これから、
開祖のご著書である『人間改造の原理と方法』をテキストとして、
話を進めてみたいと思います。
初めに、
こういう言葉で始まっておりますね。
「仏教とは、一言で言うならば、人間改造の方法である。」
こういうはじまりで書き出されております。
「なぜならば、
今ほど人間の改造、社会の改造が要望される時代は無いからである。
そうして、
仏教ほど、高い理念に立って社会の改造をねがわれたお方はないからである。」
そういわれております。
つづいて、
「今や、我々の世界は行き詰っている。世の中がこのままでいいとは、
誰だって思っていやしない。」
「しかし、社会の改造はまず人の改造からはじめられなければならない。
制度をどのように変え、機構をどう変えてみたところで、人が変わらぬ限り、
社会は、結局、元のすがたに帰ってしまう。」
「それは歴史が証明している。人が改造されねばならぬのだ。」
「そうして、仏教ほどすぐれた人間改造の技術は無いのである。」
そういって、
人間改造のシステムとしての方法を説明されている。
それをこれからあなた方とともに読み進めていきたいと思います。
どうぞ、よろしく。
(つづく)