徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

殺人の追憶

2008年03月12日 | ★★★★



殺人の追憶
おすすめ度
製作:韓国 2003年
製作:チャ・スンジェ ノ・ジョンユン
監督:ポン・ジュノ
脚本:ポン・ジュノ シム・ソンボ
出演者 ソン・ガンホ キム・サンギョン パク・ヘ

1986年から1991年に掛けて華城市近辺の小さな村で起こった10件の連続強姦殺人事件をモデルに製作された「殺人の追憶」です。

1986年、ソウル近郊の小さな村で手足を縛られた女性の変死体が発見されます。地元刑事のパク(ソン・ガンホ)が捜査に当たりますが、手がかりのないまま、新たな犠牲者を出してしまいます。ソウル市警からソ刑事(キム・サンギョン)が派遣されるも、パクとソは、捜査方法の違い、容疑者を特定できない焦りから衝突ばかりです。その間にも犠牲者は増え続け、やがてパクたちは有力な容疑者が浮上します。

この作品、映画と暮らす、日々に暮らす。の管理人、vivajijiさんにオススメしていただき、早速鑑賞させていただきました。

うーん。スゴイ。同じ未解決事件でもゾディアックブラック・ダリアとは大違い。実に人間臭~い、湿度の高~い作品でした。

村中を走りまわし容疑者を拘束し強引な尋問を繰り返すパク。
現場の状況を分析し、犯人像に迫る冷静なソ。
全く性質の異なるふたりの刑事は衝突しながら犯人を逮捕する糸口を探し続けます。
そんな努力を嘲笑うかのように繰り返される殺人。
心身ともに刑事たちは追い詰められていきます。

じりじりと迫る緊張感は一度も途切れることがありませんでした。
最後までハラハラさせられっぱなしの130分。
観終わったころには、思いっきり肩がこっていました。

唯一の「和みキャラ」だったキャンホを演じたパク・ノシク。
インパクト大でした~。
(次長課長の河本さんに見えて仕方なかったです ぷぷっ。)

書きたいことは山盛りありますが、サスペンスものなのでこの辺で。

殺人の追憶@映画生活
前田有一の超映画批評



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