてわたしたちに現されようとする
栄光に比べると、言うに足りない。

「ローマ人への手紙」 8章18節
新約聖書 口語訳




愛はまず家庭から始まるのです。

愛は家庭に住まうものです。


こどもたちは

家庭のなかに愛やほほえみを

見つけることができません。

こどもたちはさびしすぎるのです。

外へ

さがし求めにゆくのです。

マザーテレサ
(マザーテレサ『愛のことば』より)




▲「悪魔払いをするエクソシストを描いたスケッチ」
(バチカン放送独語電子版から)


★バチカンと「悪魔」の関係について


■アゴラ2014年7月7日 09:43

http://agora-web.jp/archives/1602960.html

バチカン法王庁聖職者省は7月3日、「国際エクソシスト協会」(AIE)をカトリック団体として公認すると発表した。AIEには30カ国から約250人のエクソシストが所属している。バチカン放送によると、AIEの立場はバチカンの公式団体ではなく、あくまでも信者たちの団体であり、教会の名で活動は行うことはできないという。AIEは1994年、ローマ司教区のエクソシスト Gabriele Amorth によって創設されたものだ。


▲ヨハネ・パウロ 2世 (在位 1978年10月16日- 2005年4月2日)

「悪魔祓い」といえば、少々カルト的なイメージが強いが、歴代のローマ法王の中には悪魔祓いができたエクソシストがいた。最近では今年4月27日、列聖したヨハネ・パウロ2世はエクソシストだった。また、ザンビア出身のエマニュエル・ミリンゴ大司教は世界基督教統一神霊協会(通称統一教会)の創設者文鮮明師の主礼で結婚したためバチカンから破門されたが、ヨハネ・パウロ2世が信頼していたエクソシストの一人だった。同大司教は多くの悩む信者たちの悪例払いをし、人気のあった聖職者だ。すなわち、エクソシストはバチカンにとって身近な存在なのだ。

一方、信者たちの中にはエクソシストへの癒しの要望がここにきて急増している。データは少し古いが、イタリアで2011年、約50万人の国民がエクソシストの助けを求めたという。この数字は年々増加している。同国の著名な週刊誌「パノラマ」が同国カトリック系精神病学会の情報として報道したものだ。イタリア中・南部の国民がエクソシストに悪魔祓いを願うケースが多いという。イタリアで約300人のエクソシストが教会司教の要請を受けて悪魔祓いに従事しているというから驚きだ。

悪魔祓いの需要が増えてきたということは、悪魔に憑依された信者や国民が増えてきたということになる。日本人の読者には「悪魔」といっても漫画チックな響きかもしれないが、実際存在する。ヨハネ・パウロ2世は悪魔について、「悪魔は擬人化した悪霊」と規定し、「悪魔の影響は今日でも見られるが、キリスト者は悪魔を恐れる必要はない。しかし、悪魔から完全に解放されるためには、時(最後の審判)の到来を待たなければならない」と述べている。

「悪魔」は本当に存在するのだろうか。「神の存在」を問う人々は多いが、「悪魔の存在」について考える人は案外、少ない。聖書では悪魔(サタン)という言葉が約300回登場する。有名な個所としては、「悪魔はすでにシモンの子イスカリオテのユダの心に、イエスを裏切ろうとする思いを入れていた」(ヨハネによる福音書13章2節)がある。

バチカン法王庁はエクソシストに癒しを依頼する前には精神科での治療を義務付けている。悪魔によるものか、精神病かの診断が重要だからだ。「悪魔が憑いている」と判断された場合だけ、患者やその家族が悪魔祓いをエクソシストに依頼できることになっている。

バチカン法王庁は1999年、悪魔祓い(エクソシズム)の儀式(1614年)を修正し、新エクソシズム儀式を公表した。新儀式では、1. 医学や心理学の知識を決して除外してはならない、2. 霊に憑かれた人間が本当に病気ではないかをチェックする、3. 秘密を厳守する、4. 教区司教の許可を得る─など条件が列記されている。

エクソシストについて公の場で語ることを控える傾向があったバチカンがAIEを公認した背景には、悪魔の存在とその活動を無視できなくなってきたこと、霊的癒しを求める信者が増えてきたこと、等があるからだろう。ちなみに、フランシスコ法王はその説教の中で「悪魔」という言葉を頻繁に語るローマ法王といわれている。

(http://blogos.com/article/89983/)




▲電力自由化、労働規制緩和 ( ホワイトカラーエグゼンプション、解雇制限撤廃 )、移民政策、TPP、消費税増税、法人税減税、新自由主義政策・・・。



▲もはや、「悪の巣窟」と成り下がった
産業競争力会議と経済諮問会議。
(写真はパソナグループ取締役会長の竹中平蔵氏)


売国政策が止まらない。
いい加減に目を覚ませ!



▲デフレ期に、増税したら景気が冷えて
余計に税収が減るよ。
(財政赤字が拡大)



★「私の第3の矢は悪魔を倒す」 安倍首相が英紙に寄稿

■産経新聞 2014年6月30日 08:56 

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140630/plc14063008560008-n1.htm


【ロンドン=内藤泰朗】

安倍晋三首相は30日付の英紙フィナンシャル・タイムズに、「 私の『第3の矢』は日本経済の悪魔を倒す 」と題した論文を寄稿し、経済再建なしに財政の健全化はあり得ないと述べて、日本経済の構造改革を断行する考えを表明した。

首相はまず、改革の例として今年、法人税率を2・4%引き下げたほか、数年で20%台に減らすことを明らかにし、「 それは成長を助け、外資を呼び込むことになる 」と強調。規制の撤廃のほか、エネルギーや農業、医療分野を外資に開放することを言明した。

さらに、今年4月の消費税増税でも、「 影響は限定的だ 」として、少子高齢化社会で経済成長を続けられるか否かについては「 すべての国民の協力 」と、「 女性の社会進出 」が重要だとして、「 働く母親のために家事を担う外国人労働者の雇用を可能にする 」と約束した。

欧米諸国では、安倍首相が打ち出した「 アベノミクス第3の矢 」の成長戦略に対し、懐疑的な見方も出てきており、議論を呼ぶことになりそうだ。

(産経新聞 2014年6月30日 08:56)



▲『移民亡国論』三橋貴明 (写真)


二人【ロシア 家族と愛と貞節の日を祝う/ 愛についての大きな本】

2014-07-07 10:35:11 | 今日の御言葉
http://i-nekko.jp/nenchugyoji/gosekku/tanabata/



また、はっきり言っておくが、
どんな願い事であれ、
あなたがたのうち二人が地上で
心を一つにして求めるなら、
わたしの天の父はそれをかなえてくださる。

「マタイによる福音書」/ 18章 19節
新約聖書 新共同訳



人間は何のために
生きるのでしょうか。


人のために生きる
というのなら
どれほど素晴らしい
答えでしょう。


愛の結実として生まれ
愛し合いながら生き

永遠なる愛の神の懐に
帰るようになっているのが

創造本然の人間の生の姿です。





▲© Photo: VOR

★ロシア 家族と愛と貞節の日を祝う

■ボイス オブ ロシア2014年7月5日 09:44

The Voice of Russia 日本語版 (ロシアの声)

ロシアの古都ムーロムに4・5日の両日、ロシア全土から大勢の人々が訪れ、「家族と愛と貞節の日」を祝っている。「家族と愛と貞節の日」は7月8日だが、主なイベントは5日から始まる。 ムーロムには週末、17地域 ロシア から少なくとも7万人が訪れる見込み。

ロシアでは2008年から、7月8日に家族と愛と貞節の日が祝われている。この日は、ロシア正教の愛の聖人として名高い聖人ピョートルとフェヴローニャ夫婦にまつわる古い伝説がもとに制定された。「家族と愛と貞節の日」は、精神的・道徳的な拠り所であるロシアの家族に注意を向けさせるために定められた。

ロシアのメドヴェージェフ首相夫人が委員長を務める「家族と愛と貞節の日」の組織委員会は毎年この日、ロシアの最も絆の深い家族に、愛と貞節を称えるメダルを授与している。

  リア・ノーヴォスチ

http://japanese.ruvr.ru/news/2014_07_05/roshia-kazoku-hi/

(7月 5 , 09:44)



▲© Flcikr.com/Josep Ma. Rosell/сс-by

★「愛についての大きな本」

■ボイス オブ ロシア 2014年7月4日 16:02

http://japanese.ruvr.ru/2014_07_04/274262792/

ロシアではインターネット上で「愛についての大きな本」という社会プロジェクトがスタートしました。これは参加したい人がサイトに、妻や夫、両親や子供たち、町や村、卒業した学校などに愛の告白をするというものです。誰でも参加できるもので、求められるのは、率直な言葉と誰かに暖かい言葉を伝えたいという気持ちです。


プロジェクトの考案者は、これは地球上でもっとも大きな愛の告白本になるだろうと考えています。このプロジェクトのスローガンは「世界にもっと愛を!」で、多くの国から集まった数万通の手紙が収められる予定で、おそらくその規模は世界でも最大のものとなります。ネットへの書き込みに年齢制限はなく、若者でも学生でも大人でも参加できます。「愛についての大きな本」プロジェクトの管理者であるマクシム・ブィチコフさんは次のように述べています。


[このプロジェクトは偶然思いついたものです。ニュースを見ていたら、暗いことばかりで、明るいニュースが少なすぎると気がつきました。それで何かよいことだけを集めたプロジェクトはできないものかと考えました。そして愛よりもすばらしいものはないと思い、より多くの人々に、家族や愛する人、故郷についていいことだけを書いてもらおうと考えたのです。これは個人の資金を使った個人的なプロジェクトです]。


誰かまたは何かに対する愛を世界の人々とシェアするのにお金はかかりません。このサイト「愛についての大きな本」に登録し、文章を書き、送信ボタンを押すだけです。これがたくさん集まれば、プリントされ、本が作られることになっています。たくさんの人々の手で作られた作品は歴史に残り、読んだ人に暖かく、優しい気持ちを感じさせてくれるものになるでしょう。プロジェクトの管理者マクシム・ブィチコフさんは次のように述べています。


[プロジェクトで出来上がった本はプリントして、どこかの博物館に展示する予定です。またeブックにもするつもりです。プリント版では表紙に手書きでプレゼントする人へのメッセージを書けるようにする計画です]。


プロジェクトの企画者たちは、ひとりひとりが何かいいことをすれば、世界は変わり、よりよいものになると確信しています。本には1万5000から2万のメッセージが集まるものと見ています。それほど大きな本が作れるのかという問いに、マクシムさんは「問題はありません。2種類の本を作る予定です。1つはすべてのメッセージと写真、イラストを含むものですが、こちらはそれほどたくさんの数は作りません。博物館、図書館などでの展示用です。それとは別にもう1つ、500ページほどの本を作ります。これはまったく普通の本になりますが、内容は十分読み応えがあるものになります。本は主にロシア人を対象としており、ロシア語で書かれることになっています。しかし外国でも大きな関心を呼ぶ可能性はあるでしょう。

というのもこれはある意味でロシア人のポートレートとも言える、ロシア文化を垣間見ることができるものだからです。ということで、将来的には英語版と中国語版が出版される可能性もあるということです。この本は世界の人々がロシア人についてよりよく知ることができるチャンスを与えるものです。ここにはマスコミが伝えるロシア人像ではなく、ロシア人が自ら語るロシア人の姿があります。これによってロシア人のメンタリティーを見ることができるかもしれません。他の人には語れないロシア人自身の見方がここにはあるのです。


エレーナ コワチチ, 社会・歴史

(The Voice of Russia 日本語版 (ロシアの声) 2014年7月4日)

シロアム【昔ヤクザ、いま牧師 /「マフィアは破門する」と法王、 3歳児犠牲】

2014-07-05 10:28:32 | 今日の御言葉




「シロアム――『遣わされた者』という
意味――の池に行って洗いなさい」
と言われた。

そこで、彼は行って洗い、
目が見えるようになって、帰って来た。


彼は答えた。


「イエスという方が、
土をこねてわたしの目に塗り、
『シロアムに行って洗いなさい』と
言われました。

そこで、行って洗ったら、
見えるようになったのです。」


「ヨハネによる福音書」/ 9章 7、11節
新約聖書 新共同訳




すべての人は良心をもっていて

みんなそれに
従わなくてはならないのです

マザーテレサ
(マザーテレサ『日々のことば』より)




▼【動画】
元ヤクザの牧師・鈴木啓之さん
=関根和弘撮影

http://digital.asahi.com/sp/video/ASG633TWLG63IIPE008.html

★北海道)昔ヤクザ、いま牧師 
札幌・ススキノに教会

◆朝日新聞デジタル 2014年06月14日
03時00分


 かつてヤクザ。今は牧師。異色の経歴を持つ鈴木啓之さん(58)=千葉県柏市=が、札幌・ススキノに教会を開いた。宗教を超えて、あらゆる人たちの悩み相談に乗りたいという思いがある。

 「息子が麻薬をやっているようなんです。警察に捕まるかも……」。「一度ここに連れていらっしゃい。もし逮捕されたら私、面会に行きますよ」。5月下旬の日曜の夜。ススキノにあるビルの5階で、鈴木さんが女性の悩みに耳を傾ける。

 札幌市中央区に4月にできた札幌シロアムキリスト教会。鈴木さんが主任牧師を務めるプロテスタントの教会で、シロアムは新約聖書に出てくる池の名前だ。

イエス・キリストが池の水を使って盲目の人の目を見えるようにした言い伝えがあり、困難な状況でも視野を広げて新たな可能性を切り開けるようにとの思いを込めて名付けた。鈴木さんは柏市にある教会と行き来しながら教えを説いたり、悩み相談に乗ったりしている。

 札幌に教会を開くきっかけは昨年11月。ススキノで不動産会社を経営している知人から「気軽に悩みを打ち明けられるような場所をつくりたい」と提案された。

 20年以上前の記憶がよみがえった。

 1992年。暴力団組員から更生して牧師を目指し、神学校で学んでいた。キリスト教の活性化と各地での伝道という目標を掲げて、重さ40キロ、長さ3メートルある十字架を背負っての日本縦断を仲間の牧師らと計画した。沖縄から5カ月以上かけて歩き、最北の地、北海道・宗谷岬にたどりついた。「到着したとき、目の前には広大なオホーツク海が広がっていた。言葉にできない感動でした。疲れ果ててぼろぼろでしたが、とても癒やされました」と鈴木さんは振り返る。雄大な自然を抱える北海道こそ人生をやり直す環境としてふさわしいと感じたという。

 知人の会社が所有するビルの一室を提供してくれ、提案から約5カ月で開設にこぎ着けた。鈴木さんは毎週日曜日に札幌入りし、夜に礼拝を開く。キリスト教に関心がない人でも入りやすいように講話は私服で。道内の音楽家を招いてミニコンサートも開く。礼拝の合間をぬって来訪者の相談にも応じている。「都道府県別で自殺者も生活保護を受給する人も上位にある北海道。どんな悩みでもいい。とにかく一度連絡をして欲しい」と鈴木さんは言う。

 鈴木さんは大阪市出身。高校を中退して暴力団組員となり、2度の服役を経験した。賭博を繰り返して借金が膨らみ、妻と娘を置き去りにして愛人と東京へ逃亡。わらにもすがる思いで新宿の教会を訪れたことがきっかけで立ち直り、牧師に転身した。布教活動だけでなく、幅広く人々の悩み相談を受け付ける事業を進めている。相談や問い合わせは同教会(札幌市中央区南7条西8丁目、011・206・4925)へ。礼拝は毎週日曜午後7時から。

(関根和弘)





★「マフィアは破門する」と法王、
3歳児犠牲のイタリア南部を訪問

◆時事ドットコム2014年6月23日


【カッサーノアッロイオニオAFP=時事】

ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王(77)は21日、犯罪組織「ンドランゲタ」が拠点とするイタリア南部カラブリア州を訪問し、マフィアのメンバーは全員「破門する」と宣言して組織犯罪を厳しく批判した。

(写真はカラブリア州シバリで、信者らを前に説教を行うフランシスコ法王)

フランシスコ法王は信者らを前に、マフィアは「悪魔を崇拝し、公益をさげすむ者たちだ。このような悪は叩きのめし、追放せねばならない」と糾弾。「マフィアのように悪の道を歩む者たちは、神に属すことはない。彼らは破門される」と述べた。


破門された人間は、カトリック教会から追放され、悔い改めない限り、死後に地獄で責め苦にあうと考えられている。


カラブリア州では1月、3歳の男児がマフィアの報復に巻き込まれて殺害される事件が起きている。この男児「ココ」ちゃんは、祖父が麻薬の代金を支払えなかったことを理由に、祖父とそのパートナーのモロッコ人女性と共にンドランゲタに頭部を撃たれて殺害された。ココちゃんの遺体は焼け焦げた車の中から縛られた状態で見つかり、イタリア全土に衝撃を与えた。

その2か月後には近郊のプーリア州でも、やはり3歳児が殺害される事件が起きている。

バチカン広報当局によると、フランシスコ法王はココちゃんの父親と祖母に会い、慰めの言葉をかけるとともに「このような形で子供が犠牲になることが2度とあってはならない」と語ったという。

法王のカラブリア州訪問をめぐっては、ンドランゲタを挑発するのではないかとの危惧があった。フランシスコ法王はマフィアと決別するよう熱心に呼び掛けており、法王を標的にするとの警告も受けている。

カラブリア州はイタリアで2番目に貧しい地域とされる。法王の訪問には、子どもたちがマフィアの犠牲となっている問題に加え、貧しい若者たちが経済力のあるンドランゲタに取り込まれがちな現状に注目を集める目的もあった。

同州では25歳未満の失業率が56・1%にもなり、イタリア全土で最も高い。職のない若者たちは地元の犯罪組織が提供する仕事を引き受けて組織に取り込まれ、組織犯罪が活発化する構造がある。

【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕

(2014/06/23-14:27)



▲『マフィアの仕事術』マイケル・フランゼーゼ (写真)
http://www.rakuten.ne.jp/gold/booxstore/feature/past_pop/12jun.html

アメリカのベストセラー。
権謀術数のマフィアの世界に
生きた著者。

足を洗った今だからこそ言える、
成功の秘訣は「マキャベリ」ではなく、
「ソロモン(聖書)」が説く、
「誠実」であると教える。

永遠の火の刑罰【スーダンで死刑判決受けた キリスト教女性、控訴審で釈放 】

2014-07-04 22:52:09 | 今日の御言葉
Photo 吉田沙保里



ソドムやゴモラ、またその周辺の町は、
この天使たちと同じく、
みだらな行いにふけり、
不自然な肉の欲の満足を
追い求めたので、

永遠の火の刑罰を受け、

見せしめにされています。


「ユダの手紙」/ 7節
新約聖書 新共同訳



平和も戦争も家庭から始まります。

もし本当に世界平和を願っているなら、
まず自分の家庭が
相互に愛し合うことから始めて
ゆきましょう。

もし、喜びを広げてゆきたいなら、

まず、一つひとつの家庭が
喜びをもって生活することが
必要なのです。


マザーテレサ
(マザーテレサ『愛と祈りの言葉』より)






★ スーダンで死刑判決受けた
キリスト教女性、控訴審で釈放

◆CNN.co.jp 2014年06月24日


【CNN】

スーダンでキリスト教の信仰を捨てることを拒否し、死刑を言い渡された女性(27)が、控訴審で釈放された。女性の担当弁護士が23日に発表した。

女性は先月、イスラム教への背教罪などでむち打ち100回と絞首刑を言い渡され、拘置所に収容されていた。弁護士によると、控訴審ではこの一審判決に不備があったとの判断が下された。

女性の夫はキリスト教徒の米国人男性。スーダンでは異教徒との結婚が法律上認められないため、女性は姦通罪にも問われていた。

夫は車椅子で生活し、生活全般にわたって介護を必要としている。女性の収監後、CNNとのインタビューで「ただ祈るばかりだ」と話していた。女性は釈放後に夫と再会したという。

女性は1歳8カ月の息子と共に拘置所に入り、先月所内で女児を出産した。

死刑判決に対しては欧米の大使館が抗議するなど、国際社会から非難の声が集中していた。

(2014.06.24 Tue posted at 11:23 JST)





★カトリック教会、
同性愛者への姿勢に変化

◆CNN.co.jp 2014年6月27日11:46


ローマ【CNN】

ローマ法王庁は26日、同性愛者やその家族などへの対応を巡り、世界各国の司教協議会に対する調査結果をまとめた文書を発表した。文書では、同性愛者は敬意を持って扱われ、その子どもたちの洗礼も認められるべきだとされ、同性愛者に対する教会側の姿勢の変化が示された。

文書では、同性愛に関する教えは変わらないとする教会の立場を提示。一方で、昨年7月にフランシスコ法王が、自分は同性愛者を「裁く立場にない」と述べた発言にも沿った形になった。

同性婚については認められないとするものの、教会側が「家族に関する教会の教えと、そうした関係のもとで暮らす人々に対して敬意をもち一方的な判断を下さないという姿勢の間でバランスを取るよう努めている」と記述した。

また教会内には「教会の道徳的教えを守ると同時に、こうした人々を慈悲の精神で受け入れるという難問に、ある種の困惑」がある点も認めた。

今回、発表された文書は「討議要綱」と呼ばれるもので全75ページ。世界の114の司教協議会に対して調査が行われ、回答率は85%だった。10月に予定されているシノドス(世界代表司教会議)で議論の材料とされる。

(2014.06.27 Fri posted at 11:46 JST)


★ローマ法王庁:同性愛者にも配慮を
教会に促す文書

◆毎日新聞2014年6月28日


【ローマ福島良典】

キリスト教カトリックの総本山にあたるバチカン(ローマ法王庁)は26日、同性愛者のカップルにも配慮するようカトリック教会に促す文書を発表した。同性婚を法律的に認める国が増えている現状を踏まえ、同性愛者を排除しない姿勢を示したと言える。

この文書は、今年10月5~19日に「家族」をテーマにバチカンで開かれる世界代表司教会議(シノドス)のたたき台となる。世界各国のカトリック教会へのアンケートの回答を受けて作成された。

文書は同性婚について、「男女による結婚の再定義には反対」としながらも「過激な対応」を戒めている。さらに、同性婚が認められている国では「多くの信徒が同性婚者に対して偏った態度を取るべきではないと考えている」と記している。

その上で、同性愛者のカップルが養子を取ることには反対を唱えつつ、ほぼすべての回答が「同性愛者カップルが子どもの洗礼を求めた場合には、他の子どもと同様の配慮を受けるべきだ」と主張していると指摘した。

フランシスコ・ローマ法王は、同性婚を認めないカトリックの教義を維持しつつ、同性愛者差別に反対する立場を取っている。法王は昨年7月、「神を探し求めている同性愛者を裁くとしたら、私はいったい何者なのか」と述べ、同性愛者に一定の理解を示した。

(毎日新聞2014年6月28日)

心にとめること【韓国で元「米軍慰安婦」122人が国に賠償求め集団提訴 厳しい管理下で「人権侵害」】

2014-07-03 17:03:14 | 今日の御言葉
▼カトリック東京教区の沢田和夫神父様
("さわしん" 写真 )




▲三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎の
孫娘として生まれた沢田美喜氏。
終戦後、エリザベス・サンダースホーム
(神奈川県大磯町) を創設し、
2000人近くのアメリカ軍との
「混血孤児」を育て上げる。

http://s.webry.info/sp/aliceyuko.at.webry.info/200903/article_2.html

※沢田美喜氏は
沢田神父様の叔母にあたる。


兄弟たちよ。

すべて真実なこと、
すべて尊ぶべきこと、
すべて正しいこと、
すべて純真なこと、
すべて愛すべきこと、
すべてほまれあること、
また徳といわれるもの、
称賛に値するものがあれば、

それらのものを心にとめなさい。


「ピリピ人への手紙」 4章8節
新約聖書 口語訳



一日も早く平和にしてあげたいと思い
困難な道だからこそ
最も愛する者を遣わすのです。

悲しみと孤独の境地を通過する時
その気持ちを神様に帰しなさい。

涙を流しただけ
神様の心情を知ることができ
苦労する人の心の痛みを
理解できるのです。

あなたが歩んだ苦労の道は
いずれの日にかきっと
多くの人に希望と喜びを
与えることでしょう。




▲朝鮮戦争時代の慰安所 (資料写真)

★韓国で元「米軍慰安婦」122人が国に賠償求め集団提訴 
政府の厳しい管理下で「人権侵害」

■産経新聞 2014年6月25日 23:56 【「慰安婦」問題 】

 http://sankei.jp.msn.com/world/news/140625/kor14062522110006-n1.htm

【ソウル=加藤達也】

朝鮮戦争の休戦後、在韓米軍基地近くの売春街(基地村)で米兵ら相手の売春をしていた韓国人女性ら122人が25日、「米軍慰安婦」として韓国政府の厳しい管理下に置かれ、人権を侵害されたなどとして、1人当たり1千万ウォン(約100万円)の国家賠償を求める集団訴訟をソウル中央地裁に起こした。訴訟を支援する団体によると、「米軍慰安婦」による国家賠償訴訟は初めてという。

 慰安婦たちは「基地村女性」と呼ばれ、1960~80年代、韓国政府が在韓米軍維持などのために売春を奨励したほか、性病検査も強制していたとされる。

 実際、96年まで慰安婦の「性病管理所」が存在していたことが確認されており、女性団体が政府に対応を求めていた。

 この問題はこれまで国会でもたびたび取り上げられ、政府も施設の存在を認めていたが、「旧日本軍の慰安婦」ほど注目されていなかった。


http://japan.hani.co.kr/arti/politics/15985.html

 昨年11月の国会では、野党議員が朴正煕元大統領の決裁署名入りの文書記録を基に政府を追及。それによると、基地村は62カ所あり、「米軍慰安婦」は9935人いたという。

 昨年の国会質疑では、韓国政府は当時、女性らを「ドルを稼ぐ愛国者」として何度もたたえたとされている。朴元大統領が直接管理していたとする指摘もあり、今後、長女の朴槿恵大統領が野党や訴訟支援勢力から追及される可能性もある。

(産経新聞 2014年6月25日 23:56)



▲ 東亜日報 1957.2.26
「米軍慰安所で大火」



★フランシスコ法王訪韓時のミサに
元慰安婦ら招待

■AFP=時事通信 2014年7月1日(火)15時13分配信


【AFP=時事】

ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王が8月の韓国訪問の際に行うミサに、旧日本軍の慰安婦だった韓国人女性たちが招待された。法王の訪韓を準備している韓国のカトリック教会の準備委員会が1日、明らかにした。

 同委員会の広報担当の女性は匿名を条件にAFPの取材に、元慰安婦の女性たちを「平和と和解のためのミサに招待した」と語った。ミサは8月18日、ソウル(Seoul)市内の明洞聖堂(Myeongdong Cathedral)で行われるという。ミサに参加する元慰安婦の人数については不明。

 元慰安婦たちには、3月にフランシスコ法王の訪韓が発表になってすぐにミサに招待することが伝えられた。法王にも元慰安婦たちのミサ参加を知らせる予定だという。法王の訪韓は8月14~18日。

 法王はミサで元慰安婦たちに言及するとみられる。法王と元慰安婦たちとの面会については、現段階では未定。

【翻訳編集】AFPBB News



▲朝日新聞 2002.2.24
「韓国軍に慰安婦制度」



★従軍慰安婦問題、河野談話で曲解広まる

◆読売新聞 2013年5月14日 


従軍慰安婦問題は1992年1月に朝日新聞が「日本軍が慰安所の設置や、従軍慰安婦の募集を監督、統制していた」と報じたことが発端となり、日韓間の外交問題に発展した。

記事中には「主として朝鮮人女性を挺身ていしん隊の名で強制連行した」などと、戦時勤労動員制度の「女子挺身隊」を“慰安婦狩り”と誤って報じた部分もあり、強制連行の有無が最大の争点となった。

宮沢内閣は同年7月、軍による強制徴用(強制連行)の裏づけとなる資料は見つからなかったとする調査結果を発表した。しかし、韓国国内の日本批判は収まらず、政治決着を図る狙いから、翌93年8月、河野洋平官房長官(当時)が、慰安所の設置、管理、慰安婦の移送について軍の関与を認め「おわびと反省」を表明する談話を発表した。

ところが、河野談話によりかえって「日本政府が旧日本軍による慰安婦の強制連行を認めた」という曲解が広まったため、第1次安倍内閣は2007年3月、「政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述は見当たらなかった」とする政府答弁書を閣議決定している。

(読売新聞 2013年5月14日)





神聖なミサの場に、
ウソと政治を持ち込むな。

愛のために苦労【(上)(下) 一度は諦めたバチカンとの折衝 NTTデータの大逆転 想像絶する1年半の交渉】

2014-07-02 10:41:15 | 今日の御言葉




あなたがたが信仰によって働き、
愛のために労苦し、

また、わたしたちの
主イエス・キリストに対する、

希望を持って忍耐していることを、
わたしたちは絶えず父である

神の御前で
心に留めているのです。

「テサロニケの信徒への手紙一」/ 01章 03節
新約聖書 新共同訳



人生は一つの機会、有効に使いましょう。
人生は美しいもの、崇めましょう。
人生は無上の喜び、味わいましょう。
人生は一つの夢、実現させましょう。
人生は挑戦、ぶつかっていきましょう。

人生は義務、完全に果たしましょう。
人生はゲーム、楽しみましょう。
人生は高価なもの、大切にしましょう。
人生は富、守りましょう。

人生は愛、満喫しましょう。
人生は神秘、理解しましょう。
人生は約束、果たしましょう。
人生は悲しみ、乗り越えましょう。
人生は歌、歌いましょう。
人生は戦い、受けとめましょう。
人生は悲劇、立ち向かいましょう。
人生は冒険、恐れずに挑みましょう。
人生は命、救いましょう。
人生は運、しっかり決めましょう。
人生は尊すぎるもの、壊さないように。


マザーテレサ
(出典『マザーテレサ』キャサリン・スピン著、新島典子訳)



★一度は諦めたバチカンとの折衝 
NTTデータの大逆転
想像絶する1年半の交渉、その舞台裏(下)

ニュースの深層


■日本経済新聞 2014年6月25日 7:00 



 バチカン図書館に納められた約8万冊の文献と4000万ページに及ぶ手書きの文献をデジタル化せよ――。このプロジェクトに名のりを上げたNTTデータだったが、交渉は難航を極めた。1年半が経過しても話はまとまらず、同社は交渉の打ち切りを決断。ところが、「駄目なら駄目で、お礼だけでも」とアポなしで訪問したことがきっかけとなり、交渉の扉が再び開いた。

 プレゼンテーションの感触は悪くなかった。そこでNTTデータは、予備調査の実施を提案した。プロジェクトの難易度や費用、適用技術を見極めると共に、バチカン図書館のメンバーと信頼関係を構築するのが狙いである。

 2013年4月に開始した調査は、3カ月間にわたった。国立国会図書館のプロジェクトを手掛けてきたNTTデータの技術者3人が現地に常駐し、技術担当を命じられた第三公共システム事業部 第二システム統括部の杉野博史部長も、月の半分は滞在していたという。



▲バチカン図書館のスキャナー装置   
(C) Biblioteca Apostolica Vaticana


 長期保存プロジェクトでバチカン側がほぼ完成させていたスキャナー装置の検証や、NTTデータのアーカイブサービス「AMLAD」の適用可否の検討、デジタルアーカイブ化する際の手法の提案などが主な内容だ。バチカン図書館長のチェーザレ・パッシーニ氏向けに、AMLADのデモも何度か実施したという。

 NTTデータは検証結果を日本に持ち帰り、1~2カ月間かけて技術的な実現性の検討に取り組んだ。その一方で、バチカンに受け入れられそうな事業モデルの構想を練った。

 事業面、技術面で“可能”と判断した2013年9月、バチカンと契約面での本格交渉に入った。しかし「ここからが長かった」と、中城章史公共システム事業本部第三公共システム事業部営業担当部長は振り返る。

■一歩も引けなかった事業モデルの導入

 交渉は難航した。原因は明白だった。事業モデルの導入である。中城部長は、「ここは一歩も引けなかった」と述懐する。サービスを提供するからには、企業として対価を得ることは譲れないラインだった。

 しかし、バチカン側の常識は違う。費用を支払って契約を結ぶという選択肢は、今まであまりなかった。「契約書と言えば、ほとんど納品書のことを指す」と中城部長は述べる。つまり、契約金額などの概念はなく、物を納めたという確認書だけがある状態である。

 両者の常識の違いには、大きな開きがある。そこでNTTデータは、バチカン側の資金調達の手法まで含めて提案した。デジタル化のための基金を創設して資金を集め、そこから費用を捻出してはどうかといった要請をするなど、工夫を凝らした。

 「お国柄もあってか、ノーの場合は即断でノーと言われてしまう」(中城部長)。事業モデルの内容について拒否されると、技術的な内容に話題転換して話をつなぐなどして、交渉を続けたという。

■交渉決裂からの逆転劇

 事態が好転したのは、図らずも、NTTデータが交渉を諦めたときである。

 2013年10月、中城部長らはイタリアに赴いていた。しかしそれは、打ち合わせのためではなかった。実はその少し前に交渉が決裂していた。両者共に折れなかったからだ。「これ以上は無理だと思っていた。ただ、ダメならダメでお礼だけでも言いにいこうと、アポを取らずにイタリアを訪問した」と、中城部長は回想する。


▲右から、NTTデータ公共システム事業本部
第三公共システム事業部の
片山修司課長代理、杉野博史部長、
中城章史部長、森本雄主任


 現地で3日間粘り、バチカン図書館の技術責任者にようやく会えた。その場の会話のなかで、技術責任者が「本当はあなたたちとやりたいんだ」と漏らしたという。その言葉に、まだチャンスはあると感じた。「プロジェクトの大切さは共通認識のはず。ならば、何としてでも問題をクリアしてやりましょうと再度持ちかけた」(中城部長)。それが契機となり、両者は交渉のテーブルに舞い戻った。最初の打診から、既に1年が経過していた。

 条件面での細かい交渉は、さらに数カ月にわたって続いた。交渉は総力戦となっていた。NTTデータは予備調査期間の終盤に、法務や財務、広報やグローバル部門のメンバーを集めた全社プロジェクトを発足。契約締結までバックアップを続けた。

 2014年が明けるころ、ようやく出口が見えた。バチカン図書館の内示を取り付けることに成功したのだ。その後、ローマ教皇庁の決裁を仰ぎ、2014年2月に契約がまとまった。

 手書き文献のデジタル化作業は、2014年4月から着手している。現在はNTTデータとNTTデータイタリアのメンバー10~20人が現地業務に当たっている。6月中にも、代表的な手書き文献がWebで見られるようになるという。実は最初のプレゼンテーションにおいて、中城部長がポイントとした「デジタルアーカイブの意義」がここにあるという。

 中城部長は、「過去の遺産を単に保存するだけでは十分ではない。それを公開して、人々が見ることで、遺産を継承しようという文化を醸成できる。現在も生まれ続けている遺産を未来につなげることにも貢献するはずだ」と力を込める。最初から、この目標をバチカンと共有できていたことが、交渉を続けられた大きな要因だと分析する。

 初期契約は4年間で3000冊だが、基金が継続する限り自動的に延長していく予定だ。「現在の計画では、15年間で全てのデジタル化が完了する」(中城部長)という。

■天正遣欧少年使節から400年

 バチカンとNTTデータとの交渉は、極めて困難なものだったとも言える。グローバルビジネスにおいて、日本の常識が通じないことは珍しくないが、企業が商品やサービスを提供するのに、費用が発生するというところから交渉が必要な相手は、世界を見渡しても稀だろう。


▲バチカン図書館が所蔵する文献の例  
(C) Biblioteca Apostolica Vaticana


 しかも、交渉の中心となった第三公共システム事業部の4人は元々、グローバルビジネスとは無縁に近い。主に国内の図書館向けのシステムを提供してきたため、むしろ日本の常識しか持ち合わせていない。にもかかわらず、この“難問”を解き明かした。

 このことから筆者は、二つの“日本流”がバチカンにも通じたと見ている。

 一つは、日本流の交渉術だ。慣習と言ってもよいかもしれない。中城部長は訪問のたびにイタリア語を覚え、パッシーニ館長との会話に織り交ぜた。杉野部長は、予備調査の期間、「技術者同士、お互いにカタコトの英語で会話をし、食事も共にした。そこで信頼関係を築けたと思っている」と話す。

 交渉打ち切りという状況を打開したのは、アポなしでのお礼訪問だ。中城部長や杉野部長によれば、いずれも日本国内の案件でもやっていることだという。

 もう一つは、日本流デジタルアーカイブの技術と実績である。NTTデータが構築した国立国会図書館のデジタルアーカイブシステムで扱うコンテンツ数は約200万。検索対象となる書誌データは7300万件に上るという。NTTデータのAMLADを使う秋田県立図書館では、杉田玄白の「解体新書」といった貴重な文献のデジタル化も経験済みだ。

 バチカン図書館が所蔵する手書き文献の数々は、同館の存在意義を支える一つ。デジタルアーカイブ事業は、同館ひいてはバチカン市国にとって重大なプロジェクトである。技術的な信頼を得ることができたからこそ、交渉が打ち切りになった際も、バチカン図書館の技術責任者は交渉継続を望んだのだろう。

 「400年前、天正遣欧少年使節がローマに派遣され、欧州の活版印刷技術を日本に持ち帰った。今度は我々がデジタルアーカイブ技術を持っていき、バチカンに貢献する」(中城部長)。日本のデジタルアーカイブ技術が、バチカンの貴重な文献を未来につなぐために生かされる。

(日経コンピュータ 岡部一詩)

【ITpro 2014年6月11日付の記事を基に再構成】







▲調印式の様子(写真提供:NTTデータ)


◆バチカン動かしたNTTデータの粘り腰
想像絶する1年半の交渉、その舞台裏
(上)

★日本経済新聞2014年6月20日 7:00


 キリスト教・カトリック教会の総本山と称されるバチカン市国。バチカン図書館には2世紀から20世紀にかけて執筆された約8万冊、4000万ページに及ぶ手書きの文献が眠る。これらの文献のうち3000冊をデジタル化し、長期保存するプロジェクトについて、NTTデータとバチカン市国が契約を結んだ。バチカン市国が民間企業と大型の有償契約を締結するのは、世界的にも珍しい。交渉は1年半に及び、一度はNTTデータも諦めたというほど困難を極めた。その「逆転劇」の軌跡を2回に分けて紹介する。



▲「サラ・スタンパ」での記者会見の様子
(写真提供:NTTデータ)。
右から、チェーザレ・パッシーニバチカン図書館長、
フェデリコ・ロンバルディバチカン市国公式プレスルーム担当、

ジャン=ルイ・ブルーゲス
バチカンローマカトリック教会記録・図書担当大司教、

NTTデータの岩本敏男代表取締役社長、
NTT DATA EMEAのパトリツィオ・マペリCEO(最高経営責任者)、
NTTデータの岩井利夫常務執行役員公共システム事業本部長



 2014年3月20日、バチカン市国の公式プレスルーム「サラ・スタンパ」で記者会見が開かれ、同国がある契約に調印したことが発表された。

 契約書の署名者は、ジャン=ルイ・ブルーゲス バチカンローマカトリック教会記録・図書担当大司教とNTTデータの岩本敏男代表取締役社長だ。会見には、バチカン図書館のチェーザレ・パッシーニ館長、NTTデータの岩井利夫常務執行役員公共システム事業本部長などが列席した。

 これにより、バチカン図書館が所蔵する手書き文献を、NTTデータがデジタル化し、アーカイブシステムで管理できるようにするプロジェクトが正式に前に進みだした。まずは初期契約で、3000冊の手書き文献を4年間でデジタル化する。費用は約23億円だ。

 バチカン図書館は、2世紀から20世紀に残された約8万2000冊に及ぶ1点ものの手書き文献を所蔵する。ところが、羊皮紙やパピルスなどに書かれた文献は劣化がどんどん進む。同図書館は、「Long Term Preservation(長期保存)」と呼ぶデジタル化プロジェクトを4、5年前から進めていた。「文献のデジタルアーカイブ化は、彼らにとっても一番の重点施策だった」と、NTTデータの中城章史公共システム事業本部第三公共システム事業部営業担当部長は説明する。


 ただし、バチカンが民間企業と費用の発生する契約を結ぶのは異例のこと。既存の長期保存プロジェクトは、財団などの寄付のもと、ボランティアで進めていた。そうした世界にNTTデータは、有償を前提とした「ビジネス」を持ち込もうとした。我々にとっては当たり前の話だが、相手がバチカンともなれば、一筋縄にはいかないのだ。

 「あなたたちの努力がバチカン市国を動かした」――。2014年の2月、ローマ教皇庁での決裁が通った際、パッシーニ館長が中城部長らを呼び出し、こう声をかけた。この言葉を受け取るまでに、バチカンとNTTデータは1年半に及ぶ交渉を続けてきた。




▲バチカン図書館の外観
 (C) Biblioteca Apostolica Vaticana



 本稿では、日本のビジネスシーンではほとんど考えられない、バチカンとNTTデータとの想像を絶する交渉の舞台裏に迫ろう。グローバルビジネスに臨むうえで、欠かせないエッセンスが含まれているからだ。そのためには、時計の針を2012年秋まで巻き戻す必要がある。

■交渉は「ハリー・ポッターの世界」

 「デジタルアーカイブの取り組みについて話を聞きたい」――。

 長い交渉の始まりは2012年秋、ある財団からNTTデータにもたらされた一つの打診だった。ボランティアベースで進めていた長期保存プロジェクトは、確実に進められてはいたものの、スピードには欠けていた。例えば音楽系の財団であれば、楽譜の文献のみを手掛けるといった具合に、縦割りの体制で作業が進められていたからだ。その間にも、文献の劣化は進む。バチカン図書館は緊喫の課題として、パートナーとなる事業者を探していた。

 「文献のデジタル化について、相当な知見と技術的な探究心を持っている」(中城部長)バチカン図書館は、世界中の本のデジタル化に関する取り組みを調査し、その中には日本も含まれていた。そこで、まずリストアップされたのが国立国会図書館だった。同図書館は、NTTデータが構築したデジタルアーカイブシステムを活用している。

 公共システム事業本部のトップである岩井常務が即座に、打診内容のヒアリングのためバチカンに飛んだ。その後、中城部長をはじめとした実働部隊の4人が同国に入り、プレゼンテーションに臨んだ。


▲バチカン図書館内の様子 
(C) Biblioteca Apostolica Vaticana



 国立国会図書館での実績やデジタルアーカイブシステムの説明に加え、「継続的に取り組むために、『ビジネスとしてやりましょう』と提案したことと、デジタルアーカイブの意義に対する当社の考えを伝えたことがポイントだった」。中城部長はこのように振り返る。

 以降のバチカンとNTTデータとの打ち合わせは、主にバチカン図書館内で開かれた。「まるでハリー・ポッターの世界」とNTTデータの中城部長が形容するように、交渉の舞台となったのはフレスコ画に囲まれた貴賓室だった。

 バチカン側はパッシーニ館長をはじめ、副館長、技術責任者、弁護士がほぼ毎回出席する。一方のNTTデータ側は主に、営業部隊として、中城部長と片山修司課長代理、森本雄主任の3人。技術担当として、同じ第三公共システム事業部 第二システム統括部の杉野博史部長が臨んだ(続く)。


(日経コンピュータ 岡部一詩)


【ITpro 2014年6月11日付の記事を基に再構成】

(2014/6/20 7:00)



★世界的にも異例、
バチカン図書館がNTTデータと23億円の大型契約

◆日本経済新聞2014年3月20日



岡部 一詩=日経コンピュータ


 NTTデータは2014年3月20日、バチカン市国のバチカン図書館が所蔵する文献のデジタル化プロジェクトを受注したと発表した。受注額は約23億円。3000冊の文献を、NTTデータが提供するデジタルアーカイブシステムで管理できるようにする。バチカン市国が民間企業と大型の有償契約を締結するのは、世界的にも珍しいという。

 バチカン図書館は、2世紀から20世紀にかけて執筆された約8万冊、4000万ページに及ぶ手書きの文献を所蔵する。同館はこれら全てをデジタル化し、長期保存する計画を立てている。バチカン図書館とNTTデータは約23億円で初期契約を結び、まずは4年間で約3000冊をデジタルアーカイブ化。順調に進めば、残りの文献についても取り組む予定だ。

 文献のデジタル化から、デジタルアーカイブシステムの構築、メタデータの付与・管理、検索アルゴリズムの開発までを、トータルでNTTデータが手掛ける。バチカン図書館はデジタル化した文献をWebサイト上で公開し、学術、美術、教育分野における活用を促す。

 日本の国立国会図書館向けに、デジタルアーカイブシステムを提供した実績が評価されたという。NTTデータは、国立国会図書館向けのプロジェクトを手掛けた第三公共システム事業部を主体に、NTTデータイタリアなどと連携して、プロジェクトに取り組む。

(2014/03/20)

暮らし【オバマケア 一部米企業は避妊薬への保険適用を停止へ-米最高裁判断で】

2014-07-01 20:37:02 | 今日の御言葉
Photo 塩村文夏 東京都議会議員(みんなの党)







あなたのはしため、
私は、うまずめで三十年の間、
夫と暮らしましたが子どもが
生まれませんでした。


エズラ記 (ラテン語) / 09章 43節
旧約聖書続編 新共同訳



最大の悪は、愛の欠乏、
隣人愛の欠乏です。

最大の悪は、隣人に対する、
ぎりぎりの生活をしている
人々に対する、
搾取されている人々に対する、

そして貧困や病気に
さいまなれている人々に対する、
恐ろしい無関心です。

マザーテレサ
(マザーテレサ『100の言葉』より)



▲米連邦最高裁の周辺で気勢を上げる
中絶反対運動の女性ら(6月30日) REUTERS



★一部米企業は避妊薬への保険適用を停止へ-米最高裁判断で - WSJ

◆ウォールストリートジャーナル 日本語版 2014年7月1日



米連邦最高裁判所が30日、非公開企業は宗教上の理由がある場合、医療保険制度改革法(いわゆるオバマケア)で企業に義務付けられた避妊への保険適用に関する規定に束縛されないとの判断を下したのを受けて、一部企業は従業員への避妊対策の支払いを取りやめる方針だ。

連邦最高裁は、非公開企業の場合、従業員の特定の避妊薬や避妊器具を医療保険の対象とすることを雇用主の宗教の自由によって免除されるとの判断を5対4の僅差で下した。

宗教心のあつい一部の企業所有者は最高裁決定を歓迎した。多くの雇用主は、最高裁がこれとは逆の判断を下すと予想してひそかに対応策を考えていた。食品医薬品局(FDA)によって認可されたあらゆる避妊薬を従業員の分担なしですべてカバーしなければならないと最高裁が判断したら、資産を売却したり多額の罰金を支払わなければならないだろうと覚悟していた企業も少なくなかった。

営利企業40社の経営者は、避妊を適用対象としない会社の医療保険に対する強制執行への差し止め命令を勝ち取っていた。こうした企業は今回の判決で各社の保険制度を変更せずにすむことになる。

ケンタッキー州ルイビルに本拠を置く産業用機械・エンジニアリング会社アトラス・マシン・アンド・サプライ社は、特定の避妊用品を保険の適用対象としてきた。しかし、いわゆるモーニング・アフター・ピル(事後服用の経口避妊薬)については、堕胎の一形態とみなす人々がいたため除外していた。

1月、オバマケアが施行されると、同社は福音派キリスト教徒のオーナー社長リッチ・ギメル氏の強い懸念にもかかわらず、このモーニング・アフター・ピルについても支払いを開始した。

ギメル社長は「わたしは、道徳的に好ましくないことを義務付けられたような感じを受けた」と述べた。

1月、同社は従業員210人に書簡を送り、同社経営陣がこの手当に同意していないと述べ、社の主張が合法的になり次第、手当を停止する計画だと伝えた。

同社長によれば、書簡を送った後、従業員から否定的な回答はなかったし、社の主張に賛成すると回答した従業員も何人かいたという。

同社長は「われわれは従業員がこの種の手当を禁止されるべきだとは考えないが、わたし自身も支払いを義務付けられるべきではない、ということだ」と語った。

オバマケアに対する異議申し立てを行ったのは、オクラホマシティの手芸用品チェーンのホビー・ロビー・ストアーズ社だ。同社は創業者のデービッド・グリーン氏と福音派キリスト教を信仰する家族が所有する会社だ。またペンシルベニア州の高級家具メーカー、コネストガ・ウッド・スペシャルティーズ社のメノー派教徒(キリスト教プロテスタントの一派)の会社所有者たちもこれに加わった。

最高裁のサミュエル・アリート判事の執筆した多数意見は、非公開会社の明確な定義を設定していないが、内国債入庁(IRS)はこれを、課税年度の後半に5人以下の個人によって過半数が支配されている企業と定義している。

非営利団体ナショナル・ヘルス・ロー・プログラムは、最高裁の判断は「誤っており危険だ」と述べた。また、ナショナル・ウィメンズ・ロー・センターは、この最高裁決定は「女性たちの健康への打撃になる」と述べた。

オバマケアの法制化に貢献した上院保健委員会の民主党トップ、トム・ハーキン議員は、最高裁判断は「極めて重要な予防医療へのアクセスを制限することになる」と述べた。そして「この戦いは決して終わっていない」と述べ、議会で他の議員と協力して「立法的な措置によって、避妊用品が保険によって確実に入手できるようにしたい」と述べた。

http://m.jp.wsj.com/articles/SB10001424052702303844704580002060350633520?mobile=y
(2014年 07月 01日 12:18 JST)



▲判決の後、米最高裁周辺でデモをする
避妊対策への保険適用の支持者
(6月30日) REUTERS



★米最高裁、宗教上の理由による
オバマケアの一部適用除外認める - WSJ


◆ウォールストリートジャーナル 日本語版 2014年7月1日



【ワシントン】米連邦最高裁判所は30日、企業が米医療保険制度改革法(通称オバマケア)で保険適用にすることを義務付けられた避妊薬や避妊器具について、株式非公開企業は宗教上の理由で保険の対象外にすることを賛成5、反対4で認めた。オバマ大統領の国内政策の主要業績がさらに損なわれることになる。

5人の保守派多数意見を執筆したサミュエル・アリート判事はオクラホマ市の手芸用品小売りチェーンのホビー・ロビー・ストアズのような非公開企業に、その企業所有者の宗教的信念に反する避妊対策の保険適用を強制することはできない、とした。

オバマケアの妥当性を問う一連の訴訟の中で、今回の訴訟は2012年以来初めて最高裁審理に付された。同年の米憲法との整合性を問う最高裁審理では、最高裁はオバマケアの大半の改革を承認していた。

ホビー・ロビーとペンシルベニア州の木製家具製造のコネストガ・ウッド・スペシャルティーズは、オバマケアで食品安全局(FDA)に承認された避妊薬などを会社の負担で保険の対象とすることに異議を申し立てていた。

アリート判事は、今回の判決は「極めて特別」なケースだとし、雇用主が拒否したからといっていかなる女性も避妊対策の負担を負わされることはないとした。

その代わり、オバマ政権は避妊対策への保険適用に反対する宗教関連の非営利団体に既に与えている、雇用主や従業員の負担なしの避妊対策の民間保険会社による提供と同様の制度をこうした営利企業にも拡大適用すべきと促した。

ホワイトハウスはこの判決に対し、女性の厚生を脅かすものだと反発。アーネスト報道官は「営利企業の所有者は、連邦政府が義務付けた従業員に対する福利厚生を宗教上の理由から反古(ほご)にすることは許されないと考える」と述べた。

アーネスト報道官は、オバマ政権はまだ判決とその法的影響を検討している最中であるとする一方、議会に対しこの判決の影響を受ける女性が、他の人々と同じ保険適用を受けられるようにするよう要請した。

アリート判事は、この宗教上の基礎的権利を判断する上での個人と企業の違いについて明確な判断は示さなかった。

同判事は「企業は個人がある目的達成のために使う組織の一形態にすぎない。ホビー・ロビーやコネストガなどの企業によるこうした権利の行使は、これらの企業の所有者個人の宗教的自由を保護するものだ」とした。

(2014 年 7 月 1 日 08:15 JST)



▲米シカゴ(Chicago)で、
美術・工芸用品販売店
「ホビー・ロビー(Hobby Lobby)」が起こした
避妊対策の保険適用義務化をめぐる
裁判での米連邦最高裁判所の判決を
歓迎する集会に参加した人々
(2014年6月30日撮影)。
(c)AFP/Getty Images/Scott Olson



★米最高裁、オバマケアで
避妊の適用除外認める 信仰を理由に

◆AFPBB News 2014年7月1日



【7月1日 AFP】

米連邦最高裁判所は6月30日、家族経営の株式非公開企業が、従業員に提供する医療保険の適用対象から避妊薬や避妊器具を除外することを認める判断を下した。判決を受け、避妊反対派などからは信教の自由にとっての勝利だとの声が上がっている。

 訴えを起こしたのは、米オクラホマ(Oklahoma)州に本社を置く美術・工芸用品販売店「ホビー・ロビー(Hobby Lobby)」と、ペンシルベニア(Pennsylvania)州の住宅用木工製品会社。バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が国民皆保険を目指して成立させた医療保険改革法「医療費負担適正化法(Affordable Care Act)」(通称オバマケア、Obamacare)の具体的な規定について裁判で争われたのは今回が初めて。



 ホビー・ロビーを所有するグリーン(Green)家は敬虔(けいけん)なキリスト教徒の一家で、避妊対策を保険適用対象とすることを義務付けたオバマ大統領の医療改革に異議を唱えていた。ペンシルベニアの木工製品会社を所有する一族は、メノー派(Mennonite、再洗礼派の流れをくむプロテスタントの一派。平和主義と無抵抗を主張)を信仰している。

 オバマケアでは、避妊に断固反対するローマ・カトリック教会などの宗教団体に限り、従業員を対象とした医療保険の適用対象から避妊対策を除外することが認められていた。オバマ政権は、全米500店舗で1万3000人の従業員を雇用するホビー・ロビーについて、所有者のグリーン家の宗教的信条を理由に同様の例外措置を認めることはできないと主張し、原告の2社は1日当たり最大130万ドル(約1億3000万円)の罰金が科される可能性もあった。

 だが連邦最高裁の判事らは、連邦政府が正当な理由なしに米国民の信仰実践を阻む「著しい負担」を科すことを禁じた1993年の「宗教的自由回復法(Religious Freedom Restoration Act)」を根拠に、5対4でホビー・ロビー側の主張を認める判決を下した。

 ホビー・ロビーの共同創業者の一人、バーバラ・グリーン(Barbara Green)さんは声明で、「最高裁の判決は、私たち家族の事業だけではなく、自らの信仰を全うしたいと願う全ての人にとっての勝利」と述べた。

 一方、ジョシュ・アーネスト(Josh Earnest)大統領副報道官は、「避妊は女性の健康と福利にとって重要な役割を果たしている」として、この判決が女性従業員の健康を脅かすものだと述べた。

 ホビー・ロビーは米小売業では珍しく日曜日に店を閉めている。ホビー・ロビーの他にキリスト教関係の書店35店舗も経営しているグリーン家は、利益の一部をキリスト教関連の慈善団体などに寄付している。

(c)AFP/Robert
MACPHERSON, Chantal VALERY



▲米首都ワシントン
(Washington D.C.)の
連邦最高裁前で、
口に赤いテープを貼る
抗議活動を行う
避妊反対派

(2014年6月30日撮影)。
(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3019297?pid=13988036