上野公園桜マップに紹介されている「小汐山」と、新宿御苑の「小汐山」(御苑の桜は森林総合研究所多摩森林科学園の勝木俊雄氏が調査し「新宿御苑の桜」という小冊子を出している)との違いに気付いたのは昨年である。
下の写真が上野公園の「小汐山」。
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下が新宿御苑の「小汐山」と小汐山の名札
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写真だけの比較では判別しにくいので、国立遺伝研の資料から「小汐山」の特徴を抜粋してみた。
開花期:4月中旬
花色:淡紅色 花弁(外側)に濃紅色が残る
蕾の色:淡紅色 紅色
花の咲き方:一重咲
花弁の枚数:5枚
花の大きさ:中輪(2.6-3.5cm)
花弁の形:円形(丸形) 楕円形
花序の形:散形状
花柄の長さ:短い0.6-1.0cm 短い0.3-0.5cm
小花柄の長さ:中位2.1-2.5cm 中位2.6-3.0cm
小花柄の太さ:細い
小花柄の毛:無し
ということで、上記の特徴と相違するものは無いかと、30日の取材時に花をマクロで撮ったところ、下記の写真のように、小花柄に「毛」があることを発見した。また、小汐山は山桜系のため、花の咲く時期に茶色の新芽を出すが、上野のそれには見当たらなかった。
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萼筒はむしろ「染井吉野」に近い特徴を示している。
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「御所御車返」→「御車返」、「手弱女」→「苔清水」そして今回と、調べていく過程で真実に行き着くことが出来た。
桜では日本で1,2位を誇る程有名な「上野公園」、やはり専門家による調査が望まれます。
この記事を書きながら、御苑の小汐山の写真をじっくりと見ると、不忍池の陽光近くに似た様な「不明の桜」があり、もしかすると「小汐山」・・・・?、迷宮の桜の旅も面白いものです。
下の写真が上野公園の「小汐山」。
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下が新宿御苑の「小汐山」と小汐山の名札
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写真だけの比較では判別しにくいので、国立遺伝研の資料から「小汐山」の特徴を抜粋してみた。
開花期:4月中旬
花色:淡紅色 花弁(外側)に濃紅色が残る
蕾の色:淡紅色 紅色
花の咲き方:一重咲
花弁の枚数:5枚
花の大きさ:中輪(2.6-3.5cm)
花弁の形:円形(丸形) 楕円形
花序の形:散形状
花柄の長さ:短い0.6-1.0cm 短い0.3-0.5cm
小花柄の長さ:中位2.1-2.5cm 中位2.6-3.0cm
小花柄の太さ:細い
小花柄の毛:無し
ということで、上記の特徴と相違するものは無いかと、30日の取材時に花をマクロで撮ったところ、下記の写真のように、小花柄に「毛」があることを発見した。また、小汐山は山桜系のため、花の咲く時期に茶色の新芽を出すが、上野のそれには見当たらなかった。
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萼筒はむしろ「染井吉野」に近い特徴を示している。
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「御所御車返」→「御車返」、「手弱女」→「苔清水」そして今回と、調べていく過程で真実に行き着くことが出来た。
桜では日本で1,2位を誇る程有名な「上野公園」、やはり専門家による調査が望まれます。
この記事を書きながら、御苑の小汐山の写真をじっくりと見ると、不忍池の陽光近くに似た様な「不明の桜」があり、もしかすると「小汐山」・・・・?、迷宮の桜の旅も面白いものです。