ども皆さま、お今晩は~。
今日はびっくり話は特にないけど、
詩の方が充分びっくりになってきている(と思う)ので、
お楽しみ下さい~。
さあ今日は、タヴィはどうなるでしょう?
2013年10月1日~ブログ直接投稿 「黒猫タビィの物語」 その22
痛みと恨み 滅する力を・・・
タビィは 耳の奥で
風のような声を 聞いたと思った
けどそれは わき上がる力のうねりに紛れ
すぐに 頭から追い出された
息をついた南の魔女は 口をゆがめた
<つづき>
やれ 今年も賜物はきっかり七人
皆も存外 だらしがないのぉ
誰か二つ三つの賜物 試してみんかね
恍惚としていた 黒魔道士が
唐突に我に返って 口をはさんだ
それで 大罪の重みに自滅しろって?
その後は漁夫の利 やるね婆さん
うずくまってた黒司祭は 顔を上げ唸り声を上げた
剣にすがってた 黒騎士も
酷薄そうな 淡青色の目を上げた
そなたに 我が高慢の賜物の
痛みが担えるとは 思えぬがな
控えなさい と北の魔女
冷えた鉄のような声は ざらついていた
魔王さまがまだ おいでです
その言葉を 合図のように
身体の奥のこごりが 大きく震えた
松明の灯りはまた 暗くなり
血と臓物の匂いは 一層強くまとわりついた
大きな闇の静かな声が 身体の裡から響いた
<つづく>
人気ブログランキング ← おっと静かに、しーーっ。
今日はびっくり話は特にないけど、
詩の方が充分びっくりになってきている(と思う)ので、
お楽しみ下さい~。
さあ今日は、タヴィはどうなるでしょう?
2013年10月1日~ブログ直接投稿 「黒猫タビィの物語」 その22
痛みと恨み 滅する力を・・・
タビィは 耳の奥で
風のような声を 聞いたと思った
けどそれは わき上がる力のうねりに紛れ
すぐに 頭から追い出された
息をついた南の魔女は 口をゆがめた
<つづき>
やれ 今年も賜物はきっかり七人
皆も存外 だらしがないのぉ
誰か二つ三つの賜物 試してみんかね
恍惚としていた 黒魔道士が
唐突に我に返って 口をはさんだ
それで 大罪の重みに自滅しろって?
その後は漁夫の利 やるね婆さん
うずくまってた黒司祭は 顔を上げ唸り声を上げた
剣にすがってた 黒騎士も
酷薄そうな 淡青色の目を上げた
そなたに 我が高慢の賜物の
痛みが担えるとは 思えぬがな
控えなさい と北の魔女
冷えた鉄のような声は ざらついていた
魔王さまがまだ おいでです
その言葉を 合図のように
身体の奥のこごりが 大きく震えた
松明の灯りはまた 暗くなり
血と臓物の匂いは 一層強くまとわりついた
大きな闇の静かな声が 身体の裡から響いた
<つづく>

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