徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

ミス・ポター

2008年03月03日 | ★★★



ミス・ポター
おすすめ度
原題:Miss Potter
製作:2006年 イギリス アメリカ
製作 アーニー・メッサー
監督:クリス・ヌーナン
脚本 リチャード・モルトビー・ジュニア
出演者 レネー・ゼルウィガー ユアン・マクレガー ビル・パタソン エミリー・ワトソン

ピーター・ラビットの生みの親ヘレン・ビアトリクス・ポターの半生を描いた「ミス・ポター」です。

1902年、ロンドン。良家に育ったビアトリクス・ポター(レニー・ゼルウィガー)は、30歳を超えても嫁に行かず自分の作品を出版社へ持ち込む日々を続けています。服を着たうさぎの物語はどこからもなかなか受け入れてもらえませんでしたが、ある日ウォーン社が出版を承諾してくれました。実は経営者のウォーン兄弟の目論見は別のところにありました。母親のお守をさせられていた末の弟・ノーマン(ユアン・マクレガー)が働き出したいと言い出した為、失敗しても構わない仕事をあてがうためのものだったのです。ノーマンはそんな兄たちを尻目に、ピーターラビットの物語に心を奪われ、成功させようと懸命です。やがて出版された『ピーターラビットのおはなし』はすぐにベストセラーになり、シリーズ化が決定。ノーマンという今まで最高の理解者を得たビアトリクスは次々と作品を描き上げていいます。


ほのぼのとした良いお話でした。
監督さんは「ベイブ」を撮った方だったんですね~。何となく納得です。

キャストは、派手さはないですが、個性派揃いでいい感じ。
レネー・ゼルウィガー 芯の強い女性が似合いますね。
ユアン・マクレガー 久々に見ました。元気そうで何よりです。
男勝りでちょっぴり無骨なキャラクターを好演していたエミリー・ワトソン 大好きです。

ビアトリクス・ポターさんって意外と波乱万丈な人生だったんですね~。それに、スゴイええとこの子!でもまあ、階級が高いほどあの時代にあのように自由に生きるのって難しい事なんだろうなあ。偉業を成しえる人はやっぱり視野も広いし、着眼点が違うんだな~・・としみじみ感じます。

20世紀初頭のイギリスの貴族階級の人たちの生活、衣装、インテリアがとても素敵です。農場の景色や山小屋など、まさに童話のような映像も心和みます。また、彼女の描いたキャラクターが生き生きと動き出すアニメーションは夢がありとても素敵ですね。まさにファミリー向けの作品です。



ミス・ポター@映画生活
前田有一の超映画批評



にほんブログ村 映画ブログへ

ブログランキング・にほんブログ村へ