先日、図書館で本を借りることを書きました。
スペースの関係で、好きな人の本も、文庫になるのを待って買います。でも、それまで待てない。そんな時は図書館にお世話になります。
人気のある作家さんは、予約をしてもなかなか順番が待ってこない。
孤宿の人 下新人物往来社このアイテムの詳細を見る |
この本も同じで、待ちが200人ほど。で、時間を置いて上下巻を予約しました。
予定では、上巻を読み終えた頃下巻が届く予定でした。
ところが、2冊同時に届いてしまったんですね。貸し出し期間は2週間。
「次の予約が入っていますので、延長はできませんので、早めにお返しください」
と、図書館のキレーなオネーサンから釘を刺されてしまいました。
実は延滞の常習者。しまった。覚えられている。
これは何が何でも2週間で2冊とも返さなくては。
頑張りました。上巻は1週間で返し、下巻は2週間で返しました。途中で他の本に寄り道しなければも少し早く返せたんでしょうが、期限は守ったので、よし、ということで。
さて、内容ですが、面白かったです。いや、もちろん「時代劇はどうしても駄目」という方にはお勧めできませんが。
「ほう」という名前の女の子が出てきます。「阿呆のほう」だと言われ、親にも捨てられたこの子のまっすぐな心が、この物語の真ん中で語られます。結末に救いを感じるか否かは、読む人の感性によるかもしれません。
宮部みゆきさんの本は、多分ほとんど読んでいると思います。色んなジャンルの話を書かれていますが、初めて読んだのが、下に挙げている「かまいたち」せいか、私はこの人の時代小説は好きです。いまのところ、私にとっての「はずれ」はありません。
かまいたち新潮社このアイテムの詳細を見る |
最初にこの本を読んだ時にも思ったけど、この人の小説は、漫画にも向いていると思うんです。画力があって、着物もきちんと描ける人。誰か漫画にしてくれないかなあ。面白いと思うんだけど。
「模倣犯」や「クロスファイア」の映像化よりも向いてると思うんだけど。
ダメかなあ。