[映画紹介]
大型家電量販店で働くコニー。
離婚した彼は、娘のジュリアと
隔週で会えることを楽しみにしている。
ある日、大型テレビを設置するために訪れた家が
殺人事件の現場となり、
そこに居合わせたコニーは、
殺人容疑で誤認逮捕されてしまう。
無能な弁護士だったため、
有罪判決を受け、無実の罪を着せられ、
刑務所に収監されたコニーは、
自ら真犯人を追い、
証拠を集めて無実を証明することを決心し、
刑務所から脱獄を決行。
殺された被害者が口にした、携帯電話を探すが、
うまくいかず、
他の犯罪者の脱獄の片棒を担ぐことになってしまう。
しかし、予期せぬトラブルに次々と見舞われ・・・。
という、典型的な巻き込まれ事件。
真犯人は意外なことから判明し、
後半は犯人との対決になるが、
犯罪ミステリーというよりは、
コメディの味付けが強い。
冤罪を晴らすストーリーだが、
重苦しい雰囲気は全くなく、
むしろ軽快なテンポで進む。
次々と襲って来る難題を解決して、
コニーが無実を証明するまでの過程は、
スリリングでありつつも、
コミカルな要素が随所にちりばめられている。
1988年公開のスウェーデン映画のリメイクだが、
ストーリーは現代風にアレンジされている。
家電マニアであるコニーの専門知識を生かして
犯人を追い詰めるところなど、現代風だ。
テンポも良く、展開も見事。
途中から相棒になる女警官との関係もイイ。
監督は、スウェーデン出身のジョン・ホルムバーグ。
主人公・コニーを演ずるのは、フィリップ・バーグ。
映画全体に、なんとも言えないユーモアが漂うのは、
この人の功績だ。
Netflix で10月3日から配信。
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