ある深夜に、
ふと目が覚めた。
そして、わかったことがある。
「因縁解脱」&「福徳宝生」の関係だ。
阿含宗の会員さんは、当然わかっていることだが、
私自身は、
これまでも分かっていたつもりだった。
だが、
心から分かっていたのではなかったんだと反省する。
要は分かったならば、
それが行動に移せなければ、
分かったとは言えないということなんだと思う。
阿含宗だけでなく、
多くの神社で、また多くの占い師たちが
毎年お札を出して、お願い事が叶うように、
また、息災・無事を祈るように勧めている。
確かにそうだろうと思う。
幼いころ、
成田山の出すお札が奇蹟的な無事を成就したという、
お札の勧進をする修験の行者の話(口上?)を聴いたことがある。
山から落ちて来た岩石を、
奇蹟的に身代わりになってくれたという話。
それを聞いて、不思議なこともあるなあと思った。
一度や二度はそれもあると思う。
だが、
そうそう何度も繰り返して奇蹟を頂けるものではない。
それは、
助けられるという徳が前提となって、
神仏のおかげを受けることが可能となるからである。
これは阿含宗の方なら、誰も知っていることだ。
他の関係者は、
ひょっとして知らないかもしれないけれども・・・。
私の言いたいのはそうではなくて、
どんなにお札をいただいて、福徳を得ても、
悪因縁が切れないままでは、
福徳をいただいて、幸せになることは難しいということ。
阿含宗の出すお札は、
ご本尊が”釈迦”である。生きたお釈迦である。
だから、
福徳だけではなく、
同時に因縁解脱の力が含まれているのだ。
同時に、
因縁解脱と福徳宝生が功徳が祈られているのだ。
そういうと、
そんなことは前から分かっているよ!
という人もおられるであろう。
だが、
それは違う。
他の神社や教団で出すお札には、
福徳宝生を祈ることは可能だが、
同時に、不徳を消す祈願はこめっれていない。
そこが決定的に違うのだ。
それはなぜかというと、本尊が違う。
全国の神社や仏閣、また他の宗教(キリスト教やイスラム教ユダヤ教など)
には、
不徳(悪因縁を切る)力がない。
あるのはお釈迦様だけであり、
しかもそのお釈迦様の不徳を断つという力を得るには、
お釈迦様の説かれた成仏法を奉持した教団でなければならないからだ。
外のどんな仏教教団にも、
その力(不徳を断つ)を得る法は備わっていない。
それが実際である。
そこで、
阿含宗のお札で服という宝生を祈ることは、
同時に、因縁解脱も祈ることになる。
そこまで言うと、言いすぎだと言われる方には、
一歩譲って、
福徳宝生を祈ると同時に、
不徳を消す(悪因縁解脱)修行を実践することが可能なのだ。
だから、
お札をいただくことは、不徳を断つ祈願の同時祈願をすることなのだ。
そう言えると思う。
これはなんという一挙両得、
一石二鳥ではないか!
なんという、うまい話ではなかろうか。
この話を開祖から最初聞いた時、
上手い話だなあと、私も正直思ったものだ。
だが、
実際に今、実感として理解できるのだ。
正月の三ガ日は、まだ今日まである。
だが、まだお札を申し込まれていない方、
また、
他の祈願のお札を申し込みたいという方がおられる場合は、
1月に修法する機会が残っているので、
大いに安心されていただきたい。
阿含宗のご本尊様は、
円満なる福徳宝生と完璧なる因縁解脱のお力を持っていらっしゃる。
だから、
福徳宝生がそのまま実質的な効ある力となるのである。
奇なるかな、阿含の法!