MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

エジプトガンの横恋慕??

2012年06月08日 | あらかると

柏市を流れる大津川の橋の上から川面を観察していると、
100mほど先に、カルガモの親子らしきを発見したので、
カメラを向けてみたら・・・
例のエジプトガンがカルガモの親子を追っていた。


親子は右に左に逃げ回っている様子だったが、
エジプトガンから危害を受けているような様子でもなかった。
ただ、カルガモの親の前にカルガモの子がいるということは、
カルガモの親の防御体勢であり、
普通ではないことが感じられた。


もう少し近くで様子を見ようと川土手を歩いていくと、
エジプトガンは相当人間が嫌いな様で、
親子から離れ上流へ移動していった。


カルガモの親子は安心しきったように反対の下流に移動して行った。
下の写真のように、親の後に整列した子が続いていくというのが、
カルガモの親子の姿である。


エジプトガンは不満そうに低い声で鳴きながら、
私からは見えない草陰に逃げ込んでいった。
三白眼のきつい目をしていたのが印象的だった。


が・・・・
それから約10分後、遠くまで避難したと思っていたカルガモの親子は、
エジプトガンの近くに戻っていた(巻頭の写真)。

もしかすると・・・
エジプトガンは雄のカルガモを追い払い、
雌のカルガモに横恋慕していたのかもしれない。
そのように考えると、巻頭の写真のエジプトガンは、
カルガモの親子を見守っているようにも見えるのである。

それを知っていたカルガモは、
巧みにエジプトガンを操っていたのかもしれない。
気性の荒いエジプトガンが近くにいることで、
カルガモの親子にとっては最も危険な敵である、
「カラス」の襲撃を防ぐことが出来ているのであろう。

カラスの多い田園で9羽もの子が無事に育っていることが、
その何よりの証明だと思うが・・・・
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