[映画紹介]
2組の男女の恋愛が描かれる。
クリスは、大学でサムと知り合い、恋に落ちる。
ホルヘは、キャビンアテンダントのレスリーと機内で知り合い、恋に落ちる。
クリスはアメリカの中流家庭の息子。
ホルヘはキューバの金持ちの息子のビジネスマン。
別々の場所で生きた二組のカップルが
どの時点で交錯するのか。
ホルヘは肺に障害があり、長くは生きられないと医者に宣告されるが、
生き延びている。
クリスは突然脳動脈瘤が破裂するが、
命を取り止め、結婚し、子宝に恵まれる。
まあ、二組の恋愛事情は、
いちゃいちゃ感が強く、
何見せられているんだろ、という印象。
しかし、映画の3分の2進んだ時点で、
物語は、全く違う様相を呈する。
未見の人のため、核心部分が書けないもどかしさ。
ただ、順調に進んでいたクリスの人生は、
語り手であるクリスの
「本当のことを話そう」というセリフで暗転する。
監督は、観客を誤誘導していたのだ。
結婚式のシーンで「あれっ」とは思っていたが。
で、最後の3分の1は、
感動的で胸を打つ。
これも詳細を書けないので、辛い。
映画の冒頭で描かれていたことが
ああ、そういうことかと、意味を持って来る。
巧みな作りで、
演出も俳優もなかなかいい。
実話。
2017年に出版された本が原作。
ホルヘ夫妻とクリスの家族は、
その後、親交を深める。
ホルヘは、資金を投じて、
ある非営利施設を立ち上げる。
ホルヘは2020年9月に亡くなったという。
観終えると、題名の意味が分かる。
監督はランス・フール。
出演は、ジェームズ・ジャンドリッシュ
ジェイコブ・エロルディジェイコブ・エロルディ
エイダン・カントエイダン・カント
ラダ・ミッチェルラダ・ミッチェル
ら知らない人々。
Netflixで配信中。