映画５

高校生の頃に観た「燃えよドラゴン」は完璧な娯楽格闘技映画だった。私の知る限りこの作品を超えた物は無い。（格闘技映画に限るが）後にビデオで録画したりＤＶＤを買ったりもしたが、二、三十型程度のテレビサイズではあの衝撃的なアクションは再現できない。劇場で見た時の興奮が大きかっただけに、最初にテレビで放送されたのを見た時は愕然とした。「こんなに違う物なのか」と思った。物語は単純極まりない、ツッコメル所も有る。だがこれはブルース・リーを大画面で見る為の映画だったのだと思う。彼の肉体と表情と動きと声がこの映画の全てなのだ。昨日「ハッスル」で和泉なにがしとレイザーなにがしＨＧが勝ったそうだが娯楽格闘技も変わったものだ。