MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

SONY-α380とLUMIX-FZ30の色再現について

2010年04月30日 | あらかると
今年の春はα380を中心に使って撮っているが、昨年はFZ30だった。
昨年も今年も同じような場所で同じような被写体を撮っている。私の周囲のフィールドが変化していないので狙う被写体もさほど変わっていないのである。
このことが今回の色再現の比較に役立ったのである。

アスペクト比が2:3のやや横長の写真がα380で、 3:4の比率のものがFZ-30で撮ったものである。両方とも原画から縮小しただけでコントラストや彩度などの修正は行なっていない。
「長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)」と「柿若葉」の二枚の写真を見ると判るようにα380で撮ったものはやや赤みを帯びた色になっている。SONYの一眼レフはKONICA-MINOLTAを受け継いで作られているので、KONIKAの色再現の特質が引き継がれたのかもしれない。
フィルム時代、サクラカラーは赤色の再現がよく、富士カラーは青系の再現が良かったとされていた。その色再現はデジカメの時代になってからも受け継がれているようなのだ。


上がSONY、下がLUMIX>





参考。Canon PowerShot A650ISで撮ったもの。やや青みがかっている。


色再現については個人の好みかもしれないが、カメラメーカーや機種によって特性があるので、自分好みの色を出すカメラを見つけるのは意外と大変なことかもしれない。

長実雛罌粟の花や葉、柿若葉の若葉や青空はLUMIXで撮ったものが元の色に近く、早春の明るさまでも写し取っている。色再現に濁りがなくすっきりとしていることも私の好みに合っている。
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