いよいよわかってきました。
前回も、
浄居天が不還果であると述べましたが、
不還とは阿那含(アナゴン)ですから、
そうすると、
第三禅前後辺りを、須陀唵・斯陀含の地位と、
推理できると考えられます。
ここで、
開祖のご指導内容を思い出したいと思います。
開祖は「シュダオンになると、霊光が出てくる。
弱弱しいけども清らかな光を放つようになる」と。
そして、
「シダゴンになると、徳と力を備えるようになって、
勢いを増す」。
そうご指導されています。
それが、天界二十八天にも言えるのがあるわけです。
例えば、
第二禅天の三位である「少光天」、二位の「無量光天」、
一位の「極光浄天」。
これらは、
光についての天の条件‣証明となっております。
そして、
第三禅の三位「少浄天」、第二位の「無量浄天」、一位「遍浄天」
第四禅になると、八位「無雲天」、七位「福生天」六位「広果天」。
これらは、順序良く、光を放つ、清浄である、そして福を備える。
これらが聖者のシュダオンとシダゴンの条件だというのです。
これが、
師のおっしゃった、「天になる」ということだと思いますね。
結局、
ポイントは「心解脱行」 になるわけです。
禅とは、瞑想の状態を指していますから、その人の心の状態が常に、目指す心に保たれる。
それが目的になるわけですから、
まさに開祖の御指導と一致しているわけです。
まさに開祖の御指導と一致しているわけです。
そのために、
開祖はいろいろと手を配ってくくださってきた。
冥徳供養も、解脱供養も、
そして、他のさまざまな供養も、
みな弟子たちの成仏のため因縁解脱のため。
そして、
護摩法要を営むための勧進も、寄進も、
みんな私たちの因縁解脱・成仏のためなんですね。
そして、
まさに、無想天の魔境を超えて、
はじめてアナゴンに至ると考えられるのです。
ようやく掴めましたね、
アナゴンへの階段を昇る道が。
考えてみると、
「成仏」すること、
言い換えれば、魂の上昇を成し遂げるのは、
至難の技であると感じます。
それを可能にするのは、師の力とご指導なくしては有り得ない。
偉大なる師に出会えたことが、
私たちの人生の成功の全てだと言えるでしょう。
師への報恩に心から感謝!
とりあえず、
今回は、理論的な面で、ここまでとします。